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11等星・関係と猫
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次の日、未央ちゃんと教室に入ると大上君の姿があった。
大上君は俺たちを見るなり、すぐに教室を出て行く。
未央ちゃんは大上君を目で追いかけていた。
「未央ちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫」
どこか悲しそうな表情をしていた未央ちゃん、そのままチャイムが鳴り先生が教室に入って授業が始まる。
_______
昼休み、未央ちゃんとお昼ご飯を食べようと捜していると、怒鳴り声が聞こえた。
「いい加減にしろ!俺に関わるんじゃねぇ!」
「何で!昔はそんなこと言わなかったのに…」
体育館の裏で大上と揉め合っていた未央を見つける。
「未央ちゃん!」
「愛救君、どうしてここに」
チッと舌打ちをして大上が愛救の横を通り過ぎる。
「大上君、放課後に話があるんだ」
「…」
愛救を睨みながら、あの女は呼ぶんじゃねぇと言いその場を去る。
「未央ちゃん、大上君と何の話をしていたの?」
「ううん、大したことじゃない」
気にしないでと言って手を握って言う未央、愛救は何かあったらすぐに言ってねと言う。
「...愛救君、大上君のこと、怒らないであげて」
「えっ」
「悪気があったわけじゃないし、愛救君の力になりたいのに、私が邪魔しちゃったみたいで」
ごめんねと言って、泣きそうな顔で走って去ってしまった。
未央ちゃん!?と呼んだが行ってしまった。
「どういうことなんだ」
「雪星先輩と大上先輩、どういう関係なんですかね」
後ろから声がして、叫んで壁に背中をつける。
「うわあああっ!」
「蛇好先輩、俺です」
「かっ、狩馬君!?」
いつの間にと聞けば、さっき来たばかりですと言われる。
「それより、どうしてここに」
「猫を探して、いつもここに居るんですけど」
最近見かけなくてと言い、手には猫じゃらしと猫のおやつらしきものを持っていた。
猫が好きなんだと思いほっこりしてしまう。
「黄色の猫なんですけど、見かけたら教えてください」
「へぇ~、黄色の猫っているんだね」
見てみたいなと呑気に話していると、お腹の虫が鳴りだした。
「ごめん」
「...お昼、よかったら一緒に食べます?」
ありがとうと言って、狩馬君とお昼を共にした。
狩馬君と話しながら沢山話をしていると、ちりんと鈴の音が聞こえた。
「今の...」
「どうかしました」
「いや、鈴の音が聞こえた気がして」
狩馬君が辺りを見渡して、木の上を見ずに戻る。
「木の上に猫は居ないの?」
「いえ、あの猫は高い所が苦手なので」
他の猫かと思ってと言う狩馬君、そんなに沢山いるんだねと言うと
「オリオン先輩にしか懐かない子ばかりで、俺もこの前やっと触らしてくれたんです」
「あのオリオンさんにしか懐かないなんて」
動物も逃げそうなイメージが...と考えてしまった。
「どちらかと言えば人より動物に好かれるタイプですね」
「えっ、そうなの!?」
まぁ、少しすれば分かりますよと言いパンを食べる狩馬君。
まだまだオリオンさんの事が分からないと思いながらお弁当を食べる。
「な~んか、面白くなってきたな」
木の上で水色の猫を抱えて、蛇好たちを見る男の姿があった。
大上君は俺たちを見るなり、すぐに教室を出て行く。
未央ちゃんは大上君を目で追いかけていた。
「未央ちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫」
どこか悲しそうな表情をしていた未央ちゃん、そのままチャイムが鳴り先生が教室に入って授業が始まる。
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昼休み、未央ちゃんとお昼ご飯を食べようと捜していると、怒鳴り声が聞こえた。
「いい加減にしろ!俺に関わるんじゃねぇ!」
「何で!昔はそんなこと言わなかったのに…」
体育館の裏で大上と揉め合っていた未央を見つける。
「未央ちゃん!」
「愛救君、どうしてここに」
チッと舌打ちをして大上が愛救の横を通り過ぎる。
「大上君、放課後に話があるんだ」
「…」
愛救を睨みながら、あの女は呼ぶんじゃねぇと言いその場を去る。
「未央ちゃん、大上君と何の話をしていたの?」
「ううん、大したことじゃない」
気にしないでと言って手を握って言う未央、愛救は何かあったらすぐに言ってねと言う。
「...愛救君、大上君のこと、怒らないであげて」
「えっ」
「悪気があったわけじゃないし、愛救君の力になりたいのに、私が邪魔しちゃったみたいで」
ごめんねと言って、泣きそうな顔で走って去ってしまった。
未央ちゃん!?と呼んだが行ってしまった。
「どういうことなんだ」
「雪星先輩と大上先輩、どういう関係なんですかね」
後ろから声がして、叫んで壁に背中をつける。
「うわあああっ!」
「蛇好先輩、俺です」
「かっ、狩馬君!?」
いつの間にと聞けば、さっき来たばかりですと言われる。
「それより、どうしてここに」
「猫を探して、いつもここに居るんですけど」
最近見かけなくてと言い、手には猫じゃらしと猫のおやつらしきものを持っていた。
猫が好きなんだと思いほっこりしてしまう。
「黄色の猫なんですけど、見かけたら教えてください」
「へぇ~、黄色の猫っているんだね」
見てみたいなと呑気に話していると、お腹の虫が鳴りだした。
「ごめん」
「...お昼、よかったら一緒に食べます?」
ありがとうと言って、狩馬君とお昼を共にした。
狩馬君と話しながら沢山話をしていると、ちりんと鈴の音が聞こえた。
「今の...」
「どうかしました」
「いや、鈴の音が聞こえた気がして」
狩馬君が辺りを見渡して、木の上を見ずに戻る。
「木の上に猫は居ないの?」
「いえ、あの猫は高い所が苦手なので」
他の猫かと思ってと言う狩馬君、そんなに沢山いるんだねと言うと
「オリオン先輩にしか懐かない子ばかりで、俺もこの前やっと触らしてくれたんです」
「あのオリオンさんにしか懐かないなんて」
動物も逃げそうなイメージが...と考えてしまった。
「どちらかと言えば人より動物に好かれるタイプですね」
「えっ、そうなの!?」
まぁ、少しすれば分かりますよと言いパンを食べる狩馬君。
まだまだオリオンさんの事が分からないと思いながらお弁当を食べる。
「な~んか、面白くなってきたな」
木の上で水色の猫を抱えて、蛇好たちを見る男の姿があった。
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