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第三章 銀河の歌姫――Galaxy Minerva
1982年 7月2日
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夢を追って、失敗してもいいじゃない。
それでも何とかなるものよ。
ー―マヤ・アンジェロウ
☆
月独立戦争は終わった。
月は地球の保護区となり、月面解放軍は武力解除。
セレーネ人の難民は故郷へ帰った。
しかしレオナ・イヤハートの故郷へ帰る代償は大きかった。
戦争によって体をズタズタにされてしまったレオナは、パイロットを続けるどころか、まともに歩くこともできなくなってしまった。
ライトは、病室の窓を開けると傷ついたレオナに海を見せた。
病室のカーテンが海風で小さく揺れる。
ベットで寝たきりのレオナは、嬉しそうに風の匂いを嗅いだ。
「あ~いい天気・・・」
ライトは複雑な表情でレオナを見る。
「そんな顔するなって。
あんたの整備不良でこうなったわけやない・・・気にするな。
誰も悪くない・・・月のやつらだって・・・本当はきっと誰も殺したくなかった・・・」
レオナは自分に言い聞かせるように静かに呟いた。
すると、レオナは上半身をおこして話題を変えた。
「あ、そうそう、最近暇でな・・・
子どもの頃のことを思い出すんや・・・覚えてないか?
ライトが宇宙一速い宇宙船を作って、二人一緒に宇宙を旅するって・・・
宇宙のいろんなところを回って・・・
きっと楽しいやろうな・・・」
窓の外の空を、ぼんやり眺めるレオナ。
そしてライトの方を振り返った。
「なあ、わたしの体が治ったら、その・・・
君が作ってる宇宙船に乗せてくれへんかな?」
「え?」
「迷惑かな・・・?」
「そんなことないよ。一緒に行こう」
ライトは頷いた。
「よかった・・・じゃ、これ預かっといて」
そう言うと、レオナはベッドの横に置いてあるフライトゴーグルをライトに渡した。
「・・・医者がなんて言ったか知らんが、あたしはまだ諦めてへんで。
あたしはまだ生きとる。
生きとるうちは何度だってやり直せる。
・・・なんだって許せる。
だから・・・
ライトも絶対に夢を諦めんなよ!」
レオナは微笑んだ。
それでも何とかなるものよ。
ー―マヤ・アンジェロウ
☆
月独立戦争は終わった。
月は地球の保護区となり、月面解放軍は武力解除。
セレーネ人の難民は故郷へ帰った。
しかしレオナ・イヤハートの故郷へ帰る代償は大きかった。
戦争によって体をズタズタにされてしまったレオナは、パイロットを続けるどころか、まともに歩くこともできなくなってしまった。
ライトは、病室の窓を開けると傷ついたレオナに海を見せた。
病室のカーテンが海風で小さく揺れる。
ベットで寝たきりのレオナは、嬉しそうに風の匂いを嗅いだ。
「あ~いい天気・・・」
ライトは複雑な表情でレオナを見る。
「そんな顔するなって。
あんたの整備不良でこうなったわけやない・・・気にするな。
誰も悪くない・・・月のやつらだって・・・本当はきっと誰も殺したくなかった・・・」
レオナは自分に言い聞かせるように静かに呟いた。
すると、レオナは上半身をおこして話題を変えた。
「あ、そうそう、最近暇でな・・・
子どもの頃のことを思い出すんや・・・覚えてないか?
ライトが宇宙一速い宇宙船を作って、二人一緒に宇宙を旅するって・・・
宇宙のいろんなところを回って・・・
きっと楽しいやろうな・・・」
窓の外の空を、ぼんやり眺めるレオナ。
そしてライトの方を振り返った。
「なあ、わたしの体が治ったら、その・・・
君が作ってる宇宙船に乗せてくれへんかな?」
「え?」
「迷惑かな・・・?」
「そんなことないよ。一緒に行こう」
ライトは頷いた。
「よかった・・・じゃ、これ預かっといて」
そう言うと、レオナはベッドの横に置いてあるフライトゴーグルをライトに渡した。
「・・・医者がなんて言ったか知らんが、あたしはまだ諦めてへんで。
あたしはまだ生きとる。
生きとるうちは何度だってやり直せる。
・・・なんだって許せる。
だから・・・
ライトも絶対に夢を諦めんなよ!」
レオナは微笑んだ。
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