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クレマン・ドルバック 【完】
「結婚してから幸せそうだな」
兄がクレマンをからかう。クレマンはぬけぬけとのろける。
「それはもう。向こうの家の居心地もいいですしね」
兄のエティエンヌが二人きりなので気になっている事を聞く。
「その、ニコルの奥方は…」
「まだ軟禁状態です。教育プログラムが進まないんですよ。リリと結婚して、子供がも二人出来るだけの年数経ってるのに全然。あ、でもマダムフルールのおかげで伯爵家の社交は彼女が担ってくれてますし、リリは別段何をしなくてもリーゼ妃やイネス嬢やヴィオレット夫人がいるので社交界で酷い目にはあいませんしね」
と言いながらクレマンはちょっと浮世離れしたリリゼットが同年代の同じ家格の女性たちからは少々疎まれているし、男性の好奇心をそそっているのも知っていた。その上でマダムフルールの義理の娘になったので、夜会などでマダムに紹介してほしい女性たちがリリゼットにまとわりつく。
リリゼットはドルバック家の別枠ということで準伯爵の家格を与えらていた。それは王国の古い法律で『ドルバックの赤毛』の特権であった。意に添わねば王族の依頼も断ってよいという特権までついていた。
信仰に篤いリリゼットには聖女の誘いが教会からでて、教会へはドルバックから抗議が行った。その時に今の聖女はかなり老齢で月々の遠征が出来なくなっている事で、国境線が危ないという事を相談され、次の聖女候補(複数の令嬢が既に教会に入っている)が聖女になるまで東西南北の教会のある守護石に魔力を注ぐのを手伝う事になった。
先代が一人でやっていた業務をするには今代の聖女候補たちは力が足りないので合計8人、正副の聖女を決め東西南北に配置すると決めたらしい。
教会側は修道院にいるときにリリゼットの事を知っていれば、とかなり悔しい思いをしているらしい。リリゼット達がいたのは西の方の修道院で、ここの院長はドルバック領出身の人間だったので『ドルバックの赤毛』の事を知った上で教会の上層部には伝えなかったのだ。教会がその件で問い合わせたところ、件の院長はすでに還俗して、領地に帰ったと返答されたとか。
「お前らはいいとして、子供達は…貴族籍は持てないんだろう?」
「いいえ、『赤毛』の子供なので、嫡子は子爵位になるらしいです。ドルバックの領内は子爵や男爵が多いのはそのせいですね。ある程度領地内の親戚での結婚をしているので一定数以上増えないようには気を付けているとニコル義兄上に聞きました」
「実務は相変わらずニコルが?」
「ニコル義兄上とマダムでやっておられます。最近は戦闘メイド育成組織からの手袋の依頼が多くて義父上もルイも領地の革細工勢も忙しいらしいです。義父上は悪さをする余裕もないらしいですし」
クレマンがくすり、と笑う。
エティエンヌは弟のこういう人間らしい風情は結婚して、いや、リリゼットと付き合い出してからだな、と表に出さず考えていた。エティエンヌもそろそろ婚約を、と言われており、年齢が高いにかかわらず12~3才の令嬢を持つ家からも申し込みがあり、困っていた。
「クレマンの知り合いとかに少々高齢で独り身の女性はいないかな?最近、俺が結婚相手を探しているというので未婚女性を持つ貴族からの申し込みが多くてな。未婚女性の一番多い年代が15までだからそのあたりの年齢の子供の申し込みが多くてな。………ちょっと勘弁してほしくて」
クレマンは兄の秘密の恋人が全て未亡人や訳アリの年上の女性だったことを知っているのでそれは十代の令嬢は避けたいだろうな、とは思った。
「俺では無理ですね。一度、うちに食事に来てくれますか。週のうち5日は義父上もマダムもうちで食事してますから」
「うちって、別邸?」
「ええ、ニコル義兄上達が一家で、ジュリエット夫人も一緒に食事できるように、と。子供と一緒に食事をした方が彼女の為になりますし」
これもマダムとリリゼットで話し合って決めた事だった。ニコルもジュリエットの矯正は半ばあきらめていて、週に3回の外出、庭の散歩はニコルかルイがつきそって行っている。ルイは伯爵領を継ぐよりもエドアールの下で魔法騎士団に入るべきか否かを悩んでいる最中らしい。
「いらっしゃいませ」
エティエンヌは弟の妻、リリゼットを少しまぶしそうに見た。相変わらず赤い髪を綺麗に結い上げて薄いクリーム色のドレスを身にまとっている。ドレスの裾から膝辺りの高さまで大小色々な大きさの菫の花が飛んでいる。
「マダムもいらっしゃるけど、今日は…紹介したい方がおりますの」
エティエンヌが見知った顔があった。
「イネス・ラングレー嬢、お久しぶりです。デビュタント以来ですね」
エティエンヌは彼女と1度だけ踊ったことを覚えていた。
「覚えていただいていて光栄です」
エティエンヌはかつての少女の見事な成熟形であるイネスに好感を持った。女性二人が話している時にクレマンにそっと言った。
「クレマン、俺頑張る」
二人は目を合わせてにやり、とした
