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第二十四話
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「え……?」
すぐさま素敵な提案をスノウマリーに聞かせようと、体ごとスノウマリーへ向けるとスノウマリーの後ろに思いがけない人物が立っていた。その人物は手に刃物を持っており、まさにスノウマリーを背後から刺そうとする瞬間にリディアリアが振り向いたのである。
普段なら気づくであろう足音も、いまだに残る耳鳴りのせいで聞こえなかった。臭いも同様で、ここら一体は鉄臭が漂っている。ウルフほど嗅覚が鋭くないリディアリアには微細な変化を感じ取ることができなかった。そしてリディアリアは敵はもういないと思い込んでいた。そのせいで、危機感知能力を鈍らせてしまったのだ。その証拠にリディアリアの得物である槍は、置いてきてしまっている。
戦争中なら絶対におかすことのなかったミスを幾つもおかしてしまった。
全てリディアリアの失態から生まれたものである。
その失態のせいで、スノウマリーに傷をつけるわけにはいかない。
瞬時にそう判断をしたリディアリアは、思い切りスノウマリーの腕を自身の方へと引っ張った。力加減を気にすることなく行ったせいで、スノウマリーは地面へ倒れることとなったが、それでも背中を刺されるよりは幾分かマシだろう。
そう思うと同時に、リディアリアの脇腹が熱を帯びた。
「っぅ、…………」
熱を帯び、徐々に脳へ痛みがあることを伝えてくる。脇腹を一瞥すれば、スノウマリーを刺そうとしていた短剣が生えていた。短剣を伝い、ぽたぽたと地面へ真っ赤な血が落ちていく。血は着ていた服を汚し、範囲を広げていった。
茫然としているスノウマリーに逃げるように叫ぶが、いきなりのことすぎて頭がついていかないのだろう。胃からせり上がってくる熱いものをどうにか留まらせ、魔法を使った。
「《魅了》、スノウマリー、立って逃げなさい! ライトニングたちの元へ!!」
《魅了》は同姓には効きにくいが、魔力をたくさん上乗せすれば効かないことはない。人族たちの間では誘惑する魔法だといわれているが、実際は心に自身の伝えたいことを訴えかける魔法。誘惑しているように見えるのは、そのためだろう。
スノウマリーはリディアリアにいわれた通り立ち上がると、震える足でライトニングたちの元へ走っていった。その足音が遠ざかること安堵し、いまだに短剣の柄を持ったままの人物、アストを睨みつけた。
「スノウマリーに氷漬けにしておいてって頼んでおくべきだったわ」
油断していた。この一言に尽きる。
大量の血を流し、左手を失ったアストが短時間で意識を取り戻すはずがないと踏んでいた。
「残念だったなァ? だかな、俺ァ魔核を失って帰るわけにゃ、いかねェのよ。スノウマリーでもお前でもいい。その魔核よこしなァ!!」
アストはリディアリアから短剣を引く抜くと、再びリディアリアの体に突き刺そうとした。けれど簡単にやられるほどリディアリアは弱くない。
痛みを無視して、体をひねってよけるとアストから距離をとった。動くたびに脇腹から血がぽたり、ぽたりとあふれ出す。自然と足元には血だまりが出来ていった。動いた反動からか、胃からせり上がってくるものを抑えきれず、その場で吐いてしまう。
「ごほっ、ぁ、……はぁ」
口の中に鉄臭が広がる。
(……気持ち悪い)
鉄臭にさらに吐き気を催されるが、そこはぐっと堪える。口元を汚した血を袖で拭い、アストの動向に目を向けた。
(魔法は一回使ってしまった。ライトニングに許されているのは、一週間に一度の魔法だけ。これを破ってしまえばさらに寿命が縮むか、もしくは――)
幸い今週はまだ《吸収》の魔法でディティラスから魔力をもらっていなかった。だから魔核にさほど影響を及ぼすこともなく、スノウマリーに魔法をかけることができた。しかしここから連続して使うとなると、リディアリア自身でも魔核がどうなってしまうのか、想像ができない。
しかし残念なことに、リディアリアは武器を持っていない。いくら実力差があるとはいえ、武器を所持していない上に怪我をしているとなれば、些か分が悪い。それに長引けば長引くほどリディアリアの不利になる。アストは左手を失っていても、止血は施されている。対してリディアリアは血を流し続けていた。
多少体術の心得があっても、この怪我では満足に動けない上に、下手すれば出血量が多くなる。そうなると、体術で戦うのは危険であった。
一秒、また一秒と時が経つにつれ、頭をぼうっとし、思考が正常に回らなくなる。
ライトニングたちの応援を待ってもいいが、それまでリディアリアが持つかどうかが怪しかった。
(魔核が壊れないギリギリで魔法を使うしかないか)
朦朧とする意識を保つために、唇を歯で噛みしめる。
せっかく魔物が魔族に戻れることが判明したのだ。上手くいけばリディアリアの魔核を他の魔核へ取り換えることができるかもしれない。その確率があがったのだ。
(今、ここで死ぬわけにはいかない!!)
