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海の後始末の章
閑話 アキラが見た夢
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「なぁ、俺、ばーちゃんが生きてる間に一遍向こうに行きたい」
アキラは黒龍にわがままを言う。
「……メンテナンスの2週間の間の1週間程度ならいけるぞ。ちゃんと挨拶してこい、友達にもな。お前が高校出てから2年後くらいか。親の元に呼ばれたから外国に行くという設定で友達に別れの挨拶してこい」
黒龍はそう言ってアキラの一部を元居た所、日本のとある場所に送る。それを元にしてアキラの外側をその場所にあるもので構成する、と。その体は一週間しか保てない、と。
次の瞬間、アキラの体は前にいた神社の境内に表れていた。
「アキラちゃん?」
ばーちゃんの声にアキラは振り向いた。
「ちょっとだけ帰ってきた。あんまり長いこと居られないけど」
「ええよ。元気やった?」
ばーちゃんは裏手にある家に入るように促した。
「泊まってもいいの?」
「ええよ。あ、一人男の子預かってるんよ。アキラちゃんより二つ下。彼を預かってた親戚の方が蒸発してね。で、今、うちにいはるの」
田口俊介という16歳の少年はアキラの白シャツに黒の皮の脚にピッタリしたパンツという出立ちに
「ロックの人?」
と聞いてきた。
「あー、そういうわけでもない。皮が柔らかくて履きやすくてな」
とアキラは誤魔化した。俊介はふーんという。
「あんた変わってんな」
あまり友好的なタイプではないらしい。
アキラはいつもの河原に行く。後輩たちがやはりクラブ活動をしている。
「あれ?アキラじゃん、帰ってきたの?」
同級生の一人がOBとして後輩たちを見ていたらしい。
「ちょっとだけな。みんなの顔、見に来た」
「ん、じゃ夜出れる?」
「出るよ」
「スマホは?」
「あ……」
アキラはスマホの存在をまるっきり忘れていた。
「ま、アキラなら約束やぶんねーだろうし。18時半に校門前な」
「高校?」
「あ、いや。アキラは中学の場所わかるか?」
「場所だけなら」
「んなら中学の正門、サッカーのゴールが置いてあるほうな」
「わかった」
「ラーメン行こうぜ、ラーメン」
アキラは楽しい一週間を過ごした。
「じゃ、ばーちゃん。……次はないと思う」
ばーちゃんはある程度わかっているようで
「向こうの龍神様によろしくね。私の方から会いにいけたらいいのだけど」
「……また会える、といいけど」
そう言ってアキラは来た時と同じようにいきなりその場から消えた。
「黒龍、ありがとう」
「ま、ちゃんと別れを言えてよかったな」
それから三日後、アキラは目を覚ました。
アキラは黒龍にわがままを言う。
「……メンテナンスの2週間の間の1週間程度ならいけるぞ。ちゃんと挨拶してこい、友達にもな。お前が高校出てから2年後くらいか。親の元に呼ばれたから外国に行くという設定で友達に別れの挨拶してこい」
黒龍はそう言ってアキラの一部を元居た所、日本のとある場所に送る。それを元にしてアキラの外側をその場所にあるもので構成する、と。その体は一週間しか保てない、と。
次の瞬間、アキラの体は前にいた神社の境内に表れていた。
「アキラちゃん?」
ばーちゃんの声にアキラは振り向いた。
「ちょっとだけ帰ってきた。あんまり長いこと居られないけど」
「ええよ。元気やった?」
ばーちゃんは裏手にある家に入るように促した。
「泊まってもいいの?」
「ええよ。あ、一人男の子預かってるんよ。アキラちゃんより二つ下。彼を預かってた親戚の方が蒸発してね。で、今、うちにいはるの」
田口俊介という16歳の少年はアキラの白シャツに黒の皮の脚にピッタリしたパンツという出立ちに
「ロックの人?」
と聞いてきた。
「あー、そういうわけでもない。皮が柔らかくて履きやすくてな」
とアキラは誤魔化した。俊介はふーんという。
「あんた変わってんな」
あまり友好的なタイプではないらしい。
アキラはいつもの河原に行く。後輩たちがやはりクラブ活動をしている。
「あれ?アキラじゃん、帰ってきたの?」
同級生の一人がOBとして後輩たちを見ていたらしい。
「ちょっとだけな。みんなの顔、見に来た」
「ん、じゃ夜出れる?」
「出るよ」
「スマホは?」
「あ……」
アキラはスマホの存在をまるっきり忘れていた。
「ま、アキラなら約束やぶんねーだろうし。18時半に校門前な」
「高校?」
「あ、いや。アキラは中学の場所わかるか?」
「場所だけなら」
「んなら中学の正門、サッカーのゴールが置いてあるほうな」
「わかった」
「ラーメン行こうぜ、ラーメン」
アキラは楽しい一週間を過ごした。
「じゃ、ばーちゃん。……次はないと思う」
ばーちゃんはある程度わかっているようで
「向こうの龍神様によろしくね。私の方から会いにいけたらいいのだけど」
「……また会える、といいけど」
そう言ってアキラは来た時と同じようにいきなりその場から消えた。
「黒龍、ありがとう」
「ま、ちゃんと別れを言えてよかったな」
それから三日後、アキラは目を覚ました。
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