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2.BADSCHOOL
のるかそるか
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「おいおい、能無しルジネ、授業サボって彼女を見せびらかすなんてよっぽど嬉しかったのかァ?」
チャイムが鳴って、なんか一緒について来ようとするメグリを(渋々)引き連れて屋上から戻ってみれば。
ぎらついた金髪をオールバックに固めた大柄な青年、見上げるような大男、アハルギ・遠瀬・グランバックとその取り巻きがオレ達の前に立ちふさがる。クソかよ、今までのマシだった気分が台無しだ。
アハルギは大企業の御曹司だかなんだかだ。興味ない、知らん。
つまりだ。
その辺の雑魚、つまりオレなんかに構っているような小物じゃないはずなのに。
だけど、入学したときから何故かやたらと突っ掛かってくる。本当に意味がわからん。
「こんな痛烈ド畜生なちんちくりんが彼女なわけあるか」
「ひどすぎる!」メグリの悲鳴は無視。
アハルギの身体自体に機械的な部分は見えないけどその山のように盛り上がった筋肉質な体格は完全に生身じゃあり得ないほどに膨れ上がっている。
猛禽じみた金色の瞳でオレを見下ろす3倍はありそうなこんなのが同級生だと? おいおい身体改造もいい加減にしてくれよ。
「つーか、いきなり気安く話しかけてその言い方はなんだ。話しかけんな、コミュ障」
「ああ? んだと、こら……」
「やめなさい、ワタシがいるところで喧嘩は許さないよ」
メグリがオレとアハルギの間に仁王立つけど、大した迫力はない。なんかちっこいのが立ってるなあ、くらいの迫力だ。
「おやおや、生徒会長殿、いらしたのですね、気づきませんでした」
「オレも小さすぎて見落としてたわ」
「おい、さっきからワタシのために突っ掛かってたんじゃないのかい!?」
そして、アハルギはオレの魔剣に気付く。やっぱり心臓にナイフが突き刺さっているってめっちゃ目立つよな。
「しかし、気色悪い聖遺物だな、どうやって手に入れたんだ、魔力無しのてめえなんかが」
「お前に教える筋合いはねえ、つーか、誰が好きでこんなもん心臓に突き刺すかよ」
そして、何か良からぬことを企んだのか、にやりと大きく口角を引き上げる。
「喧嘩は確かに禁止されている、当たり前だよな、暴力反対」
ああ、これはイヤな予感がする。
取り巻き共もにやにや笑っている。クソ、メグリと一緒にいるとなんだかトラブルに巻き込まれるような気がする。
今すぐ撹乱魔法を使って何もかもから逃げ出してしまわないといけないような最悪の事態。
それが今から起きてしまう、そんな予感。
「じゃあ、決闘ならどうだ? なあ、生徒会長サマ?」
「……互いの同意さえあれば決闘として認める、う、それは……」
「はッ、なら俺はてめえに決闘を申し込むぜ! 立会人は生徒会長、てめえだ」
「なあ、受けるよな、玉無し野郎?」
こういう予感だけはなぜか的中してしまう。
うんざり吐息。
「……ああ、いいよ」
「ちょっと、ルジネ!?」
「ははッ、じゃあ決まりだ、後悔しろ、無改造の原始人」
「ねえ! 彼もゲームの上位ランカーよ、大餓、アハルギ。ルジネに勝てるはずが」
「ま、やってみるさ、今までだって散々負けまくってるんだ、今さら一敗したところで何も変わら」
「決闘の報酬はお前だ、生徒会長! 俺が勝ったらそいつを好きなようにさせてもらう、いいな?」
「にゃッ!?」
「すまん、メグリ、オレのために」
「なんでワタシが犠牲になる前提なの!? そこは勝ってよ!」
「ま、この魔剣がどういう物なのか練習試合みたいなもんだ、別にランカーに興味があるわけじゃねえし気楽にいこうぜ」
「ワタシの命運が安い!」
「はははッ、これでようやくルジネを真っ向から叩き潰せるぜ!」
それはまるで雄叫びのようで、廊下に響き渡るそれを聞いた生徒達が教室からオレ達の様子を伺っている。
「つーか、なんでオレなんかに突っ掛かるんだよ、オレ何かした?」
「んなもんてめえには関係ねえよ」
全くもって意味がわからんな。やっぱり学校なんてロクなもんじゃねえ。
チャイムが鳴って、なんか一緒について来ようとするメグリを(渋々)引き連れて屋上から戻ってみれば。
ぎらついた金髪をオールバックに固めた大柄な青年、見上げるような大男、アハルギ・遠瀬・グランバックとその取り巻きがオレ達の前に立ちふさがる。クソかよ、今までのマシだった気分が台無しだ。
アハルギは大企業の御曹司だかなんだかだ。興味ない、知らん。
つまりだ。
その辺の雑魚、つまりオレなんかに構っているような小物じゃないはずなのに。
だけど、入学したときから何故かやたらと突っ掛かってくる。本当に意味がわからん。
「こんな痛烈ド畜生なちんちくりんが彼女なわけあるか」
「ひどすぎる!」メグリの悲鳴は無視。
アハルギの身体自体に機械的な部分は見えないけどその山のように盛り上がった筋肉質な体格は完全に生身じゃあり得ないほどに膨れ上がっている。
猛禽じみた金色の瞳でオレを見下ろす3倍はありそうなこんなのが同級生だと? おいおい身体改造もいい加減にしてくれよ。
「つーか、いきなり気安く話しかけてその言い方はなんだ。話しかけんな、コミュ障」
「ああ? んだと、こら……」
「やめなさい、ワタシがいるところで喧嘩は許さないよ」
メグリがオレとアハルギの間に仁王立つけど、大した迫力はない。なんかちっこいのが立ってるなあ、くらいの迫力だ。
「おやおや、生徒会長殿、いらしたのですね、気づきませんでした」
「オレも小さすぎて見落としてたわ」
「おい、さっきからワタシのために突っ掛かってたんじゃないのかい!?」
そして、アハルギはオレの魔剣に気付く。やっぱり心臓にナイフが突き刺さっているってめっちゃ目立つよな。
「しかし、気色悪い聖遺物だな、どうやって手に入れたんだ、魔力無しのてめえなんかが」
「お前に教える筋合いはねえ、つーか、誰が好きでこんなもん心臓に突き刺すかよ」
そして、何か良からぬことを企んだのか、にやりと大きく口角を引き上げる。
「喧嘩は確かに禁止されている、当たり前だよな、暴力反対」
ああ、これはイヤな予感がする。
取り巻き共もにやにや笑っている。クソ、メグリと一緒にいるとなんだかトラブルに巻き込まれるような気がする。
今すぐ撹乱魔法を使って何もかもから逃げ出してしまわないといけないような最悪の事態。
それが今から起きてしまう、そんな予感。
「じゃあ、決闘ならどうだ? なあ、生徒会長サマ?」
「……互いの同意さえあれば決闘として認める、う、それは……」
「はッ、なら俺はてめえに決闘を申し込むぜ! 立会人は生徒会長、てめえだ」
「なあ、受けるよな、玉無し野郎?」
こういう予感だけはなぜか的中してしまう。
うんざり吐息。
「……ああ、いいよ」
「ちょっと、ルジネ!?」
「ははッ、じゃあ決まりだ、後悔しろ、無改造の原始人」
「ねえ! 彼もゲームの上位ランカーよ、大餓、アハルギ。ルジネに勝てるはずが」
「ま、やってみるさ、今までだって散々負けまくってるんだ、今さら一敗したところで何も変わら」
「決闘の報酬はお前だ、生徒会長! 俺が勝ったらそいつを好きなようにさせてもらう、いいな?」
「にゃッ!?」
「すまん、メグリ、オレのために」
「なんでワタシが犠牲になる前提なの!? そこは勝ってよ!」
「ま、この魔剣がどういう物なのか練習試合みたいなもんだ、別にランカーに興味があるわけじゃねえし気楽にいこうぜ」
「ワタシの命運が安い!」
「はははッ、これでようやくルジネを真っ向から叩き潰せるぜ!」
それはまるで雄叫びのようで、廊下に響き渡るそれを聞いた生徒達が教室からオレ達の様子を伺っている。
「つーか、なんでオレなんかに突っ掛かるんだよ、オレ何かした?」
「んなもんてめえには関係ねえよ」
全くもって意味がわからんな。やっぱり学校なんてロクなもんじゃねえ。
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