【完結】Alucard〜アルカード〜

妖狐🦊🐯

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6.Encounter

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記事を調べるエドウィナ。

夢に出てくる老人と子供達を拐っている人物は関係は無いかもしれない。ただの偶然って事だってある。

けど放っといて良いのだろうか・・・?

自分が勤めている職場の子供達とて今後巻き込まれてしまう可能性だってある。

調べ始めてから、気付けばどれぐらい経つだろうか。

2時間、3時間いやもっと。もっとだ。


(拐われた子供達が住んでいたのはそれぞれルディントン市、スペリオル市、トリード市・・・!これは。)


持ってきたメモ帳に今日調べた事を可能な限りメモした。


(明日もまた来よう。)


シュザンヌに頼まれていた食材、調味料を購入。

ちょっと買いすぎたかも。

小麦粉だけ、ポケットに入れ帰ろうとする中。

何処からか


「やめて、来ないで!!」


と悲鳴が聞こえる。


(あの声、聞き覚えが。)


声がした方向に行ってみると家があり、中を覗くと勤め先の施設に通っているポールと言う金髪で小柄、右手に自慢の腕時計をした少年が、上半身裸で背中に蝙蝠の様な翼を生やし、眼球の白眼の部分が黒く染まり、髪も含めた全身が真っ白、歯に血の付いた男性に取り押さえられていた。

メモ帳を買い物袋にしまい地面に置き家の中に駆け込んだエドウィナは


「ポール?どうしたの?」


と叫ぶ。


「エドウィナ・・・先生助けて、パパとママが・・・ウウッ・・・。」


彼は涙を流しながらエドウィナに助けを求めた。

部屋の奥にはポールの両親と思われる男女が血を流し床に倒れている。


「貴方がやったの?」


男性は頷く。


「すぐに、その子を離しなさい。」


勇気を奮い男性(化け物)に啖呵を切るエドウィナ。

男は一瞬の内にエドウィナの前に移動し首を掴む。


(人間の力じゃない。これは・・・。)


気を失うエドウィナ。


「遂に見付けたぞ。」


と呟き男はほくそ笑んだ。

しかしだ、ポールの叫び声や妙な物音を不審に感じた近所の人々が


「何だ、何だ?どうした?」


と言ってこちらに集まって来たのだ。

男はポールとエドウィナを抱え空へと飛び立つ。

その様子を見た人々が一人また一人と声を上げて叫ぶ。


「パパ見て、お化けだよ。お化けが空を飛んでるよ。」


「おいおい、何だよありゃ?!」


中には腰を抜かしていた人も。

騒ぎを聞き付けて人がやって来た警察官、及びスペンス刑事は早速調査を始める。

現場にあった買い物袋を発見し中に入っていたメモ帳の筆跡等から、エドウィナが事件に巻き込まれた事に気付き、彼は部下達に指示を行う。


「先日、ヘイムダルが言っていた事が真実ならばエドウィナは『あそこ』にいる筈だ。すぐに向かうぞ。」


と発し警察官達を連れアルカード達の行方を追った。
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