10 / 38
織田信長編:REVIVE
第9話 天正伊賀の乱
しおりを挟む
望月村――
重機や戦車が望月村を取り囲む。
ラウドスピーカーで呼びかける織田信長
「え~望月村の皆さん、こんばんは。織田信長です。
おとなしくこの村の土地から1時間以内に退去しなさい。
でないと、この村はモバイルストライクになります。」
信長側に寝返った長門「あいつらは決して降伏しませんよ、我が主、信長様・・・」
「そうなの?」
「ええ。バカだからです」
「・・・で、君は誰?」
「あなたの下僕、長門守です。以後おみしりおきを・・・」
村役場――
助役「村長・・・!」
村長「とっととこんな村はくれてやろう!!」
助役「そうですね・・・!」
金吾「馬鹿者!!」
村長「望月さん・・・!」
金吾「お前たちは甲賀忍者としてのプライドはないのか!?
捕虜になるより誇り高い死を選ばんか!」
村長と助役(・・・なら、なんで自分の荷物をまとめてるんだろう・・・)
金吾「くそ~こんな時に翼がいてくれたら・・・」
千代女「なに情けないこと言ってんのよ男どもは・・・」
百地「加勢するぞ甲賀忍者の諸君・・・」
伊賀忍者の生き残りが集まってくる。
「!!」
千代女「え・・・?」
金吾「キサマ・・・!」
百地「お久しぶりです先生・・・」
金吾「なにが先生じゃ!守銭奴め!伊賀の忍びの手など借りんわ!」
千代女「今はそんなこと言ってる場合じゃないわよ!」
百地「その通り・・・今は伊賀と甲賀が手を組むとき・・・」
金吾「わしはだまされんぞ。おまえは大嘘つきじゃ!」
千代女「確かにあなたらしくない。会社は捨ててきたの?」
百地「信長の本当の目的はこの土地だ・・・
ここを守らなければ我々忍者の勝利はない・・・
結界はどれだけ張れる?」
千代女「甘くみないでちょうだい。村の半分はいけるわ」
百地「よろしい。では、もう半分は我々が守ろう。
村長は民間人を村中心部に避難させてください。」
駆け出す村長「はい・・・!」
金吾「なんでおまえが仕切るんじゃ!!」
・
腕時計を見る長門「・・・そろそろ一時間ですが・・・どういたしますか信長様。」
信長「じゃあちょっと早いけど、やっちゃおうか。」
長門「戦車隊前へ!望月村を焦土と変えるのだ!!撃てい!!!」
・
望月村へ至る山道を駆けるカイト。
「はあはあ・・・セスナを壊すんじゃなかった・・・!」
車のクラクション。
カイトの横に明智が運転するピックアップトレーラーが止まる。
「!」
翼「カイトさん乗って!!」
「翼さん!やっぱり生きてたんだ!」
・
車内――
翼「そうですか・・・父が信長に・・・」
風間「ごめんね、間に合わなかった・・・」
翼「いや、謝らないでください・・・」
明智「彼は何者?」
翼「伝説の忍者の風間カイトさんです。
カイトさん、こちらは科学者の明智博士です」
明智「どうも。」
風間「・・・つまり、あの土地から核兵器ができるの!!??」
明智「ええ。つまり日本も核保有国となるんだね」
風間「そんな他人事のように・・・」
翼「だから望月村は絶対に信長に渡しちゃいけない・・・!」
明智「それはいいけど・・・ねえねえ何か聞こえない・・・?」
風間「砲撃してる・・・!」
・
結界で戦車を防ぐ千代女。結界用の札を並べていく。
「これは長丁場になりそうね・・・」
百地「篭城戦か。食料はどれくらいある?」
村長「それが備蓄米のほとんどを丹羽という商社マンに売ってしまったんです・・・」
助役「ええ、言い値ですべて買ってくれて・・・」
村長「あれは儲かった♪」
千代女「馬鹿ね!札束で腹が膨れるの?これは言ってみれば兵糧攻めよ!」
村長「そんなこといったってどこも地方行政は苦しいんだ!」
百地「こんな時に内輪もめはやめたまえ!
