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明日の月は綺麗でしょうね。
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しおりを挟む「たつ……み、一喜、仮眠……室。」
「分かりました。私は少し後で向かいます。」
「わか……た。」
手短に済ませると、縞至は常円寺を抱えたまま食堂を出ていった。
(常円寺は体格も良いから中々思いはずだが、よくあそこまで軽々持ち上げられるな……)
そう思っていると、目の端で蛇島が見えた。
「蛇島!どこへ行くんだ?」
「……………別に」
蛇島は相変わらず素っ気ないが、やはり可愛い。
「そうか、なら一緒に飯を食べないか?」
「は?………なんで俺が、お前と食べなくちゃならないんだ。」
「俺がそうしたいからだ。」
俺はおそらく、今顔が緩みきっているだろう。
「っ!………知るか」
蛇島はそっぽを向いてしまったが、耳が赤くなっているのが分かる。
「ははっ、蛇島は本当に可愛いな」
「うるせぇ…ところで、お前なんでこんなとこにいるんだ?」
蛇島が聞いてきた。
(蛇島……!俺に、ミジンコ程の興味を!)
「あ、ああ…実は転校生の情報が風紀にも入ってきてな。話しを聞いていたら、その転校生が蛇島と同じクラスだと知って、蛇島が無事かを確かめたかったんだ」
「………………………………………」
蛇島は何も言わず、ただこちらをジッと見つめている。
「さ、蛇島……?」
(な、なぜ何も言わないんだ!?まさか引かれてしまったか………!)
「さ、蛇島!あのだな……」
俺は急いで弁解しようとした。
だが……
「………………来い」
「え…」
「付いて来いって言ってんだよ」
「あ、ああ…」
何故か蛇島に付いて行く事になっていた。
双子はいつの間にか居なくなっていたし、副会長は何やら一匹狼君に話しかけ、爽やか君はまりもの側にいた。
何より蛇島と話せて嬉しかった。
だからだ、まりもがこっちを睨みつけているのに気付かなかったのは。
明日の月は綺麗でしょうね。
=殺す。
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