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3等星・パーティーと再会 その1
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その後、ゼウスは合格者だけにある箱を用意した、箱に付いていたタグに名前が書かれていた。
俺っちと英理空が箱を開けると、スーツが入っていた。
オリオンも箱を開けてすぐに閉める、嫌そうな顔をして箱を睨みつけていた。
「俺っちたちはあっちで着替えっから、オリオンはここで着替えろ」
「ああ、助かる」
隣の空き教室でスーツに着替え、しばらく待つ。
3回ノックされて、ドアを開けるとエメラルド色のドレスを着て、少し高めのヒールを履き、滅多にしないメイクをして立っているオリオン。
似合ってると言おうとした時、放送で体育館に集まるように言われた。
「タイミングのわりぃ放送だな」
「オリオン!手を持つか!」
「平気だ」
俺っちたちは体育館に向かった。
_______
体育館に着くと、中はいつの間にか舞踏会のようになって、天井にはシャンデリアが吊るされていた。
周りには全く知らない神ばかりが集まって、テーブルには料理や飲み物が並べられていた。
「どういうことだよこれ、完全にパーティーじゃねぇか」
「凄い!あんなに大きな神様みたことがない!」
「...」
オリオンは深呼吸をし、ヒールを鳴らして入る。
すると視線がこっちに集まり、神々がオリオンを見て驚く。
「凄い綺麗な子」
「お姫様みたい」
俺っちたちもオリオンを追いかけるように中に入る。
あちこち見渡していると、さっきオリオンに手合わせをしろと言っていた男も居た。
「英理空、あの野郎も居るぜ」
「さっきの合格者だけが集められているみたいだが」
知らない者ばかりだな!と言う英理空の手を見ると、皿の上に料理を乗せていた。
いつの間に取っていたんだよとツッコんでいたら、オリオンが大きな神と話をしていた。
「...彼奴も大変だな」
「オリオンのことか!」
ああやって苦手なはずの神と知り合いでと言えば、大きな神が嬉しそうに何かを話している。
オリオンは何かを断っていた、その横に別の神が来ると、お辞儀をしてその場を去る。
「俺っち、オリオンの所に行ってくる」
「んっ、わかった!」
オリオンを捜していると、また別の神と話していた。
少し離れた所からジュースを飲みつつ見ていると、さっきと同じ様に神が現れるとお辞儀をしてその場を去った。
「ったく」
俺っちはジュースを持ってオリオンを追う。
廊下に出た所で見失ってしまった、どこにいるか捜すと声を掛けられる。
「誰を捜しているんだ?」
「オリオン!」
お前を捜していたんだと言いジュースを渡す、オリオンは助かると言い飲む。
無理して神なんかと関わろうとしなくていいんだぜと言えば、神と関われる良い機会だからなと返した。
違う...こいつ、オリオンじゃねぇ!
「お前誰だ?」
「何を言ってる、私はオリオンだ」
「とぼけんな、オリオンは神と関わるの1番苦手としてんだ」
神と関われること自体良いとは思わねぇよ!と言えば、そいつは笑って煙に包まれた。
煙にむせていると、姿が消えた。
「なんだよ今の…」
とりあえず、急いでオリオンを捜さねぇと!と廊下を走った。
_______
その頃、オリオンは渡り廊下の窓から外を見ていた。
すぐに気配に気付き、後ろを振り返るとそこに立っていたのは。
「羽白、何故ここに居る」
「お前が心配で来たんだよ」
ほれ、ジュースと言いオリオンは受け取る。
しっかし、流石に疲れるなと溜息交じりにいう羽白。
「なぁオリオン」
「なんだ?」
羽白はオリオンの手を握り、凄く綺麗だぞと言う。
そうかと返して羽白を見上げる、オリオンに顔を近付けようとした時。
「オリオン!?」
突然、羽白がもう1人現れた。
すると隣に居た羽白がオリオンの手を引く。
「逃げるぞオリ...うぉっ!?」
手を掴んでいた羽白が背負い投される。
投げられて痛がっている羽白、後から現れた羽白を交互に見るオリオン。
「おいオリオン、無事か!」
「平気だ、一応聞くが羽白」
私が最近習慣としてやっていることはなんだ?と聞かれて、それは簡単だと言う投げられた方の羽白。
そして出した答えが...
