そして僕は恋に落ちる

こうめ

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次の日

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夜が明け、いつも通り学校に行き授業を受けて終わって生徒会室へ向かった。

キャーキャーと盛り上がっている声が聞こえる。

昨日あの後浜本はどういう気持ちだったのだろう。涙ながらに話してくれた転校のこと。
泣いてた...。


ガラっと低い音をたててドアが開いた。
しん...。と静まり返って

「先輩!聞いてください!私、女優になるかもしれません!」

「そうなの!なんかこの前の劇でお偉いさんがスカウトしに来たの!」

女子ふたりが興奮して満面の笑みで駆け寄ってきた。
浜本は昨日の顔が嘘かのように笑顔だ。

「そうか。おめでとう!」

僕も精一杯の笑顔を浜本に見せた。

「じゃ、今日の議題だ。今日も頑張ろうな。」

笑顔でみんなを見回した。

今回は体育大会についてだった。
競技、応援、順番、得点。

大体を決めて次は明日になった。

「先輩、ちょっといいですか?」

そう言って浜本は僕を外に連れ出した。

「私、転校することになったって言ったじゃないですか。実は、今、二つの会社からスカウト受けてるんです。私、将来の夢が女優で...。東京の方から確実に女優になれる事務所と、この近くの事務所で小さいから絶対女優になれるってわけではないけど。でも転校しなくてすむんです。私、どっちを選んだらいいのかわかんないんです...。」

また泣きそうになっている。

「あのさ、それって自分が決めるんじゃないの?今まで女優っていう夢を追いかけてきたんだろ?なら好きな方に行けばいい。お前の判断はお前にしかできないんじゃないのか?」

素直に行くな!!って言いたかったはずなのに、どうしても言えなかった。
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