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09話 ターゲット、木下育美
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エニウスから武器を支給された明に早くも単独任務が言い渡された。
ターゲットは木下育美。二十四歳。派遣事務員。男性経験がない事を悩んでいる。自慰行為や性癖については確認できず。性への関心が低いように見えるが、内包するエネルギーが大きく覚醒の可能性はかなり高い。
彼女は最近SNSを始め、男性を求める書き込みをしていた。作戦支部は「あきら」のハンドルネームでコンタクトを取り、彼女とデートをする約束を取りつけたのだ。
「ここまでが、諜報部と作戦支部のお膳立てね」
志乃はスクリーンに映ったターゲットの情報を一通り読み上げた。
「あの、一つ質問が」
緊迫した雰囲気の中、明が遠慮がちに尋ねた。
「何かしら?」
「ハンドルネームが『あきら』って、まんま本名じゃないですか」
「ひらがなの『あきら』としか伝えてないっていうし、問題ないと思うわ」
志乃はにこやかに言い切った。
「あ、はい……わかりました」
文句を言える空気じゃないと察した明は素直にひく事にした。
「話を続けるわね」
「……はい」
「今回はハンドルネーム『あきら』を名乗り、木下育美と接触。デート予定のレストランに向かう途中で作戦を実行してもらわ。じつは待ち合わせまであまり時間がないの。詳しい事は直接サポートするから、この通信機を持って行って。あとこれは、必要な道具が入った鞄よ」
志乃はなんだか慌ただしく小型の通信機と鞄を明に手渡した。
「頑張ってね」
志乃は明の肩をポンと叩き、送り出す。
「わかりました。いってきます」
仕事を任せて貰える。そんな状況がなんかだかいいなと明は思った。
[明くん、聞こえるかしら?]
待ち合わせ場所に近づいた時、通信機から志乃の声が聞こえた。
[はい、聞こえてます]
[待ち合わせ場所に着いたわね。状況は通信機を通してモニタリングしているわ]
[待ち合わせ時刻まであと二十分ですよね]
明はスマートフォンを見ながら確認した。
[ええ。今回のターゲットの特徴は地味な女性という感じかしら。身長は百六十センチ、黒や紺色の服装が好み。眼鏡以外は目立ったアクセサリーをつけることもないそうよ。あとは、おしりが少し大きめというくらいね]
[なんで急に知らない男とデートをしようなんて考えたんだろう?]
明は疑問に思った事を口に出していた。
[彼女の中で変わろうとする意志が芽生えたという事かしらね。彼女の初めてを明くんに奪ってもらうなんて事も考えてみたんだけど、今後もし仲間になった場合、ちょっと気まずくなるでしょう。だから最適なプランを用意したわ]
[志乃さんのプランって、かなりひどい目にあうから……なんか怖いですね]
[そんな事ないわよ!?今回のプランは水鉄砲で浣腸液と催淫剤を混合した薬液を注入し、レストラン到着までもらさないようにコントロールすること]
[コントロールって、どうしたら?]
明が疑問を投げかけようとしたその時―――
[彼女が来るわ!水鉄砲《インジェクションガン》をすぐ使えるように準備して頂戴!]
志乃から指示された明はインジェクションガンをジャケットの内ポケットに忍ばせた。
待ち合わせ場所に女性がひとり近づいてきた。眼鏡、紺のブラウスに黒いスカートだ。
「あの、木下さんですか?『あきら』ですけど」
人を探すように辺りを見回していた女性に明が声をかける。
「あ、はい、そうです。はじめまして木下です。今日はよろしくお願いします」
彼女は緊張した様子で、伏し目がちに答えた。
「初対面の人とデートとか、緊張するなぁ」
明は彼女の緊張をほぐそうと、自分も緊張しているとアピールしてみせた。
「そうなんですね。わたしも緊張してます……」
彼女の緊張は、まだとれない様子だ。
「と、とりあえず、予約したレストランに行って食事しましょうか?」
そのまま無言になってしまった彼女をリードしようと明は話を切り出した。
「はい」
「ごめんね、お店ここから十分くらい歩くんだけど