「読書!」
「...お前は」
「あ~っ、笑顔の練習」
後から現れた羽白の肩に手を置き、やはり本物だなと言うオリオン。
何で!?と驚く偽物、その後ろから白髪で左右に赤と青のヘアピンを付け、市松模様が描かれた着物の男にハリセンで叩かれた。
「いって~っ」
「いつまでその恰好でいるんだ」
「なんだよ、折角オリオンといい雰囲気になったのに」
ちぇっと言って煙に包まれる偽物、そして姿を現したのは黄緑の変わった竹笠を被り、淡い緑の肌、顔には歌舞伎のような赤い線が描かれて、忍者の服を着ていた男。
その姿を見てオリオンは驚き、そいつに駆け寄った。
「お前、河太郎なのか?」
「そうだぜ、久しぶりだな」
オリオンと言って竹笠を少し上にあげてウインクする。
それにオリオンは嬉しそうに久しぶりといい、両手を掴む。
「それじゃあ、隣は木綿か」
「正解、久しぶりオリオン」
元気だったかと聞かれて、ああ、河太郎たちのおかげでなと言うオリオン。
どういうことだ、さっきまで不審者だと思っていた奴等が知り合いらしい。
「さっきは済まないな、投げ飛ばして」
「気にすんなよ、オイラ前より丈夫だし」
「このパーティーに参加しているってことは...」
オリンピアに出るんだなと言われる。待て待て、俺っちを置いて話を進めるな!
俺っちはオリオンの横に立って聞いた。
「オリオン、こいつ等は誰なんだ?」
「そうか、話していなかったな。こっちは私の...」
「俺は反白 木綿、それでこいつが」
「オイラは九千坊 河太郎、オリオンの花婿だ。」
オリオンを抱き寄せて言う河太郎と呼ばれる男。
その言葉に驚いていると、違うだろと言われオリオンと木綿と呼ばれる男に叩かれる。
「いててっ、だってよぉ~、オイラたちのオリオンが小学校の時より綺麗になっちまったんだぜ」
「確かに、美人になったな」
あのまま神隠ししちまえばよかったなとオリオンを見て言う河太郎、俺っちはそれを聞いてそいつから引き離す。
すると河太郎は口笛を吹いた。木綿にお前、嫌われるぞと言われる。
「なんだよ、冗談なのに」
「オメーなんか信用できるか!」
「やめろお前等」
オリオンが間に入り止められる、ふと思い出したかのようにそう言えば獅子丸はどうした?と聞く。
木綿にさっき料理食べてたと返され、そうかと何故か安心しているオリオン。
「今のお前をみたらきっとカチコチに固まるだろうな」
「おーい!オリオン!羽白!」
「英理空、お前さっきまで食っていたんじゃ...隣の誰だ?」
英理空の隣には天パで黒髪の男、犬のように尻尾が生えていた。
俺っちたちを見て、挨拶をする。
「初めまして!俺は富盛 獅子丸、よろしく!」
「獅子丸、久しぶりだな」
オリオンが近付いて獅子丸の手を握る、それに驚きもしかして...と言った瞬間、顔を真っ赤にする。
大丈夫か?と声を掛けると、我に返り慌てて木綿の後ろに隠れる。
「なんだ獅子丸、恥ずかしがって」
「だっ、だってオリオンが、すっごく可愛くなってるんだぞ!」
「知り合いなのか?」
「ああ、小学生の頃のな」
もうちょっと背が大きかったらよかったと身長を気にしていた獅子丸。
オリオンはそんな事を気にしなくたっていいぞ、私はお前等に逢えて嬉しいと微笑む。
「はぁ~っ、可愛いなオリオン」
「相変わらずの天然だな」
「俺も嬉しいぞ!」
オリオンは分かっていないだろうが、俺っちはすぐに気付いた。
こいつ等、オリオンのこと好きだってことに。
「そういえば、そこの2人とはどういう関係なんだ?」
「私の友人だ」
「烏野羽白...よろしく」
「俺は五角英理空!よろしく!」
友人ねと言い、俺っちたちを見る。
河太郎は俺っちに近付いて肩に手を置いて、他には聞こえないように耳元で言った。
「先に言っておく、お前等にオリオンを渡す気はねぇから」
「っっ!?」
驚いて河太郎を見ると、ニヤリと笑って離れる。
渡り廊下にあった時計を見て、そろそろかと言って2人の元に戻る。
「そんじゃ、オイラたちは戻らねぇと」
「もう行くのか」