魔法を使うのは一度きり。それ以上は使わないようにする。
自身の中でそう決めて、リディアリアへ攻撃をしようと一歩踏みだしたアストを見る。
タイミングよく使えば、魔法を行使時間は短くて済む。ならば今リディアリアが行うことはなるべく攻撃を最小限の行動で避けて、ライトニングたちが来るまで魔法で足止めをすることだ。
行きでかかった時間と、スノウマリーがライトニングたちを探す時間を踏まえても、二十分はかかるとみておいた方がいいだろう。
脇腹を左手で押さえながら、いつでも魔法を放てるよう準備をする。
(低出力ならギリギリ大丈夫そう……かな)
相手は異性。リディアリアが使う魔法と相性がいい。
しかしここで油断してはいけない。魔核という器官は臓器の中でも特殊な立ち位置にある。リディアリアの体が子どもの姿になってしまったのも、魔核の半壊と体が疲弊してしまったことによる反動だ。魔核が今の体形では維持できないと判断したことから、子どもの姿になってしまったのだろうと考えることができる。
魔族は基本的に人族よりも長命で、回復力も早い。それは一重に魔核という器官があるからだ。魔法を放つ以外はあまり使わない魔力を体に循環させることによって、老化を緩やかなものにして若い体を長い年月保つ。そして循環した魔力を使って回復力の向上を促進させているからだ。
半壊しているとはいえ、リディアリアの魔核も同じ機能を持つ。ということは、生命維持及び回復の促進に魔力を循環させているということに他ならない。つまりそれは魔核が壊れていく速度も早まっており、命が削られていっていることを意味する。
パキ、ピキと体の中で音を立てながら、魔核が音を立てて壊れていくのがわかる。
(早く終わらせて、ライトニングに治してもらわないと)
狙うのはアストが攻撃をするのに疲れてきた時。アストはリディアリアとの闘いで、左手とともに大量の血を失っている。その証拠に肌は青を通り越して白くなっていた。息も荒いことから疲労が溜まっているのは一目瞭然。それでもこうしてリディアリアを襲ってくるのは、魔核を手に入れたいその一心からだろう。もはや執念だ。
朦朧としていく頭と立つだけでやっとな足を奮い立たせ、アストの短剣を最小限の行動で避けていく。
一歩、また一歩と避けるたびに、脇腹から地面へ真っ赤な滴が落ちていく。それでも構わず、ただ足を動かし、その短剣の動きを目で追い続けた。
そうして何十回という回数の攻撃を避けたところで、ようやくアストがその場に膝をついた。
すぐさま素敵な提案をスノウマリーに聞かせようと、体ごとスノウマリーへ向けるとスノウマリーの後ろに思いがけない人物が立っていた。その人物は手に刃物を持っており、まさにスノウマリーを背後から刺そうとする瞬間にリディアリアが振り向いたのである。
普段なら気づくであろう足音も、いまだに残る耳鳴りのせいで聞こえなかった。臭いも同様で、ここら一体は鉄臭が漂っている。ウルフほど嗅覚が鋭くないリディアリアには微細な変化を感じ取ることができなかった。そしてリディアリアは敵はもういないと思い込んでいた。そのせいで、危機感知能力を鈍らせてしまったのだ。その証拠にリディアリアの得物である槍は、置いてきてしまっている。
戦争中なら絶対におかすことのなかったミスを幾つもおかしてしまった。
全てリディアリアの失態から生まれたものである。
その失態のせいで、スノウマリーに傷をつけるわけにはいかない。
瞬時にそう判断をしたリディアリアは、思い切りスノウマリーの腕を自身の方へと引っ張った。力加減を気にすることなく行ったせいで、スノウマリーは地面へ倒れることとなったが、それでも背中を刺されるよりは幾分かマシだろう。
そう思うと同時に、リディアリアの脇腹が熱を帯びた。
「っぅ、…………」
熱を帯び、徐々に脳へ痛みがあることを伝えてくる。脇腹を一瞥すれば、スノウマリーを刺そうとしていた短剣が生えていた。短剣を伝い、ぽたぽたと地面へ真っ赤な血が落ちていく。血は着ていた服を汚し、範囲を広げていった。
茫然としているスノウマリーに逃げるように叫ぶが、いきなりのことすぎて頭がついていかないのだろう。胃からせり上がってくる熱いものをどうにか留まらせ、魔法を使った。
「《魅了》、スノウマリー、立って逃げなさい! ライトニングたちの元へ!!」
《魅了》は同姓には効きにくいが、魔力をたくさん上乗せすれば効かないことはない。人族たちの間では誘惑する魔法だといわれているが、実際は心に自身の伝えたいことを訴えかける魔法。誘惑しているように見えるのは、そのためだろう。
スノウマリーはリディアリアにいわれた通り立ち上がると、震える足でライトニングたちの元へ走っていった。その足音が遠ざかること安堵し、いまだに短剣の柄を持ったままの人物、アストを睨みつけた。
「スノウマリーに氷漬けにしておいてって頼んでおくべきだったわ」
油断していた。この一言に尽きる。
