15 / 88
夕日が綺麗ですね。
15
しおりを挟む時雨がそんな事を思っているとは露知らず、一正はあらゆる場所を探し回っていた。
「どこだ……?」
だが、人の痕跡すら見当たらない……
(どこだ……教室、裏庭、屋上、踊り場、寮内、食堂、風紀委員室、職員室、学園の門前……………………)
「どこにいるんだ!!!」
散々、歩き回って疲れたので壁に寄りかかると………
「あ……」
初歩的な場所をすっかり忘れていた………
「保健室だ………」
居なければ、ついでに休もうといった心持ちで、保健室の扉を開ける。
すると…………
「こいつ…………」
そこには、傷だらけの濃い赤髪をした、ヤンキーの風貌をした男が眠っていた…
「スゥ…スゥ…」
(子供みたいな寝顔だな……)
自然に顔が近づいていく、
パチッ
「!?」
途端に今までスヤスヤと眠っていたそいつが、目を開けた。
驚いて、飛のくとそいつは、まだ眠たげな顔でゆっくり体をあげた
「……………………誰だ……」
***
あらすじを少しだけ変更いたしました。
大筋は、変わっていないので、あんまり気にしなくて大丈夫です( ^ω^)
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
128
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる