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異世界神話創世少女
【透明幻想・錯綜少女基底】③
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いくら読者でも、いいえ、一緒にこの物語を始めたラフィーナならきっとわかってくれるって思っていたのに!
「ワタシったら、今まで読んできたどんな物語も再現できるの。あの列車でしたみたいにね」
なんだ、それ。それこそ世界を創ることもできる力じゃないか。でも、たからってわたしが納得しないまま勝手に本を閉じるなんてひどいじゃない。せっかく作者と読者が話すまたとない機会なのに。
ラフィーナはどうして。
どうしてその強大な力で物語を作ろうとしないんだ。
世界を創るなんて、実は案外簡単なことなのに。
物語の導入なんて、実は案外他愛もないのに。
「ねえ、それならどうして自分で物語を作ろうって考えなかったの? ラフィーナ、アナタならきっとできるはずなのに」
「ワタシが主人公の物語もあったのよ? でも、それだけ。その物語はめでたしめでたしで終わっちゃったの。でも、そんなのつまらないわ。ワタシはもっと素敵な物語を見てみたいの」
神様を気取るが故の傲慢か、それともただの幼女の無邪気さか。ラフィーナの考えはいつもわたしには理解できない。
ラフィーナはありきたりな続編よりも、さらに外の世界を望んだ。
そうして、色んな物語を読んだ末に、真っ白なわたしの物語を手に取った。誰にも読まれなかった物語のページを開いてくれた。
ああ、それだけで嬉しかったんだ。
わたしの物語を読んでくれた。その時の気持ちは。
全てを思い出したんだ。まるで、あの時、この世界に墜ちてきたときみたいに。
わたしは何であるのかを。
わたしが綴るべき世界を。
わたしの存在定義を。
「わたしの名前は、【透明幻想・錯綜少女基底】――世界を彩るもの。わたしは希望を司る機能」
ふと、わたしの足元に小さな白い花が咲いているのに気が付いた。色のない花、ふふ、わたしみたいね。世界の隅っこで誰にも気付かれることなく咲くちっぽけな花。わたしが落とす影の中で、それでも確かにその花はそこに咲いていた。
その花は何色にも染まることができる。どんなものにだってなれる。
わたしはこの世界を彩りたい。
もっとこの世界を創造したい。
この世界の物語を綴りたい。
そんな世界をもっと知りたい!
わたしの希望に、願いに、思いに呼応するかのように。
それは、わたしの胸の内から湧き上がってきた初めての感情だった。
「――異世界情緒、リアルエモーション」
「ワタシったら、今まで読んできたどんな物語も再現できるの。あの列車でしたみたいにね」
なんだ、それ。それこそ世界を創ることもできる力じゃないか。でも、たからってわたしが納得しないまま勝手に本を閉じるなんてひどいじゃない。せっかく作者と読者が話すまたとない機会なのに。
ラフィーナはどうして。
どうしてその強大な力で物語を作ろうとしないんだ。
世界を創るなんて、実は案外簡単なことなのに。
物語の導入なんて、実は案外他愛もないのに。
「ねえ、それならどうして自分で物語を作ろうって考えなかったの? ラフィーナ、アナタならきっとできるはずなのに」
「ワタシが主人公の物語もあったのよ? でも、それだけ。その物語はめでたしめでたしで終わっちゃったの。でも、そんなのつまらないわ。ワタシはもっと素敵な物語を見てみたいの」
神様を気取るが故の傲慢か、それともただの幼女の無邪気さか。ラフィーナの考えはいつもわたしには理解できない。
ラフィーナはありきたりな続編よりも、さらに外の世界を望んだ。
そうして、色んな物語を読んだ末に、真っ白なわたしの物語を手に取った。誰にも読まれなかった物語のページを開いてくれた。
ああ、それだけで嬉しかったんだ。
わたしの物語を読んでくれた。その時の気持ちは。
全てを思い出したんだ。まるで、あの時、この世界に墜ちてきたときみたいに。
わたしは何であるのかを。
わたしが綴るべき世界を。
わたしの存在定義を。
「わたしの名前は、【透明幻想・錯綜少女基底】――世界を彩るもの。わたしは希望を司る機能」
ふと、わたしの足元に小さな白い花が咲いているのに気が付いた。色のない花、ふふ、わたしみたいね。世界の隅っこで誰にも気付かれることなく咲くちっぽけな花。わたしが落とす影の中で、それでも確かにその花はそこに咲いていた。
その花は何色にも染まることができる。どんなものにだってなれる。
わたしはこの世界を彩りたい。
もっとこの世界を創造したい。
この世界の物語を綴りたい。
そんな世界をもっと知りたい!
わたしの希望に、願いに、思いに呼応するかのように。
それは、わたしの胸の内から湧き上がってきた初めての感情だった。
「――異世界情緒、リアルエモーション」
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