大量の血を流し、左手を失ったアストが短時間で意識を取り戻すはずがないと踏んでいた。
「残念だったなァ? だかな、俺ァ魔核を失って帰るわけにゃ、いかねェのよ。スノウマリーでもお前でもいい。その魔核よこしなァ!!」
アストはリディアリアから短剣を引く抜くと、再びリディアリアの体に突き刺そうとした。けれど簡単にやられるほどリディアリアは弱くない。
痛みを無視して、体をひねってよけるとアストから距離をとった。動くたびに脇腹から血がぽたり、ぽたりとあふれ出す。自然と足元には血だまりが出来ていった。動いた反動からか、胃からせり上がってくるものを抑えきれず、その場で吐いてしまう。
「ごほっ、ぁ、……はぁ」
口の中に鉄臭が広がる。
(……気持ち悪い)
鉄臭にさらに吐き気を催されるが、そこはぐっと堪える。口元を汚した血を袖で拭い、アストの動向に目を向けた。
(魔法は一回使ってしまった。ライトニングに許されているのは、一週間に一度の魔法だけ。これを破ってしまえばさらに寿命が縮むか、もしくは――)
幸い今週はまだ《吸収》の魔法でディティラスから魔力をもらっていなかった。だから魔核にさほど影響を及ぼすこともなく、スノウマリーに魔法をかけることができた。しかしここから連続して使うとなると、リディアリア自身でも魔核がどうなってしまうのか、想像ができない。
しかし残念なことに、リディアリアは武器を持っていない。いくら実力差があるとはいえ、武器を所持していない上に怪我をしているとなれば、些か分が悪い。それに長引けば長引くほどリディアリアの不利になる。アストは左手を失っていても、止血は施されている。対してリディアリアは血を流し続けていた。
多少体術の心得があっても、この怪我では満足に動けない上に、下手すれば出血量が多くなる。そうなると、体術で戦うのは危険であった。
一秒、また一秒と時が経つにつれ、頭をぼうっとし、思考が正常に回らなくなる。
ライトニングたちの応援を待ってもいいが、それまでリディアリアが持つかどうかが怪しかった。
(魔核が壊れないギリギリで魔法を使うしかないか)
朦朧とする意識を保つために、唇を歯で噛みしめる。
せっかく魔物が魔族に戻れることが判明したのだ。上手くいけばリディアリアの魔核を他の魔核へ取り換えることができるかもしれない。その確率があがったのだ。
(今、ここで死ぬわけにはいかない!!)
魔法を使うのは一度きり。それ以上は使わないようにする。
自身の中でそう決めて、リディアリアへ攻撃をしようと一歩踏みだしたアストを見る。
タイミングよく使えば、魔法を行使時間は短くて済む。ならば今リディアリアが行うことはなるべく攻撃を最小限の行動で避けて、ライトニングたちが来るまで魔法で足止めをすることだ。
行きでかかった時間と、スノウマリーがライトニングたちを探す時間を踏まえても、二十分はかかるとみておいた方がいいだろう。
脇腹を左手で押さえながら、いつでも魔法を放てるよう準備をする。
(低出力ならギリギリ大丈夫そう……かな)
相手は異性。リディアリアが使う魔法と相性がいい。
しかしここで油断してはいけない。魔核という器官は臓器の中でも特殊な立ち位置にある。リディアリアの体が子どもの姿になってしまったのも、魔核の半壊と体が疲弊してしまったことによる反動だ。魔核が今の体形では維持できないと判断したことから、子どもの姿になってしまったのだろうと考えることができる。
魔族は基本的に人族よりも長命で、回復力も早い。それは一重に魔核という器官があるからだ。魔法を放つ以外はあまり使わない魔力を体に循環させることによって、老化を緩やかなものにして若い体を長い年月保つ。そして循環した魔力を使って回復力の向上を促進させているからだ。
半壊しているとはいえ、リディアリアの魔核も同じ機能を持つ。ということは、生命維持及び回復の促進に魔力を循環させているということに他ならない。つまりそれは魔核が壊れていく速度も早まっており、命が削られていっていることを意味する。
パキ、ピキと体の中で音を立てながら、魔核が音を立てて壊れていくのがわかる。
(早く終わらせて、ライトニングに治してもらわないと)
狙うのはアストが攻撃をするのに疲れてきた時。アストはリディアリアとの闘いで、左手とともに大量の血を失っている。その証拠に肌は青を通り越して白くなっていた。息も荒いことから疲労が溜まっているのは一目瞭然。それでもこうしてリディアリアを襲ってくるのは、魔核を手に入れたいその一心からだろう。もはや執念だ。
朦朧としていく頭と立つだけでやっとな足を奮い立たせ、アストの短剣を最小限の行動で避けていく。
一歩、また一歩と避けるたびに、脇腹から地面へ真っ赤な滴が落ちていく。それでも構わず、ただ足を動かし、その短剣の動きを目で追い続けた。
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