そして僕は恋に落ちる

ついに...。

月日は変わらず流れていった。

浜本や生徒会のメンバーみんなで遊びに行ったり、クラスで暴れたり...。
そんな感じでいつの間にか浜本が学校に来る最後の日になった。


最後の授業は2時間学活に当てられた。

学活ではみんなで鬼ごっこをしたり。みんなで最後全力で遊び尽くした...。

浜本は一回も泣かなかった。
何回も何回も写真を撮った。

校庭で鬼ごっこして...。リレーして、ドッヂをして...。

普通の遊びも今はすっごくたのしくおもえた。

 先生はカメラマンとして写真を撮ってくれていたが鬼ごっこでは鬼をしていた。
先生がガチで追いかけてくるから少し怖かったけど...。なかなか楽しかった!

浜本も笑顔だった。

教室に帰り次は椅子取りゲームをしたり、ジェスチャーゲームをしたり、カラオケもした。
みんなこれまでにないいい笑顔だった。

終わりのチャイムが鳴り響いた。
その瞬間皆一斉に表情が曇った。

「お別れの時間だね...。」 「しょうがないよ」
そんなことを言いながら泣き出す人もいた。

浜本も曇った表情だった。
「また会えるよ....。」

そう言ってみんなで作ったプレゼントを渡した...。

浜本は目を輝かせた。

「すごい!これ、みんなでつくったの!?」

さすがの浜本もこれはびっくりして泣き出した。

今までありがとう!そう言ってみんなで一緒に帰った