上 下
34 / 88
雪がやみませんね。

30

しおりを挟む




 そして……………

 

 「蛇島!!!!!」

 那之原は既に蛇島と会っていた。

 「………………何?」

 隣には南乃が居た。

 「南乃…………?」
 「ん?
なんや、俺が隣におんのがそんな不思議かいな!」
 「いや…そういう訳では………」
 「まぁ、不思議な思うのもしゃーない。
だって、明らかに雰囲気ちゃうしな!」

 違うと言っているだろう………

 だが、確かに雰囲気も対極と言えるだろう

 南乃は明るく陽気な雰囲気だが、蛇島は暗くはないが近寄りがたいオーラがある。

 「俺らはな、1年の頃に知りおうて、そっから友達やねん」

 南乃はそう言うと蛇島の肩に自分の腕を置いた。

 「!!」

 蛇島にそれを嫌がる素振りはない。

 蛇島は人に触られるのが嫌だと言った。

 “俺がある『基準』を達したと判断した奴だけ”

 その言葉を思い出していた。

 そうか……南乃は、許されたのか………………

 「南乃、悪いが席を外してくれ。
蛇島と話しがある」





しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

疲労熱

BL / 完結 24h.ポイント:390pt お気に入り:4

【完結】人生2回目の少女は、年上騎士団長から逃げられない

恋愛 / 完結 24h.ポイント:3,363pt お気に入り:1,134

絶滅危惧種オメガと異世界アルファ

BL / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:106

紅雨 サイドストーリー

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:85pt お気に入り:4

二番煎じな俺を殴りたいんだが、手を貸してくれ

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:482pt お気に入り:0

1人の男と魔女3人

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:369pt お気に入り:1

melt(ML)

BL / 連載中 24h.ポイント:170pt お気に入り:13

処理中です...