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香りの設計図
とろけるほどいい入浴剤
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「身体の調子はどうだ?」
香水斗が僕の背中に触れてくる。香水斗の指が背中をなぞると身体の内側が粟立つような不思議な感覚に陥った。
「嫌か?」
入浴剤は気持ちがいい。忙しさで抜いていなかった僕が悪かったんだ。羞恥心でまた身体が熱くなる。血流の巡りがよくなったのか、下半身に熱が集まって弧を描いた。
「嫌じゃない」
むしろ好きかもしれない。その証拠に陰茎がまたさらに大きくなった。硬く張り詰めた陰茎は早く解放してほしいと僕にアピールしてくる。僕は香水斗にバレないように、そっと手を伸ばした。
吐息が漏れないように欲望の声を押し殺す。それでも時折漏れてしまう吐息が香水斗にバレてしまわないか、逆に興奮してしまった。どうしようもないほど、僕は変態になってしまったらしい。
「とろけるほどいい入浴剤ってか」
「んあっ……!」
香水斗が僕の陰茎を握った。
「なぁ、俺の顔見て擦ってた? それとも自分の作った入浴剤に興奮した?」
香水斗のことしか考えられないように、上下に扱いてくる。入浴剤の効果なのか、すべすべになっていく陰茎は香水斗の手を速くさせた。バシャバシャとお湯が跳ねて、浴室の床と香水斗の白衣を濡らしていく。
「答えろよ」
「んっ、答えろって言われても、あっ……」
いざ、出そうとすればかなり抵抗を感じた。出したいのに出せないそんな熱がグルグルと回って出さなくても一人気持ちよくなってしまう。ドクドクと陰茎が心臓のように鼓動を打ち鳴らして限界を告げていた。
「ナカイキしてんな。どこもパンパンで苦しそう」
香水斗は僕の陰茎に浮き出た血管を指の腹でなぞった。それに合わせて鈴口がヒクヒクと閉じたり開いたりを繰り返している。それでも、精液は鈴口の一歩手前で足踏みしていた。この一線を超えてはいけない。そんな理性が射精を押しとどめている。その時間、僕は出さずにイっていた。
「あ、またイっただろ」
イったとわかっていても香水斗の手は離れてくれない。自分は安全な場所にいながら僕に一線を超えさせようとしてくる。今度は鈴口を重点的に攻められた。
「香水斗、やめろって、もう、イったし出せないから……」
「啓明ならイけるだろ」
香水斗はトドメと言わんばかりに先端を締め上げてしごいた。
「あああっ……!!」
お湯の中で出した精液は白く固まっている。一度出したら止まらなかった。我慢していたことが嘘のように流れ出ている。プカプカと浮き沈みする精子を見ていた。
心ゆくまで出し切った後でも背徳感で気持ちよくなってしまう。今度は触れていなかった後孔のふちが疼いてきた。
「出したものは掃除しとけよ」
香水斗に小さい網を渡される。
「誰のせいだよ……!」
僕は金魚すくいのように出した精子を拾い上げて処分した。
香水斗が僕の背中に触れてくる。香水斗の指が背中をなぞると身体の内側が粟立つような不思議な感覚に陥った。
「嫌か?」
入浴剤は気持ちがいい。忙しさで抜いていなかった僕が悪かったんだ。羞恥心でまた身体が熱くなる。血流の巡りがよくなったのか、下半身に熱が集まって弧を描いた。
「嫌じゃない」
むしろ好きかもしれない。その証拠に陰茎がまたさらに大きくなった。硬く張り詰めた陰茎は早く解放してほしいと僕にアピールしてくる。僕は香水斗にバレないように、そっと手を伸ばした。
吐息が漏れないように欲望の声を押し殺す。それでも時折漏れてしまう吐息が香水斗にバレてしまわないか、逆に興奮してしまった。どうしようもないほど、僕は変態になってしまったらしい。
「とろけるほどいい入浴剤ってか」
「んあっ……!」
香水斗が僕の陰茎を握った。
「なぁ、俺の顔見て擦ってた? それとも自分の作った入浴剤に興奮した?」
香水斗のことしか考えられないように、上下に扱いてくる。入浴剤の効果なのか、すべすべになっていく陰茎は香水斗の手を速くさせた。バシャバシャとお湯が跳ねて、浴室の床と香水斗の白衣を濡らしていく。
「答えろよ」
「んっ、答えろって言われても、あっ……」
いざ、出そうとすればかなり抵抗を感じた。出したいのに出せないそんな熱がグルグルと回って出さなくても一人気持ちよくなってしまう。ドクドクと陰茎が心臓のように鼓動を打ち鳴らして限界を告げていた。
「ナカイキしてんな。どこもパンパンで苦しそう」
香水斗は僕の陰茎に浮き出た血管を指の腹でなぞった。それに合わせて鈴口がヒクヒクと閉じたり開いたりを繰り返している。それでも、精液は鈴口の一歩手前で足踏みしていた。この一線を超えてはいけない。そんな理性が射精を押しとどめている。その時間、僕は出さずにイっていた。
「あ、またイっただろ」
イったとわかっていても香水斗の手は離れてくれない。自分は安全な場所にいながら僕に一線を超えさせようとしてくる。今度は鈴口を重点的に攻められた。
「香水斗、やめろって、もう、イったし出せないから……」
「啓明ならイけるだろ」
香水斗はトドメと言わんばかりに先端を締め上げてしごいた。
「あああっ……!!」
お湯の中で出した精液は白く固まっている。一度出したら止まらなかった。我慢していたことが嘘のように流れ出ている。プカプカと浮き沈みする精子を見ていた。
心ゆくまで出し切った後でも背徳感で気持ちよくなってしまう。今度は触れていなかった後孔のふちが疼いてきた。
「出したものは掃除しとけよ」
香水斗に小さい網を渡される。
「誰のせいだよ……!」
僕は金魚すくいのように出した精子を拾い上げて処分した。
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