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ニールネル6才
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「アナタがお父様の新しい女?」
「おん…男です」
「見ればわかるわよ。でも女でしょ?王妃なんだから」
「…ソウデスネー」
あれおかしいな、6才って聞いてたんだけど。
(どう見ても16才くらいに見える…ような…)
とんでもなく生意気そうな美少女である。スピネルによく似た顔で美少女とか、ルックス最強すぎない?これは世界を制圧出来そうなビジュアルである…
「なあに?イヤらしい目つきで見ないでくれる?ちんこ切り落とすわよ」
「あー悪い、確かに見てたかも」
龍之介はそういうと背中を向ける。確かに美少女だなあと思って見てしまっていた。こういう子は人に見られることに慣れているだろうけれど、慣れているからって不躾に見ていいわけじゃなかった。
「スピネルによく似てるから、つい凝視しちまった。気を悪くさせたなら謝るよ」
「………アナタ、名前なんだっけ?」
「龍之介」
「りゅう…のすけ?」
「?」
ああ、レムとロムが言ってたのはアナタのことだったのねと急に口調がガラリと変わった。えっと思った時には肩を掴まれ体を反転させられ、美少女に下から顔を覗き込まれていた。なんという可愛いの暴力。キラキラし過ぎて目が痛い。
「レムとロムを可愛がってくれてありがとう。いちばん小さい子たちだから、可愛がってくれる人が増えるのは大歓迎よ」
「ロロとララにも会ったぞ。4人ともみんな破茶滅茶に可愛かった」
「でしょう?うちの兄弟たちはみんな可愛いのよ」
でもまだ幼いから自分の身を守れないの、とニールネルはそう言った。スピネルの長女である彼女はニールネルと名乗ったが、ニルと呼んでと言ってきたので龍之介は彼女をニルと呼ぶことにした。獣人たちは愛称で呼び合うのが一般的なのだろうか?
「ニル…は、兄弟たちと仲が良いんだな?」
「そうね、私が手の届く範囲で守れる子は限られてるから、自然と数が少なくなってしまったけれど、今いる子たちとは全員仲良しよ」
「え、どういうこと…?」
「お父様から聞いてない?この国では王族の子供は簡単に死ぬのよ。暗殺されたり誘拐されたり、理由は様々だけどね」
「聞いてない…」
「生き残るのは、本当に強い者と運のある者だけね。私は運良く育ちきるまで生き残れたから、こうして今は幼い子たちを出来るだけ気にしてあげてるの」
「育ちきるって、何才のこと言ってんだ?」
「そうね、4才まで成長すれば能力次第では外敵から身を守れると思うわ。私は4才、弟は3才で暗殺者を殺しているもの」
「俺、この国はもっと安全なのかと思ってた」
「この国は子供に厳しいのよ。生き残れないのなら育てる価値もないと判断されてしまうの。王族なら特にね」
「…暗殺って、誰の差し金?」
「それはまあ、それぞれの王妃か、その背後にいる人たちだろうけど…」
「自分の子を王にしたいから、他の子を殺すってこと?それをスピネルも許してるのか?」
「許してるわけじゃないわ。お父様はあれでよくやっている方よ?そんな怖い顔で怒らないであげて?」
「…………悪い、ごめん、わかった」
こんな子供に気を遣わせてしまってはいけない。つい語尾が強くなってしまったことを謝ると、ニールネルはフフッと可愛らしい顔で微笑んだ。
「アナタ、意外と良い顔するわね?その情けない顔、ちょっとそそるわ」
「………(レイノルド的な嗜好…?)」
「あら、嬉しくないの?もしかしてホモセクシュアル?」
「違う!俺はヘテロだ!」
「お父様は同性では?」
「あっ、そうか。いやっ、でも、そのっ」
「私は同性しかダメなのよね。女の子にしか性的に興奮しないの」
「あっ、へーえ…そうなんだ…」
「でもアナタは雄の匂いがしないし、ちょっと試してみてもいいかもしれないわ。ねえ、お父様と私、どっちが良いか試してみない?」
「うえぇっ!?いや、ニル、きみ6才なんだよねっ!?」
「獣人の6才なんてもう立派な大人よ?心配しなくてもちんこは生やしてあげられるし、アナタはいつも通りで構わないわ。優しく抱いてあげるから、ねえ、どう?」