== 完 ==
兄がクレマンをからかう。クレマンはぬけぬけとのろける。
「それはもう。向こうの家の居心地もいいですしね」
兄のエティエンヌが二人きりなので気になっている事を聞く。
「その、ニコルの奥方は…」
「まだ軟禁状態です。教育プログラムが進まないんですよ。リリと結婚して、子供がも二人出来るだけの年数経ってるのに全然。あ、でもマダムフルールのおかげで伯爵家の社交は彼女が担ってくれてますし、リリは別段何をしなくてもリーゼ妃やイネス嬢やヴィオレット夫人がいるので社交界で酷い目にはあいませんしね」
と言いながらクレマンはちょっと浮世離れしたリリゼットが同年代の同じ家格の女性たちからは少々疎まれているし、男性の好奇心をそそっているのも知っていた。その上でマダムフルールの義理の娘になったので、夜会などでマダムに紹介してほしい女性たちがリリゼットにまとわりつく。
リリゼットはドルバック家の別枠ということで準伯爵の家格を与えらていた。それは王国の古い法律で『ドルバックの赤毛』の特権であった。意に添わねば王族の依頼も断ってよいという特権までついていた。
信仰に篤いリリゼットには聖女の誘いが教会からでて、教会へはドルバックから抗議が行った。その時に今の聖女はかなり老齢で月々の遠征が出来なくなっている事で、国境線が危ないという事を相談され、次の聖女候補(複数の令嬢が既に教会に入っている)が聖女になるまで東西南北の教会のある守護石に魔力を注ぐのを手伝う事になった。
先代が一人でやっていた業務をするには今代の聖女候補たちは力が足りないので合計8人、正副の聖女を決め東西南北に配置すると決めたらしい。
教会側は修道院にいるときにリリゼットの事を知っていれば、とかなり悔しい思いをしているらしい。リリゼット達がいたのは西の方の修道院で、ここの院長はドルバック領出身の人間だったので『ドルバックの赤毛』の事を知った上で教会の上層部には伝えなかったのだ。教会がその件で問い合わせたところ、件の院長はすでに還俗して、領地に帰ったと返答されたとか。
「お前らはいいとして、子供達は…貴族籍は持てないんだろう?」
「いいえ、『赤毛』の子供なので、嫡子は子爵位になるらしいです。ドルバックの領内は子爵や男爵が多いのはそのせいですね。ある程度領地内の親戚での結婚をしているので一定数以上増えないようには気を付けているとニコル義兄上に聞きました」
「実務は相変わらずニコルが?」
「ニコル義兄上とマダムでやっておられます。最近は戦闘メイド育成組織からの手袋の依頼が多くて義父上もルイも領地の革細工勢も忙しいらしいです。義父上は悪さをする余裕もないらしいですし」
クレマンがくすり、と笑う。
エティエンヌは弟のこういう人間らしい風情は結婚して、いや、リリゼットと付き合い出してからだな、と表に出さず考えていた。エティエンヌもそろそろ婚約を、と言われており、年齢が高いにかかわらず12~3才の令嬢を持つ家からも申し込みがあり、困っていた。
「クレマンの知り合いとかに少々高齢で独り身の女性はいないかな?最近、俺が結婚相手を探しているというので未婚女性を持つ貴族からの申し込みが多くてな。未婚女性の一番多い年代が15までだからそのあたりの年齢の子供の申し込みが多くてな。………ちょっと勘弁してほしくて」
クレマンは兄の秘密の恋人が全て未亡人や訳アリの年上の女性だったことを知っているのでそれは十代の令嬢は避けたいだろうな、とは思った。
「俺では無理ですね。一度、うちに食事に来てくれますか。週のうち5日は義父上もマダムもうちで食事してますから」
「うちって、別邸?」
「ええ、ニコル義兄上達が一家で、ジュリエット夫人も一緒に食事できるように、と。子供と一緒に食事をした方が彼女の為になりますし」
これもマダムとリリゼットで話し合って決めた事だった。ニコルもジュリエットの矯正は半ばあきらめていて、週に3回の外出、庭の散歩はニコルかルイがつきそって行っている。ルイは伯爵領を継ぐよりもエドアールの下で魔法騎士団に入るべきか否かを悩んでいる最中らしい。
「いらっしゃいませ」
エティエンヌは弟の妻、リリゼットを少しまぶしそうに見た。相変わらず赤い髪を綺麗に結い上げて薄いクリーム色のドレスを身にまとっている。ドレスの裾から膝辺りの高さまで大小色々な大きさの菫の花が飛んでいる。
「マダムもいらっしゃるけど、今日は…紹介したい方がおりますの」
エティエンヌが見知った顔があった。
「イネス・ラングレー嬢、お久しぶりです。デビュタント以来ですね」
エティエンヌは彼女と1度だけ踊ったことを覚えていた。
「覚えていただいていて光栄です」
エティエンヌはかつての少女の見事な成熟形であるイネスに好感を持った。女性二人が話している時にクレマンにそっと言った。
「クレマン、俺頑張る」
二人は目を合わせてにやり、とした
== 完 ==
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