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そういう時期
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「龍之介、おはよ」
「おは、んんっ」
出会い頭にぶちゅっとされて、龍之介は目を白黒させる。
「…お前、なんかキャラ違くない?」
「は?何が?今日も最高に可愛いな」
「……………(ゾッ)」
あの日、ダームウェルを混じえて3Pをした日からずっと、ルクシュの様子がおかしかった。
どうおかしくなったって?
「何処にいても何をしてても、俺のことを可愛いとしか言わなくなったんだけど…」
なんか理由聞いてる?と尋ねてみても、誰も明確な答えはくれなかった。ただみんな生暖かい目で見てくるばかりである。ちくしょう、人をバカップルを見るような目つきで見やがって…
「今まで抑え込んでいたものが決壊した結果ですね」
「それどういう意味?ミアちゃん」
「つまり、ルクシュは龍之介様のことが好きで好きで仕方がないのです」
「す…?」
好きで好きで?俺のことが??
「…………俺、もう結構な年のオジサンだけど…」
「お若く見えますよ」
「いや、そういうことじゃなくってさぁ!」
今までそんな素振りあった!?と聞くと、「それなりに」と返ってくる。そりゃ多少の好意はあるとは思ってたけど、もっとふんわり、うっすらしたものかと思っていた。
それこそちょっとヤリたいな、くらいのものだと思っていたのだ。だからこそ誘ったのだ。エルヴィンさんに言われたから、というのも勿論あったけれど…
「じゃあ俺、ずっとあいつに可愛いって言われ続けんの?」
「いいではないですか、好きにさせておけば」
「ド、ドライねミアちゃん…」
「ルクシュは龍之介様に恋人がいると知った上で、あの浮かれようなのですから」
龍之介様と関係が持てて、よほど嬉しかったのだと思いますよとミアは続けてこう言った。
「たまには相手をしてあげてくださいね。でないと落ち込んで鬱陶しいので」
「はは、は…(ルクシュのこと嫌いなのかな…?)善処します…」
とは言えだ。
「龍之介!昼メシ一緒に食おうぜ!」
「お、おう」
「龍之介!筋トレすんだろ?足持ってやるぜ!」
「お、おう」
「龍之介!風呂行くのか?洗ってやるぜ!」
「お…」
さ す が に う ざ い … !
「ねーエルヴィンさん、どうしたらいい?っていうかどうにかしてくれる?」
「業務自体に支障はきたしてないので、口出しする権限はありませんね」
「そんなあ」
そんなぁ…と思う。龍之介だってこれでも大人だから、年下からの純粋な好意(?)を無碍にはしたくない、という気持ちは一応あるのだ。
だがしかし、いかんせん鬱陶しい。鬱陶しいというかもう、申し訳ない。多少性格と性癖に問題はありそうだが、あんな見た目ジャ●●ズみたいな若い男の子にスキスキ攻撃されていい人間じゃないのだ、自分は。
(なんかこう、罪悪感がすごい…)
例えるなら何にも知らない未成年に淫行している気分である。
「なあなあ、今日レイノルド様視察でいないだろ?エッチなことしていいかな?」
「………………」
前言撤回。
淫行はする側ではなく、される側である。
「おは、んんっ」
出会い頭にぶちゅっとされて、龍之介は目を白黒させる。
「…お前、なんかキャラ違くない?」
「は?何が?今日も最高に可愛いな」
「……………(ゾッ)」
あの日、ダームウェルを混じえて3Pをした日からずっと、ルクシュの様子がおかしかった。
どうおかしくなったって?
「何処にいても何をしてても、俺のことを可愛いとしか言わなくなったんだけど…」
なんか理由聞いてる?と尋ねてみても、誰も明確な答えはくれなかった。ただみんな生暖かい目で見てくるばかりである。ちくしょう、人をバカップルを見るような目つきで見やがって…
「今まで抑え込んでいたものが決壊した結果ですね」
「それどういう意味?ミアちゃん」
「つまり、ルクシュは龍之介様のことが好きで好きで仕方がないのです」
「す…?」
好きで好きで?俺のことが??
「…………俺、もう結構な年のオジサンだけど…」
「お若く見えますよ」
「いや、そういうことじゃなくってさぁ!」
今までそんな素振りあった!?と聞くと、「それなりに」と返ってくる。そりゃ多少の好意はあるとは思ってたけど、もっとふんわり、うっすらしたものかと思っていた。
それこそちょっとヤリたいな、くらいのものだと思っていたのだ。だからこそ誘ったのだ。エルヴィンさんに言われたから、というのも勿論あったけれど…
「じゃあ俺、ずっとあいつに可愛いって言われ続けんの?」
「いいではないですか、好きにさせておけば」
「ド、ドライねミアちゃん…」
「ルクシュは龍之介様に恋人がいると知った上で、あの浮かれようなのですから」
龍之介様と関係が持てて、よほど嬉しかったのだと思いますよとミアは続けてこう言った。
「たまには相手をしてあげてくださいね。でないと落ち込んで鬱陶しいので」
「はは、は…(ルクシュのこと嫌いなのかな…?)善処します…」
とは言えだ。
「龍之介!昼メシ一緒に食おうぜ!」
「お、おう」
「龍之介!筋トレすんだろ?足持ってやるぜ!」
「お、おう」
「龍之介!風呂行くのか?洗ってやるぜ!」
「お…」
さ す が に う ざ い … !
「ねーエルヴィンさん、どうしたらいい?っていうかどうにかしてくれる?」
「業務自体に支障はきたしてないので、口出しする権限はありませんね」
「そんなあ」
そんなぁ…と思う。龍之介だってこれでも大人だから、年下からの純粋な好意(?)を無碍にはしたくない、という気持ちは一応あるのだ。
だがしかし、いかんせん鬱陶しい。鬱陶しいというかもう、申し訳ない。多少性格と性癖に問題はありそうだが、あんな見た目ジャ●●ズみたいな若い男の子にスキスキ攻撃されていい人間じゃないのだ、自分は。
(なんかこう、罪悪感がすごい…)
例えるなら何にも知らない未成年に淫行している気分である。
「なあなあ、今日レイノルド様視察でいないだろ?エッチなことしていいかな?」
「………………」
前言撤回。
淫行はする側ではなく、される側である。
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