アストロノミー~星火燎原~

リオン・アルバーン

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18等星・再会と最後の難関

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オリオンと大きな穴から離れ、入り口のような場所を通る。
その先には他の参加者がいた、どうやらここが最後の難関の場所らしい。

「烏野君、大丈夫か?」

「クー・フーリン、ああ、大丈夫だぜ」

よかった、ぶつかてしまった時はまずいと思っていたが、オリオンが俺たちを抱えて助けてくれたんだと言うクー・フーリン。
偶然だというオリオン、左腕を見れば血が出ていた。

「おいオリオン、その腕」

「少し掠っただけだ、気にするな」

いや気にするなって言われても...と言おうした時、ある男がこっちに近付いて来た。
彼奴はパーティーで俺っちに化けた___

「確か、河童太郎」

「河太郎だ、アホ烏君」

なんだと!?と怒る羽白、や~い、アホ烏と煽る河太郎。
それに対して2人の額にデコピンするオリオン、バチンッと痛い音がした。

「何をしてんだ、お前等」

「いってぇ!」

「オリオン、もうちょっと加減してくれよ」

俺っちは額を押さえてしゃがむ、河童野郎は痛そうな顔をして額を擦る。
オリオンは真顔で立っていた、その騒ぎに駆け寄る英理空と木綿たち。

「大丈夫か!」

「俺っちは平気」

「次は何をしたんだ?」

「揶揄ってやっただけ...それとオリオン」

なんだ?と河太郎の方を向くと、口に何かを入れられ、人差し指で唇を押さえられる。
口の中で転がした、驚いた顔をして食べ終えると指を離された。

「甘いか?」

「んっ、金平糖か」

「そうそう、オリオンが好きだった」

「...ありがとうな」

河太郎は疲れた時は甘味が1番だと笑って言う、オリオンは秘薬も助かったと話す。
俺っちが何のことだと聞くと、河童野郎の後ろから怒鳴り声がした。

「おい九千坊、何をしている」

「げっ、小鎌先輩」

河童野郎の後ろには、白い仮面を付けている男や白い女など仲間が集まってきた。
俺っちと英理空はオリオンの横に立って睨む。

「そいつは半神半人、俺たちの敵だ」

「頭硬いんだから、オリオンはオイラの花嫁なの」

「「えっ」」

俺っちと英理空は驚かなかったが、河童野郎の仲間は驚いていた。
オリオンが溜息をつき、河童野郎を肘で突く。

「いてっ」

「違う、小学校の時の知り合いだ」

オイラの花嫁になるのは変わらねぇだろと言う河太郎、勝手に決めるなと返すオリオン。
俺っちは残念だったなと言ってやると、ムカつくといい俺っちを睨む河童野郎。
お前、いい加減に...と小鎌と呼ばれる男が怒ろうとしたが、白い仮面の男が被せるように笑って言った

「はっはっはっ、違うのか。儂はてっきり嫁だと思ってしまったわい」

「おい、相模坊、笑ってる場合か」

「いいじゃないか、河太郎の友人なんだ」

ちょっくら失礼と言い、オリオンの前に立つ。
着物の袖に隠していた手を出す、そのまま疑わずに握るオリオン。

「儂は白峰相模坊。妖夜行学園の4年だ、よろしく」

「私はオリオン。星河一天学園の1年、よろしく」

相模坊が、本当に河太郎のお嫁じゃないの?と聞いてくる。
違うと返すオリオン、それに対して酷い!と言う河太郎。
手を離し、事実だと話すと後ろからある男が現れる。

「オリオン、無事だったか」

「ギリアム、お前等も平気か?」

天使には会わずにここまで来れたと話すギリアム、それならよかったと言うオリオン。
ギリアムがオリオンの腕を引き、左腕に包帯を巻く。

「貴様、これから最後の難関だというのにこの怪我は」

「掠り傷だ」

「馬鹿者、怪我を甘く見るな」

包帯を巻き終えると、河太郎がオリオンの後ろに立つ。
ギリアムが誰だ貴様はと聞く、花婿の九千坊河太郎と名乗った。
違う、ちゃんと自己紹介しろとオリオンに言われる。

「俺はギリアム、悪魔学園の2年だ」

「へぇ~っ、悪魔か。オイラは九千坊河太郎、妖夜行学園2年だ」

俺っちは気付いちゃいけねぇものに気付いちまった...彼奴等、お互いに嫌なオーラを出し合っている。
しかも、オリオンはその間で仲良くしろと言う。
無理無理無理、出会いの第一印象が最悪だと仲良くなんてできねぇだろっと心の中で突っ込んだ。

「オリオン!あっちで何か始まるみたいだぞ!」

「ゼウスの放送があるんだって!」

英理空っ、獅子舞先輩っ、ナイスタイミングッ!とガッツポーズした。
俺っちが早く行ってみようぜ!と言い、オリオンを抱えてその場を離れた。

「悪魔君、オリオンに手を出したら許さねぇから」

「それはこっちの台詞だ、河童」

河太郎は相模坊の元に行き、ギリアムは仲間の元に戻った。
2人は互いに気が合わねぇと思った。
それを見ていたクー・フーリンは、オリオンは知り合いが多いんだなと思っていた。

_______

ヘルメスがスクリーンの準備を終えて、映像を映し出す。
そこにはゼウスが王座に座って酒を飲んでいた。

「皆、やっと最後の難関に着いたの?」

おっそいよと笑って言うゼウス、酔っ払っているなと言うオリオン。
その場に居た参加者はめっちゃ腹立つと心の中で思った。
ゼウス様、早くご説明をと笑顔で言うヘルメス。

「そうだね、皆、ここまでよく来れた。この先が皆が目指したデルポイだよ...ただし、全員生き残れればの話だけど」

「どういうことだ?」

「...!来る」

オリオンは俺っちの腕から下りて、持っていた棒を出して、大きな穴近くの壁を壊し始めた。
何やってんだと聞こうとした時、河童野郎と鰐男もオリオンと共に壁を壊して入り口を塞いだ。
他の参加者が驚いていると、オリオンが叫んだ。

「早く行け!ぐずぐずしていると死ぬぞっ」

「オリオン、説明しろよ」

何が来るんだよと聞くと、洞窟内が一気に熱くなる。
英理空が能力を使い、俺っちとオリオンを抱えて走り出す。
他の参加者も走り出す、ちゃんと説明しろと言うとオリオンが恐ろしい事をいった。

「溶岩だ。この洞窟を最後の難関に選んだのは、人数を一気に減らすためだろう」

「ありえねぇ」

そういうことだ、烏君と言い、英理空の隣を走る河太郎。
僕と河童君が気付いたのは、体温が一瞬で変わったからだよと言い反対側を走るセべク。

「流石鰐君!まっ、急いでここを出ねぇとな」

「そうだね、巻き込まれたら一溜まりもないから」

洞窟が崩れ始め、上から岩が降ってくる。
英理空が避けて行き、大丈夫かと心配して俺っちたちを見る。
その時、頭上に大きめの岩が降ってきたが、河童野郎と鰐男が岩を殴って砕いた。

「助かった!」

「いいってことよ」

走っていると、目の前には先の見えない階段があった。
オリオンが英理空、私と羽白を下ろせと言えば、分かった!と返して下ろしてもらい階段を駆け上がった。

最後の難関・ファラリスのトンネル
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