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織田信長編:REVIVE
第6話 ペントハウスにて
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天井裏に忍び込むカイト
天井の板の隙間を開ける。
41階へのエレベーターが見える。
カイト「41階以降に行くには、あの関係者専用エレベーターを使わなければいけないわけか。」
酔った柴田を担いだ丹羽がよろめきながらエレベーターに近づいてくる。
柴田「う~秀吉の野郎最近生意気なんだよ~」
丹羽「あ、44階お願い。総務部長の丹羽です。」
屈強な黒人警備員「失礼ですがIDカードと顔を確認させてください。」
丹羽「はいはい。早くね。すごい重いのよ・・・」
カイト「エレベーターの前の警備員が利用者の顔を逐一確認・・・
幹部クラスにも徹底してる・・・
ここから侵入するのは無理そうだな…
こういう時は・・・」
通気ダクト。ダクトには幾重にも金網が取り付けられており、鋼鉄のファンがダクトをふさいでいる。
カイト「ここも、無理そうだな・・・残るは・・・」
百地からのしおりを開く。
カイト「火事が起きた時などに使う非常階段や脱出通路か…信長の住居は最上階だから、必ず付いているはずだけど…」
翌朝。ホテルのラウンジ
食事をとる薬剤師の振りをしたカイトに、モーニングコーヒーを注ぐウェイトレスの翼。
翼「その手の非常階段は一つもないみたいです。」
カイト「どこでそれを?」
翼「接客相手の織田の兵士がいろいろ話をしてくれるんです。
他にも…47階には南蛮貿易博物館、48階には私設動物園、49階には統合参謀本部があるみたいですね。」
カイト「さすがプロのくのいちだね・・・俺は全然ダメだった」
客「お~い!コーヒー!」
カイト「よんでるよ。」
翼のポットに薬を入れるカイト。
「た、ただいま・・・」
新聞をしまってラウンジを出るカイト。
テーブルには偉そうな客が座っている。
信雄「さっきから呼んでるのにひどいじゃないか!」
翼「申し訳ございません・・・」
信雄「きみねえ、ぼくのパパが誰だか知ってるの?あの織田信長だよ?
こんな失態ぼくが告げ口したら島流しじゃ済まないよ?」
翼「すいません・・・(こんな息子がいるんだ・・・)」
信雄「砂糖とミルクたっぷりね!」
翼「・・・ど、どうぞ・・・」
「ウープス!墨汁みたいなまずいコーヒーだぜ!
ぼくはペントハウスに戻るからあとで領収書持ってきな、あばよ姉ちゃん!」
「・・・・・・なんだったんだろうあの人・・・」
数時間後――
部屋でのたうちまわる信雄「いたいよ~!!おおおお腹いたい~!!」
ラウンジを走り回るホテル従業員「お客様の中に医者はいらっしゃいますか~!?」
カイト「なにかあったんですか?」
従業員「ああ、あなた薬売りでしたね!
46階ペントハウスの北畠信雄様が急な腹痛を!申し訳ありませんが診ていただけませんか?」
カイト「・・・喜んで。」
関係者専用エレベーター
黒人警備員「特例で部外者にこのエレベーターを46階まで動かすが、腹痛で苦しむ信雄様にさらに毒を盛るとか、おかしな真似はするなよ。」
カイト「・・・するわけないでしょ・・・ええと・・・やってほしいの?」
警備員「・・・入れ。」
動き出すエレベーター。
カイト「警備員もここから上は入れないようにしたのは盲点だったな…
翼さんが言うには作戦室は48階だったな・・・」
翼「49階ですよ。」
カイト「翼さん・・・!」
翼「お前も信雄さんのところまで謝りに行けって。
・・・カイトさんの仕業ですよね?」
カイト「・・・ぼくは翼さんのお父さんのメモ通りに動いてるだけだよ・・・
ええと・・・ここからいよいよ敵陣の中枢だから、もう一度お父さんが作ってくれたしおりを・・・」
「カイトさん・・・それに頼りすぎるのは危険です。」
「でもここまでうまくいったよ・・・」
真剣な表情になる翼。
「ここからは自分で瞬時に判断しないと手遅れになるかも・・・」
「翼さん・・・」
「カイトさん。頼みがあります・・・」
「え?」
「もし私が敵に捕まったら、その時は自分の安全を第一に、私は見捨てて逃げてください。」
「そんなこと・・・」
「約束してください。
私はなんかすっごい嫌な予感がするんです・・・」
「え・・・」
「カイトさんに送った手紙・・・」
「ああ、助けてって書いてあった・・・」
「私はそんなことは書いてません」
「え・・・?」
「私たちはなにか大きな存在に操られているような・・・」
エレベーターが開く。46階。
信雄のペントハウス。
信雄の付き人「待っていたぞ!はやく信雄様に薬を!」
カイト「は、はい。」
薬を渡す。
信雄「いて~よ!はやくしろ~!」
付き人「どうぞ。」
薬を飲む信雄。
付き人「どうですか具合は?」
信雄「うん・・・なんか痛みはおさまってきた気がする・・・」
付き人「もう用はない、退室してくれ」
あっという間に家来たちを刀で殴り倒す翼。
信雄「なあああああ!
