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黒歴史更新のおしらせ
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「オラ、着いたぞ、降りろ」
「…………もう殺してくれよ」
「それもういいから。なんだったら俺だって醜態晒してんだよ諦めろ」
「クスリ、よくない…」
「だったら激痛のままで良かったか?次からはそうしてやろうか」
「えっ、次があるの?」
「あるよ、今日からお前は俺の嫁のひとりだからな」
「ええ、マジか…」
ってかそれでいいんだろうかレイノルドは、と思う。勿論この方法が自分を安全に守る為のものだということはわかる。王様だって別に俺を抱きたくて抱いたわけでも(今回に限っては)ないのだとわかっている。
けれど本当にそれでレイノルドはいいのか?仮にも好きな相手が…というか恋人が、他の男の嫁になるのだぞ?なんかこう、色々とおかしくないか?NTRもここまでくると話が変わってきてないか??
「…………ま、思うところはあると思うが、これが現状いちばん確実な手なんだ。出国する頃には離縁してやるから安心しろ」
「それっていつまで…」
「さあな、それはアイツらの頑張り次第だろ」
「………………なあ、」
「なんだよ」
「ごめん、立てない」
「………………」
エド、抱っこしてやれと王様は顎で狼くんに指示を出す。するとすぐさま両足を抱えられ、勢いよく抱き上げられた。うおっ、これは俗に言うお姫さま抱っこでは…!
「は、恥ずか死ぬ…」
「お前の羞恥心どうなってんの?明らかにもっと恥ずかしいところ見られ済みだよな?」
「それとこれとは話が全然ちがううう」
「お前…仮にも夫の前で他の男に抱えられて顔赤くするなよ…」
「あっ、もしかして不貞行為に厳しい感じ…?」
婚姻中は他の異性(同性?)と性行為禁止とか?と龍之介は狼くんに抱っこされながら聞き返す。至極当然なことを聞くようだが、ここは確認しておかなければならない。何故なら龍之介にはこの世界の常識が全くないのだから!!
「基本は厳禁。不貞行為があった時点で加護は消える」
「ひええ」
「ただ例外もある。俺も嫁が複数いる手前全員を毎日抱けるわけじゃねえからな。嫁にはひとりずつ護衛騎士をつけている。そいつとする分には問題ない」
「護衛騎士…」
「お前にはこいつをつけてやるよ」
嬉しいだろ?と、王様は悪い顔をする。うっ、と龍之介は思わず口籠った。この王様、何を何処まで把握しているのだろうか…
「よ、よろしく…?」
勿論、こいつとは狼くんのことである。
上目遣いにそう呟けば、慎ましげな返事がかえってくる。緊張しているのか消え入りそうな声である。か、かわいい…
「ヤバい、可愛いんですけど」
「夫の前で何を言い出すんだお前は」
「夫公認の浮気相手ってことだろ?どんな昼ドラ設定?間男おけ??」
「お前が何を言ってるのかよくわからんが、気にいった人選だったなら何よりだ」
とにかく今は、一刻も早く湯浴みをして来いと馬車を降ろされ案内された部屋に押し込められた。
そう言えば当然の様に抱きかかえてくれていたけれど、今の俺、めっちゃ臭くないか…?
気がつけば顔がカピカピである。顔射なんてAVの世界以外で本気でやる奴の気がしれない…
「早く顔洗いたい…」
「では侍女を呼んで参ります」
「えっ、ひとりで出来るよ!?」
「そういうわけにはいきませんので」
あなたはもう王妃様ですから、と狼くんは控え目にそう言って、侍女を呼びに行ってしまった。
なんだか変なことになってしまったなと、ひとり残された龍之介はその場にしゃがみ込む。
顔の火照りは、暫く治りそうになかった。
「…………もう殺してくれよ」
「それもういいから。なんだったら俺だって醜態晒してんだよ諦めろ」
「クスリ、よくない…」
「だったら激痛のままで良かったか?次からはそうしてやろうか」
「えっ、次があるの?」
「あるよ、今日からお前は俺の嫁のひとりだからな」
「ええ、マジか…」
ってかそれでいいんだろうかレイノルドは、と思う。勿論この方法が自分を安全に守る為のものだということはわかる。王様だって別に俺を抱きたくて抱いたわけでも(今回に限っては)ないのだとわかっている。
けれど本当にそれでレイノルドはいいのか?仮にも好きな相手が…というか恋人が、他の男の嫁になるのだぞ?なんかこう、色々とおかしくないか?NTRもここまでくると話が変わってきてないか??
「…………ま、思うところはあると思うが、これが現状いちばん確実な手なんだ。出国する頃には離縁してやるから安心しろ」
「それっていつまで…」
「さあな、それはアイツらの頑張り次第だろ」
「………………なあ、」
「なんだよ」
「ごめん、立てない」
「………………」
エド、抱っこしてやれと王様は顎で狼くんに指示を出す。するとすぐさま両足を抱えられ、勢いよく抱き上げられた。うおっ、これは俗に言うお姫さま抱っこでは…!
「は、恥ずか死ぬ…」
「お前の羞恥心どうなってんの?明らかにもっと恥ずかしいところ見られ済みだよな?」
「それとこれとは話が全然ちがううう」
「お前…仮にも夫の前で他の男に抱えられて顔赤くするなよ…」
「あっ、もしかして不貞行為に厳しい感じ…?」
婚姻中は他の異性(同性?)と性行為禁止とか?と龍之介は狼くんに抱っこされながら聞き返す。至極当然なことを聞くようだが、ここは確認しておかなければならない。何故なら龍之介にはこの世界の常識が全くないのだから!!
「基本は厳禁。不貞行為があった時点で加護は消える」
「ひええ」
「ただ例外もある。俺も嫁が複数いる手前全員を毎日抱けるわけじゃねえからな。嫁にはひとりずつ護衛騎士をつけている。そいつとする分には問題ない」
「護衛騎士…」
「お前にはこいつをつけてやるよ」
嬉しいだろ?と、王様は悪い顔をする。うっ、と龍之介は思わず口籠った。この王様、何を何処まで把握しているのだろうか…
「よ、よろしく…?」
勿論、こいつとは狼くんのことである。
上目遣いにそう呟けば、慎ましげな返事がかえってくる。緊張しているのか消え入りそうな声である。か、かわいい…
「ヤバい、可愛いんですけど」
「夫の前で何を言い出すんだお前は」
「夫公認の浮気相手ってことだろ?どんな昼ドラ設定?間男おけ??」
「お前が何を言ってるのかよくわからんが、気にいった人選だったなら何よりだ」
とにかく今は、一刻も早く湯浴みをして来いと馬車を降ろされ案内された部屋に押し込められた。
そう言えば当然の様に抱きかかえてくれていたけれど、今の俺、めっちゃ臭くないか…?
気がつけば顔がカピカピである。顔射なんてAVの世界以外で本気でやる奴の気がしれない…
「早く顔洗いたい…」
「では侍女を呼んで参ります」
「えっ、ひとりで出来るよ!?」
「そういうわけにはいきませんので」
あなたはもう王妃様ですから、と狼くんは控え目にそう言って、侍女を呼びに行ってしまった。
なんだか変なことになってしまったなと、ひとり残された龍之介はその場にしゃがみ込む。
顔の火照りは、暫く治りそうになかった。
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