【完結】姫が可愛くないはずがないっ!!!

ルコ

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公開告白

姫1

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 ・・・ち、ちょ、ちょ、ちょっと待って??!何で?何で俺は今リューセーにキスされてるんだ??

喋っている途中に物理的に口を塞がれ、驚きのあまり少し開けてしまった俺の口に、リューセーは容赦なく舌をねじ込んで来た。

マ・ジ・で??!!!

何?マジで何なのこの状況?!!!

俺、ファーストキスなんですけどぉぉぉっっ!!!!

俺が一人であせっている間にも、リューセーの舌は俺の口腔内を傍若無人に暴れまくる。

初めてなのに、こんな濃厚なベロチュー・・しかも男にされてる俺・・・くっそ!色々レベル高すぎんだよっ!!

あぁ・・けど何かちょっと気持ちいいかも・・・リューセーの舌熱いな・・舌を絡められ、上顎を舌先で刺激されると何だか変な気持ちになって来た。あ~ヤバいかも・・・カクンと体の力が抜ける・・・・

力が入らなくなり、膝から崩れ落ちそうになった俺をリューセーが支え、抱きしめられながらキスが続く。

いい加減苦しくなって来て、酸素を求めた俺が必死で唇を離そうとするも、少しズレた口の端からどちらのものか分からない唾液が垂れただけだった。

 永遠とも思える時間の後、やっと解放された俺。体感時間は一時間ほど経った気分だが、実際には数分の出来事なんだろう。

俺はまだ頭が上手く働かず、ぼうっとリューセーを見つめた。

「姫?嫌だった?けど謝らないよ。オレはどうしても姫を手に入れたい。姫の言う通り、オレは自分勝手なんだろう。
けど、この気持ちは抑えきれないんだ。」

ようやく我に返った俺はリューセーを睨みつけて言った。

「・・ファーストキスだったんだからな・・・」

「っっ!!!ウソ!嬉しい・・嬉しすぎるよ姫ぇ!!」

また抱きついて来やがった。あぁ、見えるはずないのにブンブン振りまくっている尻尾が見えるわ。全身全霊で喜びまくってる大型犬だな。

正直ちょっと絆されそうになってる。

けどここで許してしまったら、コイツと付き合う以外の選択肢がなくなってしまうよなぁ・・・

「お前、俺のファーストキスを強奪したんだぞ?ちょっとは申し訳なさそうな顔しろよ・・しかもあんな濃厚な・・・ファーストキスってもっと、チュッとか可愛いもんなんじゃねぇの??」

「だって嬉しいんだもん。悔いは一切ない。何ならもう一回したい。もっと濃厚なのをじっくりとしたい。」

「アホかぁっっ?!俺は悔いるわ!強奪なんかされたかねぇ!!俺は俺の意思でドキドキしながらファーストキスしたかったのっ!!お前、どこまで自分勝手なんだよっっ!しかも手慣れすぎててムカつく!!」

「あぁ・・それは謝るよ。ごめんね、ちゃんとロマンチックなシュチュエーションを用意するべきだったね。けど、待てなかったんだ。だって、姫を早くオレのものにしないと誰かに取られちゃうかもしれないでしょ?
それと手慣れてはいないよ。そんなに経験ないもん。けど、姫への気持ちが溢れて自然にああなったの。本能かな??」

「はぁ?誰が取るっつーんだよ?!お前以外にコクられた事なんかねぇぞ?
んで、エロい事に関しても脳筋なのか・・ビビるわ・・・」

「はぁ・・これだから無自覚美少年は・・・言っておくけどね、姫を狙ってる男はいっぱいいるよ?女子もね。」

「マジで??全然気付いてなかったわ・・って、待って?そんな男リューセー以外にいるのっ??女子はちょっと嬉しいけど・・・」

「いるの!!オレがどんだけ威嚇してると思ってんの?もうちょっと警戒してくれないかなぁ。
それに女子にも渡さないからね。
姫、さっきのキス嫌じゃなかったんでしょ?本当に嫌なら姫の性格上、もっと暴れまくって拒むよね?更に舌をおもいっきり噛むくらいの事はしそうじゃない。なのに途中からはオレに身を任せてくれたでしょ?あれは合意とみなすよ。
だから謝らないし、姫を諦めない。」

 リューセーにそう言い切られて、俺は何も言い返せなかったんだ。
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