あの人に怒られっからと笑って言う河太郎、先生によろしく言ってくれというオリオンに勿論と返す。
またな!と言い、その場を去る彼奴等。
俺っちと英理空が箱を開けると、スーツが入っていた。
オリオンも箱を開けてすぐに閉める、嫌そうな顔をして箱を睨みつけていた。
「俺っちたちはあっちで着替えっから、オリオンはここで着替えろ」
「ああ、助かる」
隣の空き教室でスーツに着替え、しばらく待つ。
3回ノックされて、ドアを開けるとエメラルド色のドレスを着て、少し高めのヒールを履き、滅多にしないメイクをして立っているオリオン。
似合ってると言おうとした時、放送で体育館に集まるように言われた。
「タイミングのわりぃ放送だな」
「オリオン!手を持つか!」
「平気だ」
俺っちたちは体育館に向かった。
_______
体育館に着くと、中はいつの間にか舞踏会のようになって、天井にはシャンデリアが吊るされていた。
周りには全く知らない神ばかりが集まって、テーブルには料理や飲み物が並べられていた。
「どういうことだよこれ、完全にパーティーじゃねぇか」
「凄い!あんなに大きな神様みたことがない!」
「...」
オリオンは深呼吸をし、ヒールを鳴らして入る。
すると視線がこっちに集まり、神々がオリオンを見て驚く。
「凄い綺麗な子」
「お姫様みたい」
俺っちたちもオリオンを追いかけるように中に入る。
あちこち見渡していると、さっきオリオンに手合わせをしろと言っていた男も居た。
「英理空、あの野郎も居るぜ」
「さっきの合格者だけが集められているみたいだが」
知らない者ばかりだな!と言う英理空の手を見ると、皿の上に料理を乗せていた。
いつの間に取っていたんだよとツッコんでいたら、オリオンが大きな神と話をしていた。
「...彼奴も大変だな」
「オリオンのことか!」
ああやって苦手なはずの神と知り合いでと言えば、大きな神が嬉しそうに何かを話している。
オリオンは何かを断っていた、その横に別の神が来ると、お辞儀をしてその場を去る。
「俺っち、オリオンの所に行ってくる」
「んっ、わかった!」
オリオンを捜していると、また別の神と話していた。
少し離れた所からジュースを飲みつつ見ていると、さっきと同じ様に神が現れるとお辞儀をしてその場を去った。
「ったく」
俺っちはジュースを持ってオリオンを追う。
廊下に出た所で見失ってしまった、どこにいるか捜すと声を掛けられる。
「誰を捜しているんだ?」
「オリオン!」
お前を捜していたんだと言いジュースを渡す、オリオンは助かると言い飲む。
無理して神なんかと関わろうとしなくていいんだぜと言えば、神と関われる良い機会だからなと返した。
違う...こいつ、オリオンじゃねぇ!
「お前誰だ?」
「何を言ってる、私はオリオンだ」
「とぼけんな、オリオンは神と関わるの1番苦手としてんだ」
神と関われること自体良いとは思わねぇよ!と言えば、そいつは笑って煙に包まれた。
煙にむせていると、姿が消えた。
「なんだよ今の…」
とりあえず、急いでオリオンを捜さねぇと!と廊下を走った。
_______
その頃、オリオンは渡り廊下の窓から外を見ていた。
すぐに気配に気付き、後ろを振り返るとそこに立っていたのは。
「羽白、何故ここに居る」
「お前が心配で来たんだよ」
ほれ、ジュースと言いオリオンは受け取る。
しっかし、流石に疲れるなと溜息交じりにいう羽白。
「なぁオリオン」
「なんだ?」
羽白はオリオンの手を握り、凄く綺麗だぞと言う。
そうかと返して羽白を見上げる、オリオンに顔を近付けようとした時。
「オリオン!?」
突然、羽白がもう1人現れた。
すると隣に居た羽白がオリオンの手を引く。
「逃げるぞオリ...うぉっ!?」
手を掴んでいた羽白が背負い投される。
投げられて痛がっている羽白、後から現れた羽白を交互に見るオリオン。
「おいオリオン、無事か!」
「平気だ、一応聞くが羽白」
私が最近習慣としてやっていることはなんだ?と聞かれて、それは簡単だと言う投げられた方の羽白。
そして出した答えが...
