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NTRのハードルは高い
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正直、もう少し見ていたいなと思った。
レイノルドの異能はいくつかあるが、そのひとつは遠見が出来ることだった。
見ようと思った場面が目の前に広がる。その能力で常に奴隷の動向はチェックしていた為、ルクシュの突撃にもすぐに対応出来たのだ。
もうひとつは透明化である。気配も匂いも遮断して、姿を消すことが出来る。
その能力を使って、今まさに犯られそうになっている自分の奴隷と、使用人の情事の真っ只中にレイノルドはいた。
(あー、えっろ…イイ顔するなぁ、やっぱり)
最近は自分に抱かれても、そこまで強く抵抗することはなくなっていた。
痛みや恐怖より、快感の方が強くなった証拠だろう。まだ羞恥や屈辱は感じているようだが、それより何より上回る快楽に流され溺れていく様は欲望に忠実で見映えがするなあとレイノルドは思っていた。
(ちょろいんだよなぁ、この子…)
そこがまたいいんだけど、とレイノルドは舌舐めずりをする。
この年にもなると処女を相手にする機会もぐっと減る。そもそもレイノルドは初めての相手を労わりながらするセックスが好きではなかったし、その必要性も感じていなかった。
もとより相手の反応や機微を察することがレイノルドは苦手だ。出来ないわけではなく、ただ単純に面倒臭いのである。
だからリーリエのように、自分を尊重しろ、自分に構え、自分を愛でろと一方的に捲し立ててくる相手とは最悪に相性が悪かった。
何故当然のようにそうされる価値が自分にあると信じられるのか、レイノルドにはまったくもってわからない。
(でもこの子には、どれだけ時間をかけても惜しくないと思えるから不思議だ)
下手くそだったフェラも、レイノルドの度重なる指導によりかなり上達した。
今ではレイノルドのモノをしゃぶるだけで勃起するようにさえなった。喉にも良いところがあると教えてやったおかげだろう。
大変覚えが良く快楽に従順な体である。この子相手になら、いくらでも時間と手間をかけられる自信がレイノルドにはあった。
(しかしルクシュは相当興奮しているな)
目が欲情している時のそれである。ここまで興奮状態だと、途中で止まることは難しいだろう。
(気持ちはわかるぞルクシュ……この人間の良さがわかるとは、見所があるな)
うんうんと頷きながら、レイノルドは嫌がりながらも身をくねらせ、感じている様子の奴隷の顔を凝視する。
気持ちよくなりながらも口ではやめろ、嫌だと繰り返す、その虚勢がたまらなく可愛いんだよなとレイノルドは思い返す。
絶対嫌がってないだろう、と指摘するといつもこの子は顔を真っ赤にさせ口籠もる。図星をさされた後は決まり悪そうにレイノルドを睨みつけ、何かを堪えるように唇を切れるほど噛みしめるのだ。
(私に助けを求める声も、まあ悪くはないのだが…)
そう言えば、この奴隷に自身の名前を伝えるのを忘れていたなとレイノルドは思い出す。
さっきから変態主人、と連呼され、それだけは情緒がないなと思っていたところだった。
(これからは、名前で呼ばせよう)
是非そうしよう、とレイノルドは決意する。そして自分もこの奴隷のことを名前で呼ぼうと決意する。
その方が、次またこんな場面に出会した時、気分が盛り上がるに違いないと思うからだ。
(私の名前を呼んで、助けを求めながらも他の雄に抱かれる。……それもまた、いいかもな…)
だが今はまだその時ではない。
レイノルドは今まさに挿入しようとしているルクシュと奴隷の間に割り込むと、ルクシュの襟首を掴んで勢いよく引き剥がした。
少し手荒になった為、その反動でルクシュは部屋の壁まで吹き飛んでしまう。
「はっ、……!!」
唐突に姿を現したレイノルドに、人間の子が目をパチパチとさせている。
そのアホ面さえも可愛くみえる。これはかなりの重症だ。
「助けに来たぞ、人の子よ」
そう言って顔を覗き込むと、彼は一瞬呆けたような顔をして、それからボロボロと涙をこぼして泣き崩れてしまった。
どうやら相当怖かったらしい。
(最後まで見てなくて、本当に良かった…)
危うく芽生えかけた信頼を失うところだったと、レイノルドは内心で冷や汗をかく。
とにかく寝取られは未遂に終わった。レイノルドはあやすように頭を撫で撫ですると、自身の罪悪感を埋めるように優しく抱きしめてやる。
複数プレイはまだ当分先になりそうだなと、心の中で少しばかり、残念に思いながら。
レイノルドの異能はいくつかあるが、そのひとつは遠見が出来ることだった。
見ようと思った場面が目の前に広がる。その能力で常に奴隷の動向はチェックしていた為、ルクシュの突撃にもすぐに対応出来たのだ。
もうひとつは透明化である。気配も匂いも遮断して、姿を消すことが出来る。
その能力を使って、今まさに犯られそうになっている自分の奴隷と、使用人の情事の真っ只中にレイノルドはいた。
(あー、えっろ…イイ顔するなぁ、やっぱり)
最近は自分に抱かれても、そこまで強く抵抗することはなくなっていた。
痛みや恐怖より、快感の方が強くなった証拠だろう。まだ羞恥や屈辱は感じているようだが、それより何より上回る快楽に流され溺れていく様は欲望に忠実で見映えがするなあとレイノルドは思っていた。
(ちょろいんだよなぁ、この子…)
そこがまたいいんだけど、とレイノルドは舌舐めずりをする。
この年にもなると処女を相手にする機会もぐっと減る。そもそもレイノルドは初めての相手を労わりながらするセックスが好きではなかったし、その必要性も感じていなかった。
もとより相手の反応や機微を察することがレイノルドは苦手だ。出来ないわけではなく、ただ単純に面倒臭いのである。
だからリーリエのように、自分を尊重しろ、自分に構え、自分を愛でろと一方的に捲し立ててくる相手とは最悪に相性が悪かった。
何故当然のようにそうされる価値が自分にあると信じられるのか、レイノルドにはまったくもってわからない。
(でもこの子には、どれだけ時間をかけても惜しくないと思えるから不思議だ)
下手くそだったフェラも、レイノルドの度重なる指導によりかなり上達した。
今ではレイノルドのモノをしゃぶるだけで勃起するようにさえなった。喉にも良いところがあると教えてやったおかげだろう。
大変覚えが良く快楽に従順な体である。この子相手になら、いくらでも時間と手間をかけられる自信がレイノルドにはあった。
(しかしルクシュは相当興奮しているな)
目が欲情している時のそれである。ここまで興奮状態だと、途中で止まることは難しいだろう。
(気持ちはわかるぞルクシュ……この人間の良さがわかるとは、見所があるな)
うんうんと頷きながら、レイノルドは嫌がりながらも身をくねらせ、感じている様子の奴隷の顔を凝視する。
気持ちよくなりながらも口ではやめろ、嫌だと繰り返す、その虚勢がたまらなく可愛いんだよなとレイノルドは思い返す。
絶対嫌がってないだろう、と指摘するといつもこの子は顔を真っ赤にさせ口籠もる。図星をさされた後は決まり悪そうにレイノルドを睨みつけ、何かを堪えるように唇を切れるほど噛みしめるのだ。
(私に助けを求める声も、まあ悪くはないのだが…)
そう言えば、この奴隷に自身の名前を伝えるのを忘れていたなとレイノルドは思い出す。
さっきから変態主人、と連呼され、それだけは情緒がないなと思っていたところだった。
(これからは、名前で呼ばせよう)
是非そうしよう、とレイノルドは決意する。そして自分もこの奴隷のことを名前で呼ぼうと決意する。
その方が、次またこんな場面に出会した時、気分が盛り上がるに違いないと思うからだ。
(私の名前を呼んで、助けを求めながらも他の雄に抱かれる。……それもまた、いいかもな…)
だが今はまだその時ではない。
レイノルドは今まさに挿入しようとしているルクシュと奴隷の間に割り込むと、ルクシュの襟首を掴んで勢いよく引き剥がした。
少し手荒になった為、その反動でルクシュは部屋の壁まで吹き飛んでしまう。
「はっ、……!!」
唐突に姿を現したレイノルドに、人間の子が目をパチパチとさせている。
そのアホ面さえも可愛くみえる。これはかなりの重症だ。
「助けに来たぞ、人の子よ」
そう言って顔を覗き込むと、彼は一瞬呆けたような顔をして、それからボロボロと涙をこぼして泣き崩れてしまった。
どうやら相当怖かったらしい。
(最後まで見てなくて、本当に良かった…)
危うく芽生えかけた信頼を失うところだったと、レイノルドは内心で冷や汗をかく。
とにかく寝取られは未遂に終わった。レイノルドはあやすように頭を撫で撫ですると、自身の罪悪感を埋めるように優しく抱きしめてやる。
複数プレイはまだ当分先になりそうだなと、心の中で少しばかり、残念に思いながら。
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