幸福サーカス団

もちもちピノ

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第二シーズン

ストーカーとジョーカー

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「……」
放課後の帰り道トボトボと歩く律子
「……はぁ………」
ため息をついているとそこにジョーカーが現れた。
「大根ちゃん」
「うわぁ!!何」
思わず蹴りかかるがスッと避けられてしまう。「大根ちゃん?ちょっと動きが鈍いね太った?」
「断じて違うわ……」
むすっとしているがその顔には影が映る…
「今日は疲れているから」
「……」
その日ジョーカーと律子の去り際を見ているだけだった。
その真夜中、ジョーカーはエドガーからパソコンを借り依頼内容を見ていた。
「依頼がきているね」
 依頼をクリックし依頼を確認するその内容はある女の子に恋心を抱いているという女の子の依頼。
「…恋のお悩みだね」
ジョーカーはこの女の子の依頼を了承ボタンを押し、明日にカフェで落ち合い話し合いをする事にひとまず寝床につき……眠る。
その頃、律子は布団の中で吐き気を催した。
「気持ち悪い…」
そこには自傷行為の画像…そこに描かれたメッセージ
 ――
 好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き
                 ――
「怖い…」
 あまりの恐怖に思わずジョーカーにメッセージを打とうとするがやめた。
「迷惑だよね……うん」

――――――――――
 翌日 依頼主と待ち合わせをする。
「こんにちわ…あのなんでも願いを叶えてくれる幸福サーカス団のジョーカーさんですよね依頼人のちゆだよ」
その依頼人ちゆはピンクと茶髪のツートンカラーで明らかに地雷系のジャージを着ている血色の悪そうな女の子。
「やあ君がそうだね 早速だけど願いの内容について教えてくれないかい?」
 するとちゆは一枚の写真を机に置くとにっこりわらいながら「私この人と一つになりたいの……私以外の人間から認知されないようにして」その写真の子は明らかに律子そのものだった。ジョーカーはちゆの狂気じみた言動にうんうんと聞きながら聞いている。
「…わかったよそうすれば君の願いは叶えられるんだね…それならいいものがあるよ」
 ジョーカーは指を鳴らしスマホを取り出すとちゆのスマホにアプリを転送する
「そのアプリに名前を入れると誰にも認知ができなくなるよ」
 そのアプリの説明にちゆは笑う。
「……」 
ちゆと別れ疲れ果てた後ベンチで休んでいると律子が現れた。
「よっクソピエロ」
「大根ちゃん?部活お休み?」
 二人はたわいもない会話をしつつお互いにジュースを飲んでいた。
「うんまあね……」律子は疲れ果てているのか目の下にはくまができていた。
「……大根ちゃん」
 ジョーカーは律子の体調不良の原因がちゆにあるとすぐに理解したがその事を言い出すタイミングが掴めなかったでも…
「大根ちゃん……今日泊まってもいい?」
「えっ?なんで??」
 ジョーカーは真剣な眼差しで律子を見ていた。
「お願い」
「ああっわかった……お母さんにはちゃんというからね」
その光景をある人物が見ていた。
 (なんで……私を騙していたの??しかも泊まるって………許せない許せない許せない)
ちゆはアプリを手に取る。
「確かこれに名前を入れれば誰からも認知されなくなるんだよね……」
 ちゆはその機能を利用し自分の名前を入れ姿が透明になり、ドラッグストアに行き包丁を万引きするが誰も気づいてはいなかった。
「きひっ」
 その夜 律子の家に泊まったジョーカー
「大根ちゃんって女の子とかに興味あんの」
「ない」
キッパリと言う律子は話を続ける。
「女の子にモテてもなんかなって思うしあとどちらかと言えばイケメンの男の子………」
ジョーカーは自分に指を刺す。
「クソピエロは範囲外中の範囲外だわ!」
「時空一のイケメンだよ?」
キラキラオーラに思わず鼻をへし折りそうになる。
「この鼻か?この鼻か?」
「やめてピノキオになる」
二人はたわいもない会話をしていると電気が突然暗くなる。
「停電??」
 律子が立ち上がり、玄関まで懐中電灯を取りに行き、ジョーカーは一人取り残された瞬間を狙い首に冷たい感触がした。
「こんばんは嘘つき道化師さん?私の好きな人と何をしているの??」
「何もしていないよ」
さらに感触は深くなりジョーカーの首に血が滲みちゆは怒りに燃える。
「アプリの件はありがとう………でも私の好きな人に近寄ったのは話が別………私嘘つきは嫌いなの」
「嘘つきね~ボクは仕事をしただけだけ君の好きな人がたまたまボクの親友だったそれだけだろ?」
 ちゆの手はさらに強くなるがその時懐中電灯を持った律子が現れた。
「えっ?」
 困惑する中ちゆはにっこりと笑いながら「律子先輩こんばんは今からこの嘘つきな不届きものを退治していました」
ジョーカーはむすっとしていた。
「不届きものは君のほうだろ?」
「黙れ」さらに奥に突き刺さる包丁に流石に痛みを覚えていた。
「私は律子先輩を守っていただけなんですだから私はいつでも律子先輩を……」
律子は暗い顔をしながら質問をした。
「もしかしてあのメールの送り主は貴女?」
「はい」
「私の目指していた高校に虚偽の情報を流したのも」
「はいだって同じ高校に行きたいので」
その言葉に律子は怒りの眼差しを向けた。
「クソピエロを離して……話したいことがある」
その言葉にちゆはにっこりとしながら律子の反応を楽しみにしていたきっと不届きものをお仕置きした自分にキスをしてくれるに違いないと考えた。
 律子は憎しみの眼差しをしながらちゆに迫った。「いい加減にしてよ!!気持ち悪い!!私の人生をめちゃくちゃにして何が楽しいの 県大会一生懸命やって推薦入学決まったのにあんたの情報で信頼無くして取り消されたし!!学校中で腫れ物みたいに扱われているの知ってる?あんたの勝手な好意に私を巻き込まないで!!!!」
 ジョーカーは恐怖と憎しみと怒りが入り混じり言う律子に驚愕するがちゆはその言葉にショックを受けたのか……「…律子先輩はそんなこと言わない……あんたのせいだ」ジョーカーを再び襲いかかり包丁を心臓部分に突き刺そうとしたその時……………………
月夜に照らされたジョーカーの目が赤くなり髪がワインの色のように変色したその瞬間ちゆの体がバラバラのサイコロステーキ状となり刺そうとした心臓の口が開き…そのまま吸い込まれてしまいちゆは消えてしまったいや
という表現が正しく思えたがジョーカーと律子は過労により死んだように眠りについてしまった。

 翌日……何事もなかったかのように二人は起きるがジョーカーは周りをキョロキョロしていた。
「大根ちゃん?昨日は大変だったね……」
 しかし律子はなぜかキョトンとしていた。
「なんのこと??昨日は乙女ゲーしまくって寝落ちしただけで別に大変じゃなかったでしょ?でも寝不足はよくないよね……推薦入学なくなっちゃうし」
昨日のことがなかったかのように律子は話すその光景は異形だったがジョーカーは彼女を困惑させないように誤魔化したが心のうちには違和感が眠っていた。
(ちゆちゃんの存在そのものがなくなったことによって大根ちゃんの現実が改変されたのでもあの力は……ボクの力じゃない……)
 ジョーカーは自身の心臓に手を当てた。
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