「読書!」
「...お前は」
「あ~っ、笑顔の練習」
後から現れた羽白の肩に手を置き、やはり本物だなと言うオリオン。
何で!?と驚く偽物、その後ろから白髪で左右に赤と青のヘアピンを付け、市松模様が描かれた着物の男にハリセンで叩かれた。
「いって~っ」
「いつまでその恰好でいるんだ」
「なんだよ、折角オリオンといい雰囲気になったのに」
ちぇっと言って煙に包まれる偽物、そして姿を現したのは黄緑の変わった竹笠を被り、淡い緑の肌、顔には歌舞伎のような赤い線が描かれて、忍者の服を着ていた男。
その姿を見てオリオンは驚き、そいつに駆け寄った。
「お前、河太郎なのか?」
「そうだぜ、久しぶりだな」
オリオンと言って竹笠を少し上にあげてウインクする。
それにオリオンは嬉しそうに久しぶりといい、両手を掴む。
「それじゃあ、隣は木綿か」
「正解、久しぶりオリオン」
元気だったかと聞かれて、ああ、河太郎たちのおかげでなと言うオリオン。
どういうことだ、さっきまで不審者だと思っていた奴等が知り合いらしい。
「さっきは済まないな、投げ飛ばして」
「気にすんなよ、オイラ前より丈夫だし」
「このパーティーに参加しているってことは...」
オリンピアに出るんだなと言われる。待て待て、俺っちを置いて話を進めるな!
俺っちはオリオンの横に立って聞いた。
「オリオン、こいつ等は誰なんだ?」
「そうか、話していなかったな。こっちは私の...」
「俺は反白 木綿、それでこいつが」
「オイラは九千坊 河太郎、オリオンの花婿だ。」
オリオンを抱き寄せて言う河太郎と呼ばれる男。
その言葉に驚いていると、違うだろと言われオリオンと木綿と呼ばれる男に叩かれる。
「いててっ、だってよぉ~、オイラたちのオリオンが小学校の時より綺麗になっちまったんだぜ」
「確かに、美人になったな」
あのまま神隠ししちまえばよかったなとオリオンを見て言う河太郎、俺っちはそれを聞いてそいつから引き離す。
すると河太郎は口笛を吹いた。木綿にお前、嫌われるぞと言われる。
「なんだよ、冗談なのに」
「オメーなんか信用できるか!」
「やめろお前等」
オリオンが間に入り止められる、ふと思い出したかのようにそう言えば獅子丸はどうした?と聞く。
木綿にさっき料理食べてたと返され、そうかと何故か安心しているオリオン。
「今のお前をみたらきっとカチコチに固まるだろうな」
「おーい!オリオン!羽白!」
「英理空、お前さっきまで食っていたんじゃ...隣の誰だ?」
英理空の隣には天パで黒髪の男、犬のように尻尾が生えていた。
俺っちたちを見て、挨拶をする。
「初めまして!俺は富盛 獅子丸、よろしく!」
「獅子丸、久しぶりだな」
オリオンが近付いて獅子丸の手を握る、それに驚きもしかして...と言った瞬間、顔を真っ赤にする。
大丈夫か?と声を掛けると、我に返り慌てて木綿の後ろに隠れる。
「なんだ獅子丸、恥ずかしがって」
「だっ、だってオリオンが、すっごく可愛くなってるんだぞ!」
「知り合いなのか?」
「ああ、小学生の頃のな」
もうちょっと背が大きかったらよかったと身長を気にしていた獅子丸。
オリオンはそんな事を気にしなくたっていいぞ、私はお前等に逢えて嬉しいと微笑む。
「はぁ~っ、可愛いなオリオン」
「相変わらずの天然だな」
「俺も嬉しいぞ!」
オリオンは分かっていないだろうが、俺っちはすぐに気付いた。
こいつ等、オリオンのこと好きだってことに。
「そういえば、そこの2人とはどういう関係なんだ?」
「私の友人だ」
「烏野羽白...よろしく」
「俺は五角英理空!よろしく!」
友人ねと言い、俺っちたちを見る。
河太郎は俺っちに近付いて肩に手を置いて、他には聞こえないように耳元で言った。
「先に言っておく、お前等にオリオンを渡す気はねぇから」
「っっ!?」
驚いて河太郎を見ると、ニヤリと笑って離れる。
渡り廊下にあった時計を見て、そろそろかと言って2人の元に戻る。
「そんじゃ、オイラたちは戻らねぇと」
「もう行くのか」
あの人に怒られっからと笑って言う河太郎、先生によろしく言ってくれというオリオンに勿論と返す。
またな!と言い、その場を去る彼奴等。
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