6 / 38
織田信長編:REVIVE
第5話 安土城にて
しおりを挟む
ようこそ安土城への看板。
検問所。
薬売りの振りをしたカイト。
「富山製薬の最新置き薬を販売に。」
警備員「それを証明できるものは?」
許可証を見せるカイト。
警備員「うむ。FDAから許可が下りている。確かに本物だ。」
第一ゲートを通過するカイト。
(回想シーン)
百地「これをみてくれ。」
安土城の見取り図を広げる。
「実は安土城は1階から40階までは一般公開されている。
だからさほど潜入するのは難しくない。
問題は41階から信長邸のある50階。
この10フロアは警備体制が半端じゃない。」
カイト「ここにはなにが?」
「さあね。しかし想像はつく。
機密情報の書庫や軍資金の金庫、武器庫に作戦本部、信長の親族や人質たちの住居…しかしどんな警備システムか全く分かっていない以上、くれぐれもひとりで無茶はしないことだ。たとえ翼の為でもな。」
カイト「え・・・」
「顔に書いてあるよ。
潜入に必要なものはこちらで手配する。
忍者の一番大切なこと・・・それは引き際をわきまえることだ。
死ぬなよ。」
安土城1~35階のホテル。
フロントに軍人たちが集まっている。
チェックインするカイト「なんかものものしいですね。」
支配人「はい。
なにぶん戦支度の最中ですので…」
「戦支度・・・?」
「なんでも伊賀で大きな戦争が始まるみたいですよ。
わがアヅチグランドホテルは織田家の武将も多く利用します。
戦いに疲れたお客様に最大限のサービスを提供することが我々の仕事です。」
カイト「ならばこの薬がたくさん売れるってわけか。」
支配人「お部屋は35階の3543です
こちらの従業員が案内しますので。」
カイト「よろしく。」
メイドの翼「はい・・・」
部屋までの廊下
カイト「・・・って翼さん、何やってるの!?」
翼「私もお供します。手助けが必要でしょうから。」
カイト「・・・じゃ、じゃあラウンジで落ち合おう。」
翼「御意。」
3543号室
白衣を脱ぎすて室内を調べるカイト。
タクティカルベストの忍具を確認し天井裏に忍び込む。
見取り図を広げるカイト。
廊下をひきかえす翼
廊下を二人の風呂上がりの男が歩いてくる。
サラリーマン風の男「いや~いい風呂だった~」
軍人風の男「やっぱりフルーツ牛乳は瓶に限るな」
翼に気付くサラリーマン「あれ君可愛いじゃん。下のスナックで一杯やらない?」
翼「・・・私ただの雑役女中なんで、すいません。」
サラリーマン「固いこと言わずにいいじゃない。君にベッドメイクなんてもったいないよ。」
軍人「おいおい。若い娘さんを困らせるなよ。最近おやじくさいぞお前・・・」
サラリーマン「ほっといてくださいよ。」
翼「はあ・・・」
スナック「お市」
カラオケを熱唱する酔っぱらい武将「に~んげえ~ん50年~♪下天のうちを~・・・」
ビールを注ぐ翼「ささ、どうぞ。(何やってんだろわたし・・・)」
サラリーマン「ありがとう。
いや~君みたいな奇麗な子に接待されると毎日の出張の疲れも吹っ飛ぶねえ。
君も一杯どうだい。」
翼「ははは・・・まだ未成年なんで勘弁してください。」
リーマン「真面目だね~」
翼「みなさんずいぶんお疲れみたいですね…」
リーマン「そうでもないよ。この人なんて筋肉堅すぎて矢刺さっても気づかないんだから。あ、脳が足りないだけですか。」
軍人「お前はすぐそうやって俺をネタにしておなごの人気をとるな。
・・・いや部下の命を預かる以上油断はできんからな。卑怯な手を次々繰り出してくる伊賀のことじゃ。きっと今も何か企んでいるにちがいないだろう。準備は万端にせねば・・・」
翼「な、なるほど。卑怯ですか…(あんたたちがやらせておいて・・・)」
リーマン「何か言った?」
翼「い、いえ・・・」
動揺して水割りを飲む翼。
カラオケを歌い終わった酔っぱらいに声をかけるサラリーマン。
リーマン「よっ会長!!」
翼(水割り吐きだす)「会長って・・・織田信長!?」
信長「やっぱり、カラオケは“あつもり”に限るね・・・」
「いよっ!日本一!」
信長「ん?この子は??」
ドキ!
