社畜サラリーマンの優雅な性奴隷生活

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嫉妬はするけど

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けれど龍之介は初めて会った時から明るかった。その場にいるだけで場の雰囲気が円滑になるし、怒ったり泣いたり笑ったり、その表情はくるくるとよく変わって見ていて飽きない。気がついたらずっと目で追ってしまっている自分がいた。

(確かに最初は、いやらしい目でばかり見てしまっていたけれど)

次第にそれだけじゃない、彼自身の魅力に強く惹きつけられている自分にエドワードは気が付いた。気が付いた時には既に恋に落ちていたし、彼はその時点で他の男のものだった。エドワードの失恋は確定していたわけである。

それでも未練がましく追い縋り、何の因果か今こうして傍にいる。一時的な関係だと理解し護衛騎士としての立場をわきまえたところで感情は殺せない。他の雄の存在を感じれば激しい嫉妬を覚えたし、勝手に憤りもした。あろうことかそれを直接本人にぶつけたりも、した。

(それでも、龍之介様は自分を愛妾に迎えると仰ってくださった)

レイノルドに嫁いでも、その子供を産んでも、傍にいていいという許しを得たのだ。
護衛騎士としてだけじゃない、雄としての自分を彼は求めてくれたのだ。

(ならばもう、つまらない嫉妬はやめようと心に決めた。龍之介様はハーレムをつくることには否定的だったけれど、その考えをあらためてくれたおかげで今の自分があるわけで…)

それなら、たくさんの雄たちに愛されるのも悪くないと、彼にそう思ってもらうことこそが愛人たる自分の役割なのでは?と
エドワードはここ最近そんなことばかりを考えていた。考えていたにも関わらず、早速盛大に嫉妬していた。本当に自分が嫌になる。


(エルフなんて……自分とはまるっきり真逆のタイプだな…)

エルフと聞いた瞬間の、あの龍之介の飛びつきよう。嫌な予感しかしない。エルフはもともと排他的な種族で滅多に姿を現さず、森から出てくるのは余程の変わり者か里を追われた者たちくらいである。話の流れからするに、エルヴィンは前者のタイプだろう。

(ハーレムを作るのは賛成だけど、あまり人数を増やされるのも複雑な気分だ…)

今の時点でも、龍之介に好意を抱いている者は数人いる。この国以外の場所にも、きっと何人か存在しているに違いない。

(焼き餅を妬かずにいられるか、自信がないな…)

龍之介の寝顔を見つめながら、ため息を吐く。
けれど、これが自分の望んだ道なのだ。結局のところ龍之介が何処で何をしていても、誰に愛され誰に抱かれていても、きっと自分は許してしまうのだ。
その顔でこの声で、自分の名前を呼び笑いかけてくれる限り、自分から龍之介の傍を離れることはないだろう。


「厄介だけど、幸せだな…」

エドワードは微笑いながら龍之介の髪を梳き、その寝顔にキスをする。
無防備に眠るこの姿を独り占め出来る幸福を、心から噛み締めながら。
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