「えっ、生えるの?ってか俺が抱かれんの?」
「そうよ?私バリタチだもの」
「……………(たすけて、エド!!)」
その瞬間、身の危険を察知した龍之介が後方に控えていた狼くんに全力で助けを求めたのは、言うまでもないだろう…
「おん…男です」
「見ればわかるわよ。でも女でしょ?王妃なんだから」
「…ソウデスネー」
あれおかしいな、6才って聞いてたんだけど。
(どう見ても16才くらいに見える…ような…)
とんでもなく生意気そうな美少女である。スピネルによく似た顔で美少女とか、ルックス最強すぎない?これは世界を制圧出来そうなビジュアルである…
「なあに?イヤらしい目つきで見ないでくれる?ちんこ切り落とすわよ」
「あー悪い、確かに見てたかも」
龍之介はそういうと背中を向ける。確かに美少女だなあと思って見てしまっていた。こういう子は人に見られることに慣れているだろうけれど、慣れているからって不躾に見ていいわけじゃなかった。
「スピネルによく似てるから、つい凝視しちまった。気を悪くさせたなら謝るよ」
「………アナタ、名前なんだっけ?」
「龍之介」
「りゅう…のすけ?」
「?」
ああ、レムとロムが言ってたのはアナタのことだったのねと急に口調がガラリと変わった。えっと思った時には肩を掴まれ体を反転させられ、美少女に下から顔を覗き込まれていた。なんという可愛いの暴力。キラキラし過ぎて目が痛い。
「レムとロムを可愛がってくれてありがとう。いちばん小さい子たちだから、可愛がってくれる人が増えるのは大歓迎よ」
「ロロとララにも会ったぞ。4人ともみんな破茶滅茶に可愛かった」
「でしょう?うちの兄弟たちはみんな可愛いのよ」
でもまだ幼いから自分の身を守れないの、とニールネルはそう言った。スピネルの長女である彼女はニールネルと名乗ったが、ニルと呼んでと言ってきたので龍之介は彼女をニルと呼ぶことにした。獣人たちは愛称で呼び合うのが一般的なのだろうか?
「ニル…は、兄弟たちと仲が良いんだな?」
「そうね、私が手の届く範囲で守れる子は限られてるから、自然と数が少なくなってしまったけれど、今いる子たちとは全員仲良しよ」
「え、どういうこと…?」
「お父様から聞いてない?この国では王族の子供は簡単に死ぬのよ。暗殺されたり誘拐されたり、理由は様々だけどね」
「聞いてない…」
「生き残るのは、本当に強い者と運のある者だけね。私は運良く育ちきるまで生き残れたから、こうして今は幼い子たちを出来るだけ気にしてあげてるの」
「育ちきるって、何才のこと言ってんだ?」
「そうね、4才まで成長すれば能力次第では外敵から身を守れると思うわ。私は4才、弟は3才で暗殺者を殺しているもの」
「俺、この国はもっと安全なのかと思ってた」
「この国は子供に厳しいのよ。生き残れないのなら育てる価値もないと判断されてしまうの。王族なら特にね」
「…暗殺って、誰の差し金?」
「それはまあ、それぞれの王妃か、その背後にいる人たちだろうけど…」
「自分の子を王にしたいから、他の子を殺すってこと?それをスピネルも許してるのか?」
「許してるわけじゃないわ。お父様はあれでよくやっている方よ?そんな怖い顔で怒らないであげて?」
「…………悪い、ごめん、わかった」
こんな子供に気を遣わせてしまってはいけない。つい語尾が強くなってしまったことを謝ると、ニールネルはフフッと可愛らしい顔で微笑んだ。
「アナタ、意外と良い顔するわね?その情けない顔、ちょっとそそるわ」
「………(レイノルド的な嗜好…?)」
「あら、嬉しくないの?もしかしてホモセクシュアル?」
「違う!俺はヘテロだ!」
「お父様は同性では?」
「あっ、そうか。いやっ、でも、そのっ」
「私は同性しかダメなのよね。女の子にしか性的に興奮しないの」
「あっ、へーえ…そうなんだ…」
「でもアナタは雄の匂いがしないし、ちょっと試してみてもいいかもしれないわ。ねえ、お父様と私、どっちが良いか試してみない?」
「うえぇっ!?いや、ニル、きみ6才なんだよねっ!?」
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