あんたさっきのウエイトレス・・・!!」
翼「騙してごめんなさい・・・本業はこっちなんです」
「忍び・・・!!つ~かさっき何飲ませた~!毒か~!?」
カイト「統合参謀本部への行き方を教えてくれたら、解毒剤をやるよ。」
信雄「んなとこ行って何する気だ・・・!」
カイト「織田信長と話をつける。」
信雄「馬鹿言ってんじゃねえよ。
今や経団連の会長である僕のパパがおまえらみたいな薄ぎたねえ忍びと対等な交渉に応じると思うか?」
カイト「なんだって?」
「お前らはビジネスパートナーだと勘違いしているのかもしれないがね、身分をわきまえたほうがいいぞ、誰が好き好んでお前らなんかと関係を持つかい!」
翼「だから滅ぼすの?忍者との関係が表沙汰になる前に・・・?」
笑う信雄「そうかもね」
カイト「・・・・・・。」
「ところで早く道案内をしないと毒で体が爆発するよ。」
信雄「え!?爆発するの!?」
翼「はい。あと1分後に。あ、すいません30秒後です。」
ベッドから飛び起き、「信長の野望」のポスターを動かして壁のスイッチを入れる信雄。隠し通路が開く。
「こここここ・・・ここが入口!!」
翼「対等に交渉してくれましたね・・・」
信雄「ささささあ早く解毒剤よこせ!」
カイト「そんなのないよ。」
信雄「げえええ!?」
カイト「心配するな。さっき飲ませたのは睡眠薬だよ。」
信雄「・・・・・・へ?」
倒れる信雄。
天井の板の隙間を開ける。
41階へのエレベーターが見える。
カイト「41階以降に行くには、あの関係者専用エレベーターを使わなければいけないわけか。」
酔った柴田を担いだ丹羽がよろめきながらエレベーターに近づいてくる。
柴田「う~秀吉の野郎最近生意気なんだよ~」
丹羽「あ、44階お願い。総務部長の丹羽です。」
屈強な黒人警備員「失礼ですがIDカードと顔を確認させてください。」
丹羽「はいはい。早くね。すごい重いのよ・・・」
カイト「エレベーターの前の警備員が利用者の顔を逐一確認・・・
幹部クラスにも徹底してる・・・
ここから侵入するのは無理そうだな…
こういう時は・・・」
通気ダクト。ダクトには幾重にも金網が取り付けられており、鋼鉄のファンがダクトをふさいでいる。
カイト「ここも、無理そうだな・・・残るは・・・」
百地からのしおりを開く。
カイト「火事が起きた時などに使う非常階段や脱出通路か…信長の住居は最上階だから、必ず付いているはずだけど…」
翌朝。ホテルのラウンジ
食事をとる薬剤師の振りをしたカイトに、モーニングコーヒーを注ぐウェイトレスの翼。
翼「その手の非常階段は一つもないみたいです。」
カイト「どこでそれを?」
翼「接客相手の織田の兵士がいろいろ話をしてくれるんです。
他にも…47階には南蛮貿易博物館、48階には私設動物園、49階には統合参謀本部があるみたいですね。」
カイト「さすがプロのくのいちだね・・・俺は全然ダメだった」
客「お~い!コーヒー!」
カイト「よんでるよ。」
翼のポットに薬を入れるカイト。
「た、ただいま・・・」
新聞をしまってラウンジを出るカイト。
テーブルには偉そうな客が座っている。
信雄「さっきから呼んでるのにひどいじゃないか!」
翼「申し訳ございません・・・」
信雄「きみねえ、ぼくのパパが誰だか知ってるの?あの織田信長だよ?
こんな失態ぼくが告げ口したら島流しじゃ済まないよ?」
翼「すいません・・・(こんな息子がいるんだ・・・)」
信雄「砂糖とミルクたっぷりね!」
翼「・・・ど、どうぞ・・・」
「ウープス!墨汁みたいなまずいコーヒーだぜ!
