アストロノミー~超新星と呼ばれた十三星座~

リオン・アルバーン

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13等星・謎の忍者

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「おいおい、相変わらず卑怯なことすんじゃねぇか」

「えっ」

俺たち前に現れたのは、黄緑色の変わった笠を被った旅人の格好をした男性。
スーツ男は男性を見て驚く。

「何故、お前がここに居る!」

「別にいいじゃねぇか、オイラの勝手だろ」

お前等、オリオンにボコボコにされてまだ懲りねぇのかよと笑って言う男性。
その言葉にブチッと何かが切れるような音がした、スーツ男の頭から黒い液が出ている。

「殺してしまえ!」

八尺様と姦姦蛇螺が旅人の男性に襲い掛かる。

「危ない!」

「全く、どこが紳士だよ」

バサッと服を脱いだと思ったら、忍者の姿に早変わりしていた。
男性は八尺様と姦姦蛇螺の攻撃を避けて、謎の玉を投げると白い煙が出た。

「くそっ、煙幕か!」

「けほっけほっ、何も見えない」

「よっと、行くぞ」

俺と大上君を担いで出口まで運んでくれた、すぐに下ろされて未央ちゃんを心配する男性。

「お嬢ちゃん、大丈夫か?」

「はい、でも大上君と愛救君が」

「心配せずとも平気さ、ここから出るなよ」

とりあえず寺さんが来るまで時間は稼ぐからよと言って闘技場内に戻ってしまった。
大上君は気を失っていた、俺はナイフを抜いて持っていたハンカチで大上君の腕を止血処置した。

「これで大丈夫、未央ちゃん、大上君を頼むよ」

俺は未央ちゃんの制止を無視して行った、大上君と未央ちゃんにこんな事をしたんだ、絶対に許せない!

「忍者さん!」

「何してんだ、さっさと戻れ!」

愛救の方に八尺様と姦姦蛇螺の攻撃が当たりそうになり、男性は愛救を抱えて避ける。

「お前っ、人の話聞いてたか!」

「すみません、俺にも手伝わせて下さい」

「は~っ、1年坊主の力は要らねぇの」

さっさと戻って大人しくしてろと言われる、それでも力になりたいと言う愛救。
男性は溜息をついて、とりあえずこれ持っとけと言われて受け取ったのは...

「これは?」

「えっ、お前‘苦無’も知らないの」

たっく、最近の若いのはと言う男性。

「いいか、それを無闇に投げるなよ」

素人に持たせたくはないんだけどと言い、男性は煙玉を再び持つ。
俺に苦無を渡していてくれたはいいが、煙玉だけでどうやって戦うのだろう。

「安心しろ、オイラはつえーから」

それを使わせるようなことは絶対しねぇからよと言う男性。

「コソコソ喋んじゃねぇ!」

耳障りなんだよと言い攻撃を仕掛ける姦姦蛇螺、愛救と男性が構えた時。
姦姦蛇螺の顔に何かが当たり倒れる。

「うぐぁっ!」

「ぽっぽぽーっ!?」

「姦姦蛇螺さん!」

男性は苦笑いでこれはまずいなと言い、ゆっくり西側の入り口に視線を送る。
愛救も見ると、そこに立っていたのは...

「お前等、私の学園で何をしている」

目がきっとしているオリオンだった。

「ちっ、撤収しますよ」

「逃がすか」

謎の黒いホールで逃げて行ったスーツ男たち、オリオンはまた逃がしたかと言い投げた物を回収しようとする。
隣に居た男性は体を震わして、オリオンの元に駆け寄る。

「オリオンちゅわ~ん!」

オリオンは真顔で男性の足を引っ掛けて転ばした。それでも何事もなかったかのように愛救の元に向かう。

「どうしてこうなったかはまた後で聞く」

今すぐに保健室に行くぞと言われ、未央たちの元に向かう。

「大丈夫か、怖い思いをさせて済まない」

保健室まで連れて行くと言って未央を抱えるオリオン。

「わっ、私は大丈夫です!大上君が」

「英理空、大上を運べ」

任せろ!と言って西側から入って来た五角先輩、後ろから烏野先輩が嫌な顔をして入って来た。
それを見て男性はニコニコして手を振っていた。

「羽白、愛救を頼む」

「分かった、それとこの馬鹿・・はどうすんだ」

そう言って忍者さんを見て言う烏野先輩、いつもあんなに明るいのに、今は敵を見るような目だった。

「なんだよ、折角お前の後輩を助けてやったのにその言い草は」

先輩だぞと言い烏野先輩の頭を撫でる、やめろこのアホ!と言って手をすぐに叩く烏野先輩。

「俺っちはお前を先輩だなんて思ったことねぇ!」

「え~っ、オイラ悲しい」

思ってもいねぇことをと今にもキレそうな烏野、男性は烏君怒っちゃう?とおちょくる。
愛救はそんな光景を目の前で見て、慌てて間に入って止めようとした時。

「いつまで喋ってるつもりだ、お前等!」

後輩が怪我しているのに、喧嘩して...と少しドスの効いた声で言うオリオン。
羽白はすぐに愛救を抱えて、オリオンの元に向かう。

「わりぃ」

「行くぞ」

そう言って愛救たちを保健室に運んだオリオンたち、その後ろを付いて歩く男性。
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