柴田「ああ、丹羽が廊下でナンパして連れてきちゃったんですよ・・・」
織田「・・・キミも懲りないねえ・・・」
丹羽「まあまあ・・・」
織田「うちの部下が迷惑かけましたね・・・これうちの各店舗共通で使える商品券。よかったらどうぞ。」
商品券のケースを渡す織田。
翼「ど、どうも・・・そ、それでは私メイドの仕事があるのでここで…」
柴田「悪かったな。」
翼「し、失礼いたします!」
スナックをそそくさと出ていく翼。
メガネを指で戻す丹羽「・・・やはり偵察者みたいですね。」
柴田「お前すごいな。この城の全女性従業員の顔知ってるのかよ。」
丹羽「とっちめますか?」
ワインを飲む信長「まだ、伊賀のスパイと決まったわけじゃないよ。
まあしばらくは様子を見ましょ。」
検問所。
薬売りの振りをしたカイト。
「富山製薬の最新置き薬を販売に。」
警備員「それを証明できるものは?」
許可証を見せるカイト。
警備員「うむ。FDAから許可が下りている。確かに本物だ。」
第一ゲートを通過するカイト。
(回想シーン)
百地「これをみてくれ。」
安土城の見取り図を広げる。
「実は安土城は1階から40階までは一般公開されている。
だからさほど潜入するのは難しくない。
問題は41階から信長邸のある50階。
この10フロアは警備体制が半端じゃない。」
カイト「ここにはなにが?」
「さあね。しかし想像はつく。
機密情報の書庫や軍資金の金庫、武器庫に作戦本部、信長の親族や人質たちの住居…しかしどんな警備システムか全く分かっていない以上、くれぐれもひとりで無茶はしないことだ。たとえ翼の為でもな。」
カイト「え・・・」
「顔に書いてあるよ。
潜入に必要なものはこちらで手配する。
忍者の一番大切なこと・・・それは引き際をわきまえることだ。
死ぬなよ。」
安土城1~35階のホテル。
フロントに軍人たちが集まっている。
チェックインするカイト「なんかものものしいですね。」
支配人「はい。
なにぶん戦支度の最中ですので…」
「戦支度・・・?」
「なんでも伊賀で大きな戦争が始まるみたいですよ。
わがアヅチグランドホテルは織田家の武将も多く利用します。
戦いに疲れたお客様に最大限のサービスを提供することが我々の仕事です。」
カイト「ならばこの薬がたくさん売れるってわけか。」
支配人「お部屋は35階の3543です
こちらの従業員が案内しますので。」
カイト「よろしく。」
メイドの翼「はい・・・」
部屋までの廊下
カイト「・・・って翼さん、何やってるの!?」
翼「私もお供します。手助けが必要でしょうから。」
カイト「・・・じゃ、じゃあラウンジで落ち合おう。」
翼「御意。」
3543号室
白衣を脱ぎすて室内を調べるカイト。
タクティカルベストの忍具を確認し天井裏に忍び込む。
見取り図を広げるカイト。
廊下をひきかえす翼
廊下を二人の風呂上がりの男が歩いてくる。
サラリーマン風の男「いや~いい風呂だった~」
軍人風の男「やっぱりフルーツ牛乳は瓶に限るな」
翼に気付くサラリーマン「あれ君可愛いじゃん。下のスナックで一杯やらない?」
翼「・・・私ただの雑役女中なんで、すいません。」
サラリーマン「固いこと言わずにいいじゃない。君にベッドメイクなんてもったいないよ。」
軍人「おいおい。若い娘さんを困らせるなよ。最近おやじくさいぞお前・・・」
サラリーマン「ほっといてくださいよ。」
翼「はあ・・・」
スナック「お市」
カラオケを熱唱する酔っぱらい武将「に~んげえ~ん50年~♪下天のうちを~・・・」
ビールを注ぐ翼「ささ、どうぞ。(何やってんだろわたし・・・)」
サラリーマン「ありがとう。
いや~君みたいな奇麗な子に接待されると毎日の出張の疲れも吹っ飛ぶねえ。
君も一杯どうだい。」
翼「ははは・・・まだ未成年なんで勘弁してください。」
リーマン「真面目だね~」
翼「みなさんずいぶんお疲れみたいですね…」
リーマン「そうでもないよ。この人なんて筋肉堅すぎて矢刺さっても気づかないんだから。あ、脳が足りないだけですか。」
軍人「お前はすぐそうやって俺をネタにしておなごの人気をとるな。
・・・いや部下の命を預かる以上油断はできんからな。卑怯な手を次々繰り出してくる伊賀のことじゃ。きっと今も何か企んでいるにちがいないだろう。準備は万端にせねば・・・」
翼「な、なるほど。卑怯ですか…(あんたたちがやらせておいて・・・)」
リーマン「何か言った?」
翼「い、いえ・・・」
動揺して水割りを飲む翼。
カラオケを歌い終わった酔っぱらいに声をかけるサラリーマン。
リーマン「よっ会長!!」
翼(水割り吐きだす)「会長って・・・織田信長!?」
信長「やっぱり、カラオケは“あつもり”に限るね・・・」
「いよっ!日本一!」
信長「ん?この子は??」
ドキ!
柴田「ああ、丹羽が廊下でナンパして連れてきちゃったんですよ・・・」
織田「・・・キミも懲りないねえ・・・」
丹羽「まあまあ・・・」
織田「うちの部下が迷惑かけましたね・・・これうちの各店舗共通で使える商品券。よかったらどうぞ。」
商品券のケースを渡す織田。
翼「ど、どうも・・・そ、それでは私メイドの仕事があるのでここで…」
柴田「悪かったな。」
翼「し、失礼いたします!」
スナックをそそくさと出ていく翼。
メガネを指で戻す丹羽「・・・やはり偵察者みたいですね。」
柴田「お前すごいな。この城の全女性従業員の顔知ってるのかよ。」
丹羽「とっちめますか?」
ワインを飲む信長「まだ、伊賀のスパイと決まったわけじゃないよ。
まあしばらくは様子を見ましょ。」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ソラノカケラ ⦅Shattered Skies⦆
みにみ
歴史・時代
2026年 中華人民共和国が台湾へ軍事侵攻を開始
台湾側は地の利を生かし善戦するも
人海戦術で推してくる中国側に敗走を重ね
たった3ヶ月ほどで第2作戦区以外を掌握される
背に腹を変えられなくなった台湾政府は
傭兵を雇うことを決定
世界各地から金を求めて傭兵たちが集まった
これは、その中の1人
台湾空軍特務中尉Mr.MAITOKIこと
舞時景都と
台湾空軍特務中士Mr.SASENOこと
佐世野榛名のコンビによる
台湾開放戦を描いた物語である
※エースコンバットみたいな世界観で描いてます()
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる