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第三部
オズと極色の国
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いつものように美術品を確認するルカ・レインボーは一つの鏡を見つけた。
「なんだろう?」
それはルビーやオパールなどの宝石を拵えた美しい鏡………
鏡が輝き出すとルカは吸い込まれ消えた。
――――――――――――――――――
その頃カンザスで平凡な日常を送るドロシーとスミス
「今日もいい天気ね」
「そうだな」
いつものように仕事をするドロシーとスミス……
オズの冒険からしばらく経ち冬 クリスマスに向けての準備を始めていた。
「ドロシー・スミスくん一旦休むぞ」
「「はーい」」
ヘンリーおじさんの声と共に家の中に入っていく。
エマおばさんのパイの匂いが家中を漂い二人は席につくがなんだかそのパイはおかしな色をしていた。
「あれ?おばさん?このパイってチェリーパイよね??」
「ええそうよ?どうしたの?」
ドロシーにはチェリーパイの中身が灰色に見えていた。
それはスミスも同様………明らかにおかしい。
「どうしたの?スミスくん?」
「いや…なんでもありません」
スミスは一口パイを食べるがその味はチェリーパイそのものでなんの変化もない。
(あれ?気のせいか??)
スミスはそう思っていたが次第に気づくそうパイだけでなくいろんなものが少しずつ灰色になっていくことに……
(おばさん達は気づいていないってことは…あとでドロシーに言おう)
――――――――――――――――――――
パイを食べ終わりドロシーとスミスはドロシー部屋に行き話し合う。
「オズの国で何かあったな」
「ええっこの状況は……スミスくんオズの国に行きましょう」
「そうだな…………」
そして二人は魔法の靴を履きオズの国に向かっていく
――――――――――――――――――
一方その頃オズでは
「オズマ王様!国中からありとあらゆる色がなくなりエメラルドシティだけでなくさまざまな国に影響が出ています!!」
「ああっわかった」
オズマは国のピンチにてんやわんやしていた。
その時バンと現れた二人…………ドロシーとスミスだ。
「「オズマ」」
「ドロシー?スミス!久しぶり…………って再会を喜んでいる暇はなかったよ……二人ともどうしたの」
二人は自分たちの世界から色がなくなっていることをオズマに話す。
「君らの世界でも…………」
オズマはそう言いかけるとスミスは周りをキョロキョロと見渡した。
「そういえばルカは?こんな時ルカなら飛びつくと思うが………」
カラフルな芸術家であるルカはこの状況を目の当たりにすればパニックになりオズマの元に向かうはずなのに……………
「そのことなんだけどね…………この事件が起こる直後ルカが消えたんだよ」
「ええ!」
二人は驚いた。
――――――――――――――――――
その頃ルカはゆっくりと起き上がり周りを見ていた。
「あれ?ここどこ??」
そこはなんだか懐かしいような雰囲気の絵の具の匂いが漂いカラフルな草木が生い茂り
建物は一月前まで住んでいたような生活感のある場所。その中心には建設途中のお城が建てられていた。
「来たことないのな………………でも懐かしい気がする」
ぬちゃぬちゃと不快な音を立てながら白の方に向かっていく。
「なんだろう?」
それはルビーやオパールなどの宝石を拵えた美しい鏡………
鏡が輝き出すとルカは吸い込まれ消えた。
――――――――――――――――――
その頃カンザスで平凡な日常を送るドロシーとスミス
「今日もいい天気ね」
「そうだな」
いつものように仕事をするドロシーとスミス……
オズの冒険からしばらく経ち冬 クリスマスに向けての準備を始めていた。
「ドロシー・スミスくん一旦休むぞ」
「「はーい」」
ヘンリーおじさんの声と共に家の中に入っていく。
エマおばさんのパイの匂いが家中を漂い二人は席につくがなんだかそのパイはおかしな色をしていた。
「あれ?おばさん?このパイってチェリーパイよね??」
「ええそうよ?どうしたの?」
ドロシーにはチェリーパイの中身が灰色に見えていた。
それはスミスも同様………明らかにおかしい。
「どうしたの?スミスくん?」
「いや…なんでもありません」
スミスは一口パイを食べるがその味はチェリーパイそのものでなんの変化もない。
(あれ?気のせいか??)
スミスはそう思っていたが次第に気づくそうパイだけでなくいろんなものが少しずつ灰色になっていくことに……
(おばさん達は気づいていないってことは…あとでドロシーに言おう)
――――――――――――――――――――
パイを食べ終わりドロシーとスミスはドロシー部屋に行き話し合う。
「オズの国で何かあったな」
「ええっこの状況は……スミスくんオズの国に行きましょう」
「そうだな…………」
そして二人は魔法の靴を履きオズの国に向かっていく
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一方その頃オズでは
「オズマ王様!国中からありとあらゆる色がなくなりエメラルドシティだけでなくさまざまな国に影響が出ています!!」
「ああっわかった」
オズマは国のピンチにてんやわんやしていた。
その時バンと現れた二人…………ドロシーとスミスだ。
「「オズマ」」
「ドロシー?スミス!久しぶり…………って再会を喜んでいる暇はなかったよ……二人ともどうしたの」
二人は自分たちの世界から色がなくなっていることをオズマに話す。
「君らの世界でも…………」
オズマはそう言いかけるとスミスは周りをキョロキョロと見渡した。
「そういえばルカは?こんな時ルカなら飛びつくと思うが………」
カラフルな芸術家であるルカはこの状況を目の当たりにすればパニックになりオズマの元に向かうはずなのに……………
「そのことなんだけどね…………この事件が起こる直後ルカが消えたんだよ」
「ええ!」
二人は驚いた。
――――――――――――――――――
その頃ルカはゆっくりと起き上がり周りを見ていた。
「あれ?ここどこ??」
そこはなんだか懐かしいような雰囲気の絵の具の匂いが漂いカラフルな草木が生い茂り
建物は一月前まで住んでいたような生活感のある場所。その中心には建設途中のお城が建てられていた。
「来たことないのな………………でも懐かしい気がする」
ぬちゃぬちゃと不快な音を立てながら白の方に向かっていく。
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