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織田信長編:REVIVE
第4話 尾張財団
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伊賀エージェンシーの基地の通路を歩く3人。
脇にはこれまでの伊賀忍者の業績が飾られている。
百地が総理大臣と握手している写真を見て驚くカイト。
「うお、足利義昭総理大臣だ!」
百地「郵政解散の時、票の推移をシミュレーションしてね・・・
まあ、今風に言えばシンクタンクってところかな」
カイト「破壊工作とか要人の暗殺とかしてないんですか?」
「それは時代劇の話だよ、カイト君。うちはあくまでも合法的だ。
この前の望月村の強引な地上げは、あの長門とかいう愚かな社員の独断で行ったものだ。
大変申し訳なく思っている。一億の賠償金で村側には許してもらった。」
「はあ・・・」
翼の方を向くカイト。
(優しそうなお父さんじゃないか)
翼「・・・・・・。」
扉を開ける百地「どうぞ」
社長室――
百地「君のことは娘から聞いている・・・優秀な忍者だと・・・」
カイト「いや、ただの高校生ですけど・・・」
百地「表向きはね。
それでだ・・・君のその実力を見込んで頼みたいことがある・・・」
翼「お父さん!カイトさんは巻き込まないでって言ったよね!!」
「協力するしないは君が決めていいから、とりあえず話だけ聞いてもらえるかな?」
「父の常套手段です。聞かないでいいです、カイトさん」
「ええ・・・いいですけど・・・」
「カイトさん・・・」
「気になるじゃん・・・」
「素直ないい若者じゃないか。お前の婚約者だった長門くんより・・・」
「お父さん・・・!」
「そうだったの!?」
百地「実は・・・我々忍者は最大の危機に陥っている・・・」
カイト「危機?」
「名古屋の尾張財団を知っているかね?」
「ああ、自動車とか作ってる会社ですよね」
「表向きは。裏では日本の政財界を操っている巨大シンジケートだ。
何を隠そう、この前の望月村の地上げを我社に依頼したのがこの尾張財団でね。」
「なんでまた・・・」
「理由や目的は聞いていない。我々はただ依頼主の言われたことをするだけ。
そして、ご存知のとおり君たちの活躍で地上げは失敗に終わった・・・」
引き出しを開ける。
「すると尾張財団からこの手紙が届いた・・・」
カイトに差し出す。
「無能な伊賀忍者には用はない。
お前たちの持っている自社株をすべて手放せ・・・」
カイト「どういうこと?」
「我が社を乗っ取るつもりなのさ・・・そして従わなかったら・・・」
「お前の娘に危害が及ぶ・・・」
「だから、翼さんを呼び寄せたんだ・・・!」
「そのとおり」
カイト「で、会社はあげちゃうんですか?」
「まさか・・・我社は創業当初から独立を保ってきた・・・だからこそ今まで高い信頼を得てきたわけで・・・」
翼「こんな薄汚い会社、捨てちゃえばいいんですよ。」
百地「娘はこう言ってるんだがね・・・はは
そうもいかない。私にはこの会社で働く社員とその家族の命を守る義務がある」
カイト「命・・・?」
「この会社はただの会社ではない。
それこそ国家を転覆できるほどの重大な機密情報が国会図書館並みにある・・・
その情報を知った我々を尾張財団が生かしておくとは思えない・・・
さらに、伊賀に向けて兵を集めているという情報も入った。
つまり、我々はあの男と戦うしかないのだ」
「あの男・・・」
「織田信長だよ」
立ち上がってカイトに頭を下げる百地。
「君を伝説の忍者と見込んで頼む。
織田信長が支配する近江の安土城に潜入し、敵の情報を探ってきてほしい・・・!」
「オレがですか!?」
「このとおりだ。」
「カイトさんには関係ない話です、聞かなかったことにしてください」
「すぐに決断しなくてもいい。
まあ、せっかく来たんだ。ゆっくりしていってください。」
翼の自室――
翼「どうぞ」
カイト「・・・女の子の部屋って入るの初めて・・・」
「ごめんなさい、ちょっと散らかってまして・・・」
「すごい数のぬいぐるみだね・・・翼さんもこういうのが好きなんだね」
「わ、わたしじゃなくて・・・父がたくさん買ってきちゃうんです」
「・・・いいお父さんなんだね・・・」
翼と百地の写った写真を見るカイト。
「・・・まるで親子というより恋人みたい。」
「・・・・・・。」
腕をまくる翼。
「・・・あの人の命令で私はこのケガを負いました・・・」
「あ・・・」
「カイトさん。
伊賀忍者の言うことは絶対信じちゃダメです。」
「・・・・君の言うことでも?」
「・・・・・。」
「はい。私の言うことでも・・・」
社長室――
百地「・・・いるんだろ?」
姿を現す千代女「何を考えているの?」
「式神・・・まったく衰えてないじゃないか・・・」
「はぐらかさないでちょうだい。
部外者のカイト君を使えば、万が一織田側に捕まってもリスクがないとか、そんなこと考えているんでしょ・・・」
「我社が危機なのは事実でね・・・
株価は確実に下がるから顧客に手放させたほうがいいぞ・・・」
