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yuto
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「………………。」ゴソゴソ
(あれって…。深入りはしない方が…。良いよね)
「はぁ……。」ゴソゴソ
「うーん。これくらいで良いかな」
- - - - - - -- - - - - - - - - - -
「琥太準備出来たよ」
「分かった。なら、豪が来るまで少し待っててくれ。」
「うん!」
「なぁ、ユト。那音…那音の過去の話を聞いて
どうも思った…。」
「え、それは…。酷い話だと思ったけど……。
僕は別にそんなことで那音を嫌いになったりしないし」
「そうか。それならいいんだ。」
「…………。?」
ガチャ
「ユトちゃーん!お待たせー来たわよ」
玄関から明るく元気な豪の声がリビングまで響いた。
「豪ちゃん!」
「来たか。ユト荷物持て。行くぞ」
―――――――――――――――――
ブロロロロ…
「ねぇ、琥太ちゃん。大丈夫なの?」
「?那音の事か」
「違うわよ。桜庭の事!」
「大丈夫だろ。桜庭も調教師の1人だ。」
「そうだけど…。ユトちゃん。今から行く桜庭の所
あの人私達より変態で…。その、簡単に言うと
ユトちゃん…。危ないと思ったら電話しなさい?」
「?そんなに、危ない人なの…」
「うーん。きっと行けばわかるわ…。」
「?」
------------
「着いたわよ」
「え、ここ?凄い…豪邸だ…。」
「桜庭は金持ちなんだ。それ故に性癖もやばい。」
「……。ぇぇ。」
ユトは不安気な表情を浮かべながら
玄関のチャイムを鳴らした。
ガチャ
「桜庭様のご友人の方たちですね」
「あぁ。」
「ご案内致します。お荷物此方に…」
「え、あ、はい。」
「いつ来ても慣れないわ…。」
「凄い…僕召使いなんて初めて見た…。」
「はぁ…。とりあえずユト。これ渡しとくから」
「す、スマホ?」
「あぁ、何かあったら連絡しろ
俺たちの連絡先は入れてあるから。」
「ユトちゃん?桜庭とは連絡先交換しちゃ駄目よ?」
「わ、分かった。」
「此方になります。」トントン
「桜庭様。ご友人の皆様を連れてまいりました」
「どうぞ。」
ガチャ「失礼します。」
「琥太さん。豪さん。お久しぶりです。」
「あぁ。久しぶりだな。」
「久しぶりね。桜庭。」
「其方がユトさん。初めまして
私は桜庭桜花です。」
「は、はじめまして。
小鳥遊ユトです。」
(とても丁寧な人…。)
「桜庭。ユトちゃんに酷いことしないでね」
「心外だなぁ豪さん。私はそんな事しませんよ」
「どこ口が言ってんだよ。」
琥太はくつくつと笑いながら桜庭の背中を叩いた。
(琥太がこんなに笑うなんて…初めて見た。)
「ユト。俺たちはもう行くから迷惑掛けんなよ」
「分かった!」
「私が迎えに行くからね。ユトちゃん」
「ありがと。」
「じゃあな」「じゃあね」
ギィ…バタンッ
- - - - - - - -- - - - - - - - - - -
「…………。」キョロキョロ
「ふふっ…。そんなに見られると恥ずかしいです…。」
「ご、ごめんなさい!そのこんな豪華な家初めてで」
「じゃあ、琥太さんの家に行ったことは無いんですね」
「はい。誰の家にも行ったことなくて…」
「そうなんですか…因みに私の家も確かに豪華だけど
3人も負けないくらい豪華なお家に住んでいますよ」
「え!?そうなんですか?」
「えぇ、何も聞いたことないんですか?」
「お恥ずかしながら…。
那音の過去のお話は聞いたんですが…
それ以上踏み込むのも…と。。。」
「初っ端に聞かされたのが那音さんのお話とは……。
大変じゃなかったですか?」
「少し…。でも那音は大事な家族なので」
「おや、家族ですか…。私は貴方の過去を
知らないので口煩くは言えませんが…。那音に簡単に
家族などと言わない方がいいですよ」
「えっ……。」
「ここで話してしまうのも那音さんに
申し訳ないですが過去の話を聞いていれば
わかると思いますが…那音は家族に強い憧れを
抱いています。もしもユトさんが那音さんから離れたら
きっと地の果てまで…。こんな辛気臭い話辞めて
