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エピローグ【解決編】
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状況証拠としては充分すぎるような気がするのであるが、しかしまだ食い下がってくるアガサ。どうやら決定的なものを出さねばならないらしい。もちろん、これだけでアガサの仕掛けを見破ったつもりはなかった。これらの根拠にくわえて、揺るがしようのない事実を突きつけねばならないだろう。とことん食い下がってくるのであれば、こちらもとことんやってやる。
「だったら、決定的な事実を提示しよう。これもまた、実際にあったことをうまく伏線としたな」
春日はそこで言葉を区切ると、アガサの原稿をめくる。あの時――夕食時の状況を今一度確認するためだ。ここを読んだ時、明確な違和感があった。その違和感の正体はすでに分かっている。だから、あくまでも確認作業である。
「注目すべきは君と陸士長がパスタを茹でる場面だ。ここで君達はパスタの量について、ある決まりごとを作った。それは、男性が食べる量を1袋、女性が食べる量を半袋として計算することだった」
アガサと陸士長のやり取りの中で、男性は1袋、女性は半袋と、おおまかではあるが茹でる量をルール化する場面があった。このルールこそが決定打へと繋がるのだ。
「さて、このルールに則って、実際にどれだけのパスタが茹でられたのかを見てみよう。作中において君はパスタを鍋に投入する際、最後に半袋分のパスタを追加している。つまり、その時点で学校にいた女性の人数は必ず奇数となる。もし偶数ならば、半袋なんて半端は出ないからな」
作中の描写において、アガサは最後に半袋分のパスタを鍋の中へと投入していた。これは、女性の人数が奇数であることを示している。
「では、実際にあの時――比嘉とやり合った後、学校にいたのは誰だったのかを振り返ってみよう。私、水落、深田、片岡、比嘉、浜野、瀬戸、陸士長、そして君だった。まず、君と瀬戸に関しては、作中で女性であることが確定していた。そうなると、少なくとも後一人は女性でなくてはならないことになる。そうしないと、鍋に投入したパスタの分量が矛盾してしまうことになる」
あくまでも女性の人数は奇数にならねばならない。すでに晴美とアガサが女性として確定しているから、パスタのルールを実現させるためには、少なくとも後一人は女性でなければならないのだ。
「さて、ここまで言えば説明するまでもないが、少なくとも私、水落、深田、片岡、比嘉、浜野、陸士長のいずれかの中に女性が混じっていなければならないわけだ。そこで、今度は作中で男性だということが確定している人物を除外していってみよう」
「だったら、決定的な事実を提示しよう。これもまた、実際にあったことをうまく伏線としたな」
春日はそこで言葉を区切ると、アガサの原稿をめくる。あの時――夕食時の状況を今一度確認するためだ。ここを読んだ時、明確な違和感があった。その違和感の正体はすでに分かっている。だから、あくまでも確認作業である。
「注目すべきは君と陸士長がパスタを茹でる場面だ。ここで君達はパスタの量について、ある決まりごとを作った。それは、男性が食べる量を1袋、女性が食べる量を半袋として計算することだった」
アガサと陸士長のやり取りの中で、男性は1袋、女性は半袋と、おおまかではあるが茹でる量をルール化する場面があった。このルールこそが決定打へと繋がるのだ。
「さて、このルールに則って、実際にどれだけのパスタが茹でられたのかを見てみよう。作中において君はパスタを鍋に投入する際、最後に半袋分のパスタを追加している。つまり、その時点で学校にいた女性の人数は必ず奇数となる。もし偶数ならば、半袋なんて半端は出ないからな」
作中の描写において、アガサは最後に半袋分のパスタを鍋の中へと投入していた。これは、女性の人数が奇数であることを示している。
「では、実際にあの時――比嘉とやり合った後、学校にいたのは誰だったのかを振り返ってみよう。私、水落、深田、片岡、比嘉、浜野、瀬戸、陸士長、そして君だった。まず、君と瀬戸に関しては、作中で女性であることが確定していた。そうなると、少なくとも後一人は女性でなくてはならないことになる。そうしないと、鍋に投入したパスタの分量が矛盾してしまうことになる」
あくまでも女性の人数は奇数にならねばならない。すでに晴美とアガサが女性として確定しているから、パスタのルールを実現させるためには、少なくとも後一人は女性でなければならないのだ。
「さて、ここまで言えば説明するまでもないが、少なくとも私、水落、深田、片岡、比嘉、浜野、陸士長のいずれかの中に女性が混じっていなければならないわけだ。そこで、今度は作中で男性だということが確定している人物を除外していってみよう」
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