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第二章 血にまみれた赤ずきん
33.やるしかない sideカリナ
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「えっと……。」
悪いことをするわけでもないのに思わずそろそろと音を立てないようにしてしまう。
(ったく……。あいつら何でもかんでも人に押し付けやがって……。大体、こんなお店だからこそ間違いの起きない女子が行くべきだろ……。)
「おかえりなさいませぇ。希望はございますかぁ?」
突然聞こえてくる甘ったるい声に驚き、声の方向を向くと明らかに胸の開いたドレスを着た女性が受付のような所に立っていた。
着ているドレスが華やかな色なのに反してボロボロだった。
建物が古いことや看板の字が消えかかっていることからもあまり儲かっていないことが察せられる。
(それにしても、メイド喫茶かよ。)
受付から出てくると胸を強調するように押し付けて、腕を組んだ。
気持ち悪いったりゃありゃしない。
素数を数えて必死で現実逃避をする。
彼女の顔の部分だけカナタに変えたり……ああ、ダメだ、胸のサイズが違う……。
(ここまで来たらしゃあない……。やるしかないか……。後でカナタに誉めて貰おう……。)
先程カナタから預かった硬貨を袋に入ったまま取り出し、漫画みたいだなーと思いつつ口を開く。
「うーん、お話が好きな子が良いなぁ……。君みたいな……。」
女好きのする表情に甘ったるい声で言う。
嫌いすぎるこの顔もこういう時は役に立つ。
正直言ってこの声は嫌な記憶を呼び起こすからやりたくはないが、しょうがない。
「ねぇ、教えて欲しいことがあるんだけど……。」
悪いことをするわけでもないのに思わずそろそろと音を立てないようにしてしまう。
(ったく……。あいつら何でもかんでも人に押し付けやがって……。大体、こんなお店だからこそ間違いの起きない女子が行くべきだろ……。)
「おかえりなさいませぇ。希望はございますかぁ?」
突然聞こえてくる甘ったるい声に驚き、声の方向を向くと明らかに胸の開いたドレスを着た女性が受付のような所に立っていた。
着ているドレスが華やかな色なのに反してボロボロだった。
建物が古いことや看板の字が消えかかっていることからもあまり儲かっていないことが察せられる。
(それにしても、メイド喫茶かよ。)
受付から出てくると胸を強調するように押し付けて、腕を組んだ。
気持ち悪いったりゃありゃしない。
素数を数えて必死で現実逃避をする。
彼女の顔の部分だけカナタに変えたり……ああ、ダメだ、胸のサイズが違う……。
(ここまで来たらしゃあない……。やるしかないか……。後でカナタに誉めて貰おう……。)
先程カナタから預かった硬貨を袋に入ったまま取り出し、漫画みたいだなーと思いつつ口を開く。
「うーん、お話が好きな子が良いなぁ……。君みたいな……。」
女好きのする表情に甘ったるい声で言う。
嫌いすぎるこの顔もこういう時は役に立つ。
正直言ってこの声は嫌な記憶を呼び起こすからやりたくはないが、しょうがない。
「ねぇ、教えて欲しいことがあるんだけど……。」
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