ティータイムにしましょう。」
「…はい。」
(あれって…。深入りはしない方が…。良いよね)
「はぁ……。」ゴソゴソ
「うーん。これくらいで良いかな」
- - - - - - -- - - - - - - - - - -
「琥太準備出来たよ」
「分かった。なら、豪が来るまで少し待っててくれ。」
「うん!」
「なぁ、ユト。那音…那音の過去の話を聞いて
どうも思った…。」
「え、それは…。酷い話だと思ったけど……。
僕は別にそんなことで那音を嫌いになったりしないし」
「そうか。それならいいんだ。」
「…………。?」
ガチャ
「ユトちゃーん!お待たせー来たわよ」
玄関から明るく元気な豪の声がリビングまで響いた。
「豪ちゃん!」
「来たか。ユト荷物持て。行くぞ」
―――――――――――――――――
ブロロロロ…
「ねぇ、琥太ちゃん。大丈夫なの?」
「?那音の事か」
「違うわよ。桜庭の事!」
「大丈夫だろ。桜庭も調教師の1人だ。」
「そうだけど…。ユトちゃん。今から行く桜庭の所
あの人私達より変態で…。その、簡単に言うと
ユトちゃん…。危ないと思ったら電話しなさい?」
「?そんなに、危ない人なの…」
「うーん。きっと行けばわかるわ…。」
「?」
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「着いたわよ」
「え、ここ?凄い…豪邸だ…。」
「桜庭は金持ちなんだ。それ故に性癖もやばい。」
「……。ぇぇ。」
ユトは不安気な表情を浮かべながら
玄関のチャイムを鳴らした。
ガチャ
「桜庭様のご友人の方たちですね」
「あぁ。」
「ご案内致します。お荷物此方に…」
「え、あ、はい。」
「いつ来ても慣れないわ…。」
「凄い…僕召使いなんて初めて見た…。」
「はぁ…。とりあえずユト。これ渡しとくから」
「す、スマホ?」
「あぁ、何かあったら連絡しろ
俺たちの連絡先は入れてあるから。」
「ユトちゃん?桜庭とは連絡先交換しちゃ駄目よ?」
「わ、分かった。」
「此方になります。」トントン
「桜庭様。ご友人の皆様を連れてまいりました」
「どうぞ。」
ガチャ「失礼します。」
「琥太さん。豪さん。お久しぶりです。」
「あぁ。久しぶりだな。」
「久しぶりね。桜庭。」
「其方がユトさん。初めまして
私は桜庭桜花です。」
「は、はじめまして。
小鳥遊ユトです。」
(とても丁寧な人…。)
「桜庭。ユトちゃんに酷いことしないでね」
「心外だなぁ豪さん。私はそんな事しませんよ」
「どこ口が言ってんだよ。」
琥太はくつくつと笑いながら桜庭の背中を叩いた。
(琥太がこんなに笑うなんて…初めて見た。)
「ユト。俺たちはもう行くから迷惑掛けんなよ」
「分かった!」
「私が迎えに行くからね。ユトちゃん」
「ありがと。」
「じゃあな」「じゃあね」
ギィ…バタンッ
- - - - - - - -- - - - - - - - - - -
「…………。」キョロキョロ
「ふふっ…。そんなに見られると恥ずかしいです…。」
「ご、ごめんなさい!そのこんな豪華な家初めてで」
「じゃあ、琥太さんの家に行ったことは無いんですね」
「はい。誰の家にも行ったことなくて…」
「そうなんですか…因みに私の家も確かに豪華だけど
3人も負けないくらい豪華なお家に住んでいますよ」
「え!?そうなんですか?」
「えぇ、何も聞いたことないんですか?」
「お恥ずかしながら…。
那音の過去のお話は聞いたんですが…
それ以上踏み込むのも…と。。。」
「初っ端に聞かされたのが那音さんのお話とは……。
大変じゃなかったですか?」
「少し…。でも那音は大事な家族なので」
「おや、家族ですか…。私は貴方の過去を
知らないので口煩くは言えませんが…。那音に簡単に
家族などと言わない方がいいですよ」
「えっ……。」
「ここで話してしまうのも那音さんに
申し訳ないですが過去の話を聞いていれば
わかると思いますが…那音は家族に強い憧れを
抱いています。もしもユトさんが那音さんから離れたら
きっと地の果てまで…。こんな辛気臭い話辞めて
ティータイムにしましょう。」
「…はい。」
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