異世界転生したら魔王になったんだが、とりあえず部下の魔物娘を孕ませたったwww

ひぽぽたます

文字の大きさ
17 / 30
第6話

6-1

しおりを挟む
俺たちは3人で部屋に向かう。

「ところで、まだ名前を聞いてなかったな。俺は佐藤京太だ。よろしくな」

「私はルーナだよ。よろしくね~♪」

「あ、はい!私はミケと言います。狼獣人おおかみじゅうじんの冒険者です……。あの……本当にご迷惑じゃないでしょうか?」

少女は申し訳なさそうな顔をしていた。

「全然大丈夫だって。気にすんなよ」

「そうだよ♪」

「そうですか……。では、お言葉に甘えて……」

俺は部屋の扉を開けて中に入った。この部屋にはダブルベッドがあり、他に椅子やテーブルなどの家具が置かれている。

「ここが俺たちが泊まる部屋だ。まぁ適当に座ってくれ」

「はい、失礼します……」

ミケは恐縮したようにちょこんと椅子に座った。俺は彼女の向かい側に腰掛けた。ルーナはベッドの上に寝転がった。

「さて、それじゃあ聞かせてくれないか?どうして君は宿屋を探していたんだ?」

「はい……、実は……私は冒険者のパーティーに所属していたのですが……、旅の途中で魔物の群れに襲われてしまったんです。仲間は全員殺されてしまい、私も危うく殺される所でしたが、何とか逃げ延びることができました……」

「なるほど……」

「その後、私はこの街まで辿り着きました。街に着いた時には日が落ちていたので、宿を探していたのですが……どこの宿に行っても断られて……」

「そうか……。それは大変だったな……」

俺はラスタの冒険者ギルドで受付嬢が言っていた言葉を思い出した。最近魔物が増えていると言っていたな……。それに、ルーナが言っていたように、獣人族に対する差別意識が残っているせいで獣人族の宿泊を断る店が多いのだろう。

「それで……最後の望みだったこの宿屋さんにも断られたので……どうしようかと途方に暮れていたんです……」

「そういう事だったんだな……」

俺は顎に手を当てて考え込んだ。うーん……、獣人族は魔物に襲われる上に人間からもしいたげられているのか……。これはなんとかしてあげたいところだが……一体どうすれば良いだろうか? 俺が悩んでいると、ルーナが口を開いた。

「ねぇ、魔王さま。私が思うに、魔王さまの力があればみんなを助けられるんじゃないかな?」

「俺の力……?どういうことだ?」

「うん。魔王さまには魔族を支配する力があるでしょう?その力でみんなを支配すればいいと思うんだよね。そうすればみんな幸せに暮らせるよ」

「うーむ……。そんなに上手くいくかなぁ……、それに、俺は行商人になろうとしていたのに、いきなり支配者になるっていうのはなぁ……」

「魔王さまは魔王さまなんだから、もっと自信を持ってもいいんだよ?」

「そう言われてもなぁ……」

俺は頭を掻いた。正直なところ、わざわざ面倒な立場にならずとも、普通に女の子とイチャイチャしながら暮らしていければそれでいいと思っていたのだ。

俺が難しい顔をしながら黙っていると、ミケが声をかけてきた。

「あ、あの!お二人は何の話をしているんですか?」

ミケが不思議そうな顔をしながら聞いてきた。そういえば、彼女にはまだ言ってなかったな。

「ああ、実は俺たちは魔物なんだ。それで、俺は魔王なんだが……」

「ええっ!?ま、まさか……冗談ですよね……?」

「いや、本当なんだ。ルーナを見てみろ」

俺はルーナを指差した。彼女は今、堕天使の姿になっている。あかい瞳に黒い角。背中には大きな黒い翼が生えている。

「えっ!?あなた方は魔物なんですか……?」

「うん♪私は魔王さまに仕える最強の配下、堕天使ルーナだよ~♪」

ルーナは自慢気に胸を張っている。しかし、ミケは突然表情を変えて怯え始めた。

「ひぃ!た、助けてください!」

ミケは悲鳴を上げて後ずさりした。そして、そのまま部屋の隅に逃げていく。

「ちょっと待ってくれ。別に取って食おうなんて思ってないから」

俺は慌てて彼女を落ち着かせようとした。すると、ルーナが言った。

「大丈夫だよ♪獣人族は美味しくないから余程お腹が減ってなければ食べないよ♪」

「おい……ルーナ……」

俺は苦笑した。まったく、こいつは……

「えっと……、ミケさん?とりあえず落ち着いてくれ。俺たちは君を食べたりしない。だから安心してくれ」

「ほ、本当に……?本当に私を食べたりしないですか?」

「ああ、約束するよ」

「はい……わかりました。信じます……」

ミケは恐る恐るという様子で近づいて来た。

「ふぅ……良かった……」

俺は安堵のため息をつく。ミケは再び椅子に腰掛けた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~

一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。 そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。 しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。 そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。

俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜

早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。 食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した! しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……? 「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」 そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。 無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

部屋で寝てたら知らない内に転生ここどこだよぉぉぉ

ケンティ
ファンタジー
うぁー よく寝た さー会社行くかー あ? ここどこだよーぉぉ

男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…

アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。 そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!

処理中です...