ぼくはペントハウスに戻るからあとで領収書持ってきな、あばよ姉ちゃん!」
「・・・・・・なんだったんだろうあの人・・・」
数時間後――
部屋でのたうちまわる信雄「いたいよ~!!おおおお腹いたい~!!」
ラウンジを走り回るホテル従業員「お客様の中に医者はいらっしゃいますか~!?」
カイト「なにかあったんですか?」
従業員「ああ、あなた薬売りでしたね!
46階ペントハウスの北畠信雄様が急な腹痛を!申し訳ありませんが診ていただけませんか?」
カイト「・・・喜んで。」
関係者専用エレベーター
黒人警備員「特例で部外者にこのエレベーターを46階まで動かすが、腹痛で苦しむ信雄様にさらに毒を盛るとか、おかしな真似はするなよ。」
カイト「・・・するわけないでしょ・・・ええと・・・やってほしいの?」
警備員「・・・入れ。」
動き出すエレベーター。
カイト「警備員もここから上は入れないようにしたのは盲点だったな…
翼さんが言うには作戦室は48階だったな・・・」
翼「49階ですよ。」
カイト「翼さん・・・!」
翼「お前も信雄さんのところまで謝りに行けって。
・・・カイトさんの仕業ですよね?」
カイト「・・・ぼくは翼さんのお父さんのメモ通りに動いてるだけだよ・・・
ええと・・・ここからいよいよ敵陣の中枢だから、もう一度お父さんが作ってくれたしおりを・・・」
「カイトさん・・・それに頼りすぎるのは危険です。」
「でもここまでうまくいったよ・・・」
真剣な表情になる翼。
「ここからは自分で瞬時に判断しないと手遅れになるかも・・・」
「翼さん・・・」
「カイトさん。頼みがあります・・・」
「え?」
「もし私が敵に捕まったら、その時は自分の安全を第一に、私は見捨てて逃げてください。」
「そんなこと・・・」
「約束してください。
私はなんかすっごい嫌な予感がするんです・・・」
「え・・・」
「カイトさんに送った手紙・・・」
「ああ、助けてって書いてあった・・・」
「私はそんなことは書いてません」
「え・・・?」
「私たちはなにか大きな存在に操られているような・・・」
エレベーターが開く。46階。
信雄のペントハウス。
信雄の付き人「待っていたぞ!はやく信雄様に薬を!」
カイト「は、はい。」
薬を渡す。
信雄「いて~よ!はやくしろ~!」
付き人「どうぞ。」
薬を飲む信雄。
付き人「どうですか具合は?」
信雄「うん・・・なんか痛みはおさまってきた気がする・・・」
付き人「もう用はない、退室してくれ」
あっという間に家来たちを刀で殴り倒す翼。
信雄「なあああああ!
あんたさっきのウエイトレス・・・!!」
翼「騙してごめんなさい・・・本業はこっちなんです」
「忍び・・・!!つ~かさっき何飲ませた~!毒か~!?」
カイト「統合参謀本部への行き方を教えてくれたら、解毒剤をやるよ。」
信雄「んなとこ行って何する気だ・・・!」
カイト「織田信長と話をつける。」
信雄「馬鹿言ってんじゃねえよ。
今や経団連の会長である僕のパパがおまえらみたいな薄ぎたねえ忍びと対等な交渉に応じると思うか?」
カイト「なんだって?」
「お前らはビジネスパートナーだと勘違いしているのかもしれないがね、身分をわきまえたほうがいいぞ、誰が好き好んでお前らなんかと関係を持つかい!」
翼「だから滅ぼすの?忍者との関係が表沙汰になる前に・・・?」
笑う信雄「そうかもね」
カイト「・・・・・・。」
「ところで早く道案内をしないと毒で体が爆発するよ。」
信雄「え!?爆発するの!?」
翼「はい。あと1分後に。あ、すいません30秒後です。」
ベッドから飛び起き、「信長の野望」のポスターを動かして壁のスイッチを入れる信雄。隠し通路が開く。
「こここここ・・・ここが入口!!」
翼「対等に交渉してくれましたね・・・」
信雄「ささささあ早く解毒剤よこせ!」
カイト「そんなのないよ。」
信雄「げえええ!?」
カイト「心配するな。さっき飲ませたのは睡眠薬だよ。」
信雄「・・・・・・へ?」
倒れる信雄。
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