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抜け駆けと子育て
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もういっそ、滞在している間に孕ませてしまおうか?
(なんてな、)
多くの妻を持ち多くの子を産ませ育てることが王としての役割だ。だが実際のところ子供はよく死に、胎の中でも育たないことが多い。
王妃たちには平等に接しているつもりだが、それでも軋轢は生じる。王妃同士はよくても背後にいる者たちが、国が、それを許さない場合だってある。
この国に残ったとて、龍之介が幸せに暮らせる保証などないのだ。その身に加護は与えられても、胎の中の子や産んだ後の子供にまでそれは影響しない。あくまで守れるのは王妃だけなのである。
(それでも、ここにいる限りは安全だ。少なくとも誰かに殺されることはない)
人間が寿命まで生きていられる確率は限りなく低い。ただでさえ低い生存率に加えて希少価値が高い為にすぐに狙われ誘拐される。その行き着く先は奴隷商か娼館のほぼ二択である。龍之介のように良い主人に恵まれることは稀だった。そういう意味では、龍之介は幸運である。少なくとも、ここには彼に敵意を向けるものはひとりも存在しないのだから。
「他の王子たちとも会わせるおつもりですか?」
「ん?ああ、そうだな…あの様子ならそれがいいかもしれないな。交流が深まれば子供たちへの情も湧くだろう。そうすれば、その分長く、この国に滞在してくれるかもしれないぞ?」
「なるほど…策士ですね」
「お前だって一緒に過ごせる時間は、長い方がいいだろう」
「はい、その通りですね」
龍之介に会わせたのはいちばん若い雄の双子であった。まだまだ無邪気で人懐こい。牙も爪も鋭くないので甘噛みされても戯れつかれても平気だろう。
もうひと組は男女の双子で、こちらも会わせることに抵抗はない。
「問題は5才と6才の方かな」
「…ロジアン様と会わせるのは、少々問題がありませんか?」
「うん?んー……親子で乱交は流石に不味いか」
「流石に止めて下さい。息子に寝取られて陛下は構わないのですか?」
「別に。だって絶対俺の方が気持ち良くさせられられるし」
「そういう問題ですか…」
「ま、お前には面白くない話だよな。とは言えロジアンだけに会わせないというのも逆におかしな話だろう?下手に隠せば好奇心に駆られて向こうからやってくるぞ」
「…勘弁してください。自分では、ロジアン様を止められません」
「別にいいぞ?龍之介の意志を無視して事に及ぼうとするなら遠慮なく排除しろ。その為の護衛騎士なんだからな」
「……陛下がそう仰るなら」
全力で排除します、とエドは利き手を剣に添える。まあロジアンには良い刺激になるだろう。息子の成長を見守るのも親の務めである。ま、親子3Pには多少未練が残るけれど。
(なんてな、)
多くの妻を持ち多くの子を産ませ育てることが王としての役割だ。だが実際のところ子供はよく死に、胎の中でも育たないことが多い。
王妃たちには平等に接しているつもりだが、それでも軋轢は生じる。王妃同士はよくても背後にいる者たちが、国が、それを許さない場合だってある。
この国に残ったとて、龍之介が幸せに暮らせる保証などないのだ。その身に加護は与えられても、胎の中の子や産んだ後の子供にまでそれは影響しない。あくまで守れるのは王妃だけなのである。
(それでも、ここにいる限りは安全だ。少なくとも誰かに殺されることはない)
人間が寿命まで生きていられる確率は限りなく低い。ただでさえ低い生存率に加えて希少価値が高い為にすぐに狙われ誘拐される。その行き着く先は奴隷商か娼館のほぼ二択である。龍之介のように良い主人に恵まれることは稀だった。そういう意味では、龍之介は幸運である。少なくとも、ここには彼に敵意を向けるものはひとりも存在しないのだから。
「他の王子たちとも会わせるおつもりですか?」
「ん?ああ、そうだな…あの様子ならそれがいいかもしれないな。交流が深まれば子供たちへの情も湧くだろう。そうすれば、その分長く、この国に滞在してくれるかもしれないぞ?」
「なるほど…策士ですね」
「お前だって一緒に過ごせる時間は、長い方がいいだろう」
「はい、その通りですね」
龍之介に会わせたのはいちばん若い雄の双子であった。まだまだ無邪気で人懐こい。牙も爪も鋭くないので甘噛みされても戯れつかれても平気だろう。
もうひと組は男女の双子で、こちらも会わせることに抵抗はない。
「問題は5才と6才の方かな」
「…ロジアン様と会わせるのは、少々問題がありませんか?」
「うん?んー……親子で乱交は流石に不味いか」
「流石に止めて下さい。息子に寝取られて陛下は構わないのですか?」
「別に。だって絶対俺の方が気持ち良くさせられられるし」
「そういう問題ですか…」
「ま、お前には面白くない話だよな。とは言えロジアンだけに会わせないというのも逆におかしな話だろう?下手に隠せば好奇心に駆られて向こうからやってくるぞ」
「…勘弁してください。自分では、ロジアン様を止められません」
「別にいいぞ?龍之介の意志を無視して事に及ぼうとするなら遠慮なく排除しろ。その為の護衛騎士なんだからな」
「……陛下がそう仰るなら」
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