「汚い男・・・」
社長室の扉を開くカイト。
百地「カイト君・・・」
カイト「手はずを教えてください。」
脇にはこれまでの伊賀忍者の業績が飾られている。
百地が総理大臣と握手している写真を見て驚くカイト。
「うお、足利義昭総理大臣だ!」
百地「郵政解散の時、票の推移をシミュレーションしてね・・・
まあ、今風に言えばシンクタンクってところかな」
カイト「破壊工作とか要人の暗殺とかしてないんですか?」
「それは時代劇の話だよ、カイト君。うちはあくまでも合法的だ。
この前の望月村の強引な地上げは、あの長門とかいう愚かな社員の独断で行ったものだ。
大変申し訳なく思っている。一億の賠償金で村側には許してもらった。」
「はあ・・・」
翼の方を向くカイト。
(優しそうなお父さんじゃないか)
翼「・・・・・・。」
扉を開ける百地「どうぞ」
社長室――
百地「君のことは娘から聞いている・・・優秀な忍者だと・・・」
カイト「いや、ただの高校生ですけど・・・」
百地「表向きはね。
それでだ・・・君のその実力を見込んで頼みたいことがある・・・」
翼「お父さん!カイトさんは巻き込まないでって言ったよね!!」
「協力するしないは君が決めていいから、とりあえず話だけ聞いてもらえるかな?」
「父の常套手段です。聞かないでいいです、カイトさん」
「ええ・・・いいですけど・・・」
「カイトさん・・・」
「気になるじゃん・・・」
「素直ないい若者じゃないか。お前の婚約者だった長門くんより・・・」
「お父さん・・・!」
「そうだったの!?」
百地「実は・・・我々忍者は最大の危機に陥っている・・・」
カイト「危機?」
「名古屋の尾張財団を知っているかね?」
「ああ、自動車とか作ってる会社ですよね」
「表向きは。裏では日本の政財界を操っている巨大シンジケートだ。
何を隠そう、この前の望月村の地上げを我社に依頼したのがこの尾張財団でね。」
「なんでまた・・・」
「理由や目的は聞いていない。我々はただ依頼主の言われたことをするだけ。
そして、ご存知のとおり君たちの活躍で地上げは失敗に終わった・・・」
引き出しを開ける。
「すると尾張財団からこの手紙が届いた・・・」
カイトに差し出す。
「無能な伊賀忍者には用はない。
お前たちの持っている自社株をすべて手放せ・・・」
カイト「どういうこと?」
「我が社を乗っ取るつもりなのさ・・・そして従わなかったら・・・」
「お前の娘に危害が及ぶ・・・」
「だから、翼さんを呼び寄せたんだ・・・!」
「そのとおり」
カイト「で、会社はあげちゃうんですか?」
「まさか・・・我社は創業当初から独立を保ってきた・・・だからこそ今まで高い信頼を得てきたわけで・・・」
翼「こんな薄汚い会社、捨てちゃえばいいんですよ。」
百地「娘はこう言ってるんだがね・・・はは
そうもいかない。私にはこの会社で働く社員とその家族の命を守る義務がある」
カイト「命・・・?」
「この会社はただの会社ではない。
それこそ国家を転覆できるほどの重大な機密情報が国会図書館並みにある・・・
その情報を知った我々を尾張財団が生かしておくとは思えない・・・
さらに、伊賀に向けて兵を集めているという情報も入った。
つまり、我々はあの男と戦うしかないのだ」
「あの男・・・」
「織田信長だよ」
立ち上がってカイトに頭を下げる百地。
「君を伝説の忍者と見込んで頼む。
織田信長が支配する近江の安土城に潜入し、敵の情報を探ってきてほしい・・・!」
「オレがですか!?」
「このとおりだ。」
「カイトさんには関係ない話です、聞かなかったことにしてください」
「すぐに決断しなくてもいい。
まあ、せっかく来たんだ。ゆっくりしていってください。」
翼の自室――
翼「どうぞ」
カイト「・・・女の子の部屋って入るの初めて・・・」
「ごめんなさい、ちょっと散らかってまして・・・」
「すごい数のぬいぐるみだね・・・翼さんもこういうのが好きなんだね」
「わ、わたしじゃなくて・・・父がたくさん買ってきちゃうんです」
「・・・いいお父さんなんだね・・・」
翼と百地の写った写真を見るカイト。
「・・・まるで親子というより恋人みたい。」
「・・・・・・。」
腕をまくる翼。
「・・・あの人の命令で私はこのケガを負いました・・・」
「あ・・・」
「カイトさん。
伊賀忍者の言うことは絶対信じちゃダメです。」
「・・・・君の言うことでも?」
「・・・・・。」
「はい。私の言うことでも・・・」
社長室――
百地「・・・いるんだろ?」
姿を現す千代女「何を考えているの?」
「式神・・・まったく衰えてないじゃないか・・・」
「はぐらかさないでちょうだい。
部外者のカイト君を使えば、万が一織田側に捕まってもリスクがないとか、そんなこと考えているんでしょ・・・」
「我社が危機なのは事実でね・・・
株価は確実に下がるから顧客に手放させたほうがいいぞ・・・」
「汚い男・・・」
社長室の扉を開くカイト。
百地「カイト君・・・」
カイト「手はずを教えてください。」
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