蔑まれ王子と愛され王子

あぎ

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プロローグ第1章 「蔑まれ王子」

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蔑まれ王子と愛され王子
プロローグ 第一章 「蔑まれ王子」

この世は不公平だ。
俺の顔は醜くて、兄の顔は美しく作るのだから

親にも似てないこの顔のせいで、メイドや執事たちからなんと言われたか。コソコソと話すが大抵は聞こえる

魔法属性も違う。
母と父は光魔法で、兄は全ての魔法を使える、全属魔法、俺は、闇魔法だ。

顔のせいで蔑まれているのに、魔法まで、俺に見方をするものはいない
闇魔法は文献でしか聞いた事のないような魔法だ。
魔法に飲まれてしまえば、自信を魔法の糧とする。
いわば、諸刃の剣、光以外の全属性に有利に立ち回れるが、威力が絶大であり、術者が弱ければ魔法に取り込まれ、人間として暮らすことなど到底無理。

そんな魔法を扱うのが、この俺だ。

父と母はこの国の王様と皇后様で、兄は第1王子、俺は第2王子。
俺の城でのあだ名は『蔑まれ王子』、または『出来損ない』

メイドたちが俺の世話をすることは無い。
俺は全て1人でできる。

ただ、憎ましいとすればら同じ双子であるはずの兄だけ愛され、俺だけ嫌われる
顔のせいだと分かってはいる。魔法のせいだとわかっているが、愛して欲しい。愛をください

そんな気持ちが膨らみに膨らんで___俺は





魔法に取り込まれ、死亡した
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