村長、信長がこの村を狙う目的は何だと思います?」
村長「いや、全然・・・」
助役「もしかして、北西部の薬草園では・・・?」
百地「薬草園?」
村の地図を広げる助役。
助役「はい、この場所は古くから甲賀忍者が薬に使う特殊な薬草が生えているんです・・・」
百地「どこら辺ですか?正確に教えて下さい」
村長「ここです・・・」
百地「ここか・・・」
無線機を取り出す百地。
「例の場所がわかりました。座標はAの113です、信長様・・・」
「!!」
千代女にシュレッダーの鉤爪のような刀を突きつける百地
「それでは、その場所の結界を解いてくれるかな・・・」
千代女「今は伊賀と甲賀が手を組む時じゃなかったの・・・?」
百地「冗談じゃない・・・私は都会派なんだ。」
千代女「そう・・・」
百地「さあ、結界を解け。」
千代女「それはできないわ。私はこの村が好きなの。」
百地「そうか・・・私たちは気が合っていると思っていたが・・・残念だよ」
千代女の首に向けて刀を振るう百地。
その刹那、望月金吾が刀で百地に斬りかかってくる。
ぎりぎりでこれをかわす百地。
千代女「お父さん!!」
金吾「言ったはずじゃ・・・こいつは絶対信用するなと・・・!」
百地「その太刀筋・・・危うく見切れないところでしたよ・・・」
金吾「あたりまえじゃ、誰がおまえに刀を教えたと思っておる・・・」
百地「しかし、私はあんたを越えた・・・!」
金吾を切りつける百地。
千代女「お父さん!!」
伊賀忍者が押し入ってくる「おとなしくしろ!」
手を挙げる一同。
倒れる金吾「無念じゃ・・・屁さえ出れば・・・」
百地「最後の忠告だ。
このハゲじじいを殺されたくなければ、薬草園の結界を切れ。」
千代女「・・・私の負けよ。」
結界の札を取る。
金吾「ば・・・バカ娘が・・・」
千代女「孫の顔を見るまで死ねないんじゃなかったの?」
重機や戦車が望月村を取り囲む。
ラウドスピーカーで呼びかける織田信長
「え~望月村の皆さん、こんばんは。織田信長です。
おとなしくこの村の土地から1時間以内に退去しなさい。
でないと、この村はモバイルストライクになります。」
信長側に寝返った長門「あいつらは決して降伏しませんよ、我が主、信長様・・・」
「そうなの?」
「ええ。バカだからです」
「・・・で、君は誰?」
「あなたの下僕、長門守です。以後おみしりおきを・・・」
村役場――
助役「村長・・・!」
村長「とっととこんな村はくれてやろう!!」
助役「そうですね・・・!」
金吾「馬鹿者!!」
村長「望月さん・・・!」
金吾「お前たちは甲賀忍者としてのプライドはないのか!?
捕虜になるより誇り高い死を選ばんか!」
村長と助役(・・・なら、なんで自分の荷物をまとめてるんだろう・・・)
金吾「くそ~こんな時に翼がいてくれたら・・・」
千代女「なに情けないこと言ってんのよ男どもは・・・」
百地「加勢するぞ甲賀忍者の諸君・・・」
伊賀忍者の生き残りが集まってくる。
「!!」
千代女「え・・・?」
金吾「キサマ・・・!」
百地「お久しぶりです先生・・・」
金吾「なにが先生じゃ!守銭奴め!伊賀の忍びの手など借りんわ!」
千代女「今はそんなこと言ってる場合じゃないわよ!」
百地「その通り・・・今は伊賀と甲賀が手を組むとき・・・」
金吾「わしはだまされんぞ。おまえは大嘘つきじゃ!」
千代女「確かにあなたらしくない。会社は捨ててきたの?」
百地「信長の本当の目的はこの土地だ・・・
ここを守らなければ我々忍者の勝利はない・・・
結界はどれだけ張れる?」
千代女「甘くみないでちょうだい。村の半分はいけるわ」
百地「よろしい。では、もう半分は我々が守ろう。
村長は民間人を村中心部に避難させてください。」
駆け出す村長「はい・・・!」
金吾「なんでおまえが仕切るんじゃ!!」
・
腕時計を見る長門「・・・そろそろ一時間ですが・・・どういたしますか信長様。」
信長「じゃあちょっと早いけど、やっちゃおうか。」
長門「戦車隊前へ!望月村を焦土と変えるのだ!!撃てい!!!」
・
望月村へ至る山道を駆けるカイト。
「はあはあ・・・セスナを壊すんじゃなかった・・・!」
車のクラクション。
カイトの横に明智が運転するピックアップトレーラーが止まる。
「!」
翼「カイトさん乗って!!」
「翼さん!やっぱり生きてたんだ!」
・
車内――
翼「そうですか・・・父が信長に・・・」
風間「ごめんね、間に合わなかった・・・」
翼「いや、謝らないでください・・・」
明智「彼は何者?」
翼「伝説の忍者の風間カイトさんです。
カイトさん、こちらは科学者の明智博士です」
明智「どうも。」
風間「・・・つまり、あの土地から核兵器ができるの!!??」
明智「ええ。つまり日本も核保有国となるんだね」
風間「そんな他人事のように・・・」
翼「だから望月村は絶対に信長に渡しちゃいけない・・・!」
明智「それはいいけど・・・ねえねえ何か聞こえない・・・?」
風間「砲撃してる・・・!」
・
結界で戦車を防ぐ千代女。結界用の札を並べていく。
「これは長丁場になりそうね・・・」
百地「篭城戦か。食料はどれくらいある?」
村長「それが備蓄米のほとんどを丹羽という商社マンに売ってしまったんです・・・」
助役「ええ、言い値ですべて買ってくれて・・・」
村長「あれは儲かった♪」
千代女「馬鹿ね!札束で腹が膨れるの?これは言ってみれば兵糧攻めよ!」
村長「そんなこといったってどこも地方行政は苦しいんだ!」
百地「こんな時に内輪もめはやめたまえ!
村長、信長がこの村を狙う目的は何だと思います?」
村長「いや、全然・・・」
助役「もしかして、北西部の薬草園では・・・?」
百地「薬草園?」
村の地図を広げる助役。
助役「はい、この場所は古くから甲賀忍者が薬に使う特殊な薬草が生えているんです・・・」
百地「どこら辺ですか?正確に教えて下さい」
村長「ここです・・・」
百地「ここか・・・」
無線機を取り出す百地。
「例の場所がわかりました。座標はAの113です、信長様・・・」
「!!」
千代女にシュレッダーの鉤爪のような刀を突きつける百地
「それでは、その場所の結界を解いてくれるかな・・・」
千代女「今は伊賀と甲賀が手を組む時じゃなかったの・・・?」
百地「冗談じゃない・・・私は都会派なんだ。」
千代女「そう・・・」
百地「さあ、結界を解け。」
千代女「それはできないわ。私はこの村が好きなの。」
百地「そうか・・・私たちは気が合っていると思っていたが・・・残念だよ」
千代女の首に向けて刀を振るう百地。
その刹那、望月金吾が刀で百地に斬りかかってくる。
ぎりぎりでこれをかわす百地。
千代女「お父さん!!」
金吾「言ったはずじゃ・・・こいつは絶対信用するなと・・・!」
百地「その太刀筋・・・危うく見切れないところでしたよ・・・」
金吾「あたりまえじゃ、誰がおまえに刀を教えたと思っておる・・・」
百地「しかし、私はあんたを越えた・・・!」
金吾を切りつける百地。
千代女「お父さん!!」
伊賀忍者が押し入ってくる「おとなしくしろ!」
手を挙げる一同。
倒れる金吾「無念じゃ・・・屁さえ出れば・・・」
百地「最後の忠告だ。
このハゲじじいを殺されたくなければ、薬草園の結界を切れ。」
千代女「・・・私の負けよ。」
結界の札を取る。
金吾「ば・・・バカ娘が・・・」
千代女「孫の顔を見るまで死ねないんじゃなかったの?」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる