氷の魔法使いと薬屋の少女

ひぽぽたます

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第4話

4-3

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もしオークやゴブリンが隷属の指輪を上手く使ったら、隷属させた人間に人攫ひとさらいのようなことをさせて人肉を手に入れようとするかもしれない。

「グギャグギャ……グゲゲ……」
(へへ……楽しみだぜ……)

「グギィッ……グギャー……」
(ああ……、これで俺達もただやられるだけじゃなくなる……)

ゴブリン達は不気味な笑みを浮かべながら話していた。

「ルーグ様……、このままでは……」

「ああ……わかっている……、だが、できればアゼルカ森林に起きている異変の原因を知りたいんだ……。急に魔物が増えた理由とか……」

「そうですか……、わかりました」

俺たちは再びゴブリンたちの会話に集中する。

「グギィッ!グギャグゲェッ!」
(よしっ!早速試してみようぜ!)

「グギィッ!グギギィッ!」
(おおっ!頼むぜ!)

「グギャグゲェーっ!!」
(任せとけっ!!)

ゴブリンはオークに向かって指輪を差し出した。

「グギャグゲェーっ!!」
(さあ、オークさんっ!この指輪を嵌めて下さいっ!!)

「ブヒィ……?ブヒヒッ……?」
(ん……?その指輪はなんだ?)

「グギャグゲッ……」
(これは……、嵌めた者が命令に従うようになる魔法のアイテムです……)

「ブヒーッ!」
(マジかよっ!スゲーっ!!)

ゴブリンの説明を聞いたオークは嬉しそうに指輪を受け取った。

「ブヒィッ!ブヒブッ!!」
(これを嵌めればいいんだなっ!)

「グゲゲ……」
(ええ……、そのまま小指に嵌めれば大丈夫ですよ……)

「ブヒッ!」
(わかったっ!)

そして、オークは躊躇することなく隷属のリングを小指に嵌めた。

「グギャグゲ……」
(さてと……、命令は何にしましょうかね……)

「グギャグゲ……、グギャグゲ……」
(やっぱりオークは間抜けだな……。自ら隷属の指輪を嵌めるとはな……。ククッ……)

「グギャグゲッ……!」
(ああ……。そうだ!いいこと思いついたぞ!)

「グギャ?」
(ん?どうするんだ?)

「グギギッ!グギャグゲーッ!!」
(裸踊りしながらボス部屋にダイブするっていうのはどうだっ!?)

「グギャギャギャーッ!グギャグギャグギャーッ!」
(ひゃはははっ!面白えぇーっ!やれやれーっ!)

「グギャグゲェーっ!グギャグゲェッ!」
(さあ、オークさんっ!服を脱いで裸踊りしろ!)

「ブヒィッ!」
(おうっ!)

オークはその場で服を脱ぎ捨てると、全裸になって両手を頭の後ろに組んで腰を振り始めた。

「ブヒンッ!ブヒンッ!ブヒーッ!」
(いくぜーっ!ハッハァーンッ!)

「グギャグゲ……、グギャグゲ……」
(うわぁ……、気持ち悪ぃ……。でも、面白ぇな!よし、そのままボスの部屋まで走っていけ!)

「ブヒィーッ!」
(おっけーい!)

オークはそのまま勢いよく走り出した。

「ルーグ様っ……!あのゴブリンが言っていたことって……!?」

「ああ……。おそらく……この洞窟はダンジョンなんだと思う……」

「そんな……!」
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