アストロノミー~超新星と呼ばれた十三星座~

リオン・アルバーン

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12等星・都市伝説組

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放課後、教室で大上君を待っているも一向に来る気配がない

「おかしいな、放課後に話があるって言ったのに」

「蛇好先輩、場所・・言ったんですか?」

「…あっ」

忘れてたと言うと、狩馬君はうっかりさんですねと言われて謝る。

「ごめんね、俺」

「いいです、捜しに行きましょう」

僕は食堂側を見てきますと言い、狩馬君は行ってしまった。
俺は反対の円形劇場に向かった。

_______

円形劇場近くを捜していると、走って前を通り過ぎる大上君。

「大上君!?」

「おい蛇野郎、話はまた今度だ!」

そう言って円形劇場に入っていく大上君。
様子がおかしい、何かあったんだと察知して追いかける。

「(なんであんなに急いでいるんだ、ここに何か…)」

隠れながら闘技場内を見れば、大上君と顔のない3mはありそうなスーツ男、横には巫女と白いワンピースを着た女が立っていた。

「誰だあれ、上級生でも見たことない」

「テメェ等!未央をどこにやった!」

「ここに居るよ」

マジシャンのような恰好で、不気味な仮面をつけている男が連れて来たのは、両手を拘束された幼馴染の___

「未央ちゃん!」

俺は大上君の元に駆け寄る、それに驚く大上君と未央ちゃん。

「愛救君!」

「蛇野郎っ!何でここに居るんだよ」

「おや、お友達ですか」

こいつはただの弱っちい蛇野郎だと言う大上君、未央ちゃんは心配そうにこっちを見ていた。
スーツ男は知り合いと言うことにしておきましょうといい、俺を見る。

「もしや、神ですか」

「えっ、あっ、そうですけど」

能力なしですと答えると、大上君に馬鹿正直に答えるんじゃねぇ!と怒られた。

「能力なしなら安心ですね、この子を返して欲しければ」

その神と引き換えですと要求するスーツ男、それに対して話が違うだろ!と言う大上。

「おや、そんな約束しましたか」

約束など破る為にあるものですと笑って言うスーツ男たち。

「こうなったらオメェ等をぶっ飛ばすしかねぇな」

「大上君、まずいよ喧嘩なんて」

「彼奴等は侵入者だ、構わねぇ!」

そう言って大上はスーツ男に殴りかかる、しかしそれを華麗に避けて蹴りを入れられてしまう。

「かはっ、このカオナシ野郎!」

「このレディがどうなってもいいのですか?」

仮面の男が未央ちゃんを縛っている手を引き、首元にナイフを当てる。

「ひっ!」

「やめろ!」

「さぁ、大人しくしてもらいましょうか」

俺はまた何もできないのか...このままだと未央ちゃんと大上君が...そうだ!

「分かった、代わりになるから未央ちゃんを解放してくれ」

「おや、話が早い」

「その代わり、俺の友達にこれ以上手を出さないでくれ」

馬鹿野郎、お前は口出すなと大上君に言われるけど今はそんなことを言ってる場合じゃないだろと言葉を飲み込む。

「...いいでしょう、離してあげなさい」

「了~解」

仮面の男が手を離すと、泣きながら大上に駆け寄る未央。

「大上君!」

「もう大丈夫ぞ、未央」

「感動的ですね...反吐が出る」

大上が何かを察知して未央を抱き締める。

「ぐああああっ!!」

「大上君!?」

大上の肩に何かが刺さる、それは先程、未央の首に当てられていたナイフ。
それを投げたのはスーツ男だった。

「いやあああっ、大上君しっかりして!」

「なんでだっ、手を出さないでくれって言っただろ」

「何を言ってるんですか、そんな約束などしていませんよね」

それにあなた達みたいな、お友達ごっこ・・・は気色悪いと言うスーツ男。

「友達ごっこじゃない!」

「そういう優しさが鼻につくんだ」

そう言ってナイフを投げるスーツ男、俺は避けようとしたが...やめた。

「ぐああああっ!」

「愛救君!?」

左腕にナイフが刺さり、痛みを我慢して抜けば、ポタポタと血が地面に滴った。

「蛇野郎、なんで避けなかった」

「2人に、当たっちゃうから...ぐっ」

「気持ちの悪い、面倒なので殺しちゃって下さい」

八尺様、姦姦蛇螺さんと言うスーツ男、白いワンピースの女と巫女が前に出てくる。

「やっとかよ、待ちくたびれたぜ!」

「ぽっぽっぽ~」

巫女が大きくなり腕が4本生えて、下半身が蛇のようになった。

「そんな…」

「さようなら、蛇神と狼とレディ」

もう駄目だと思い、目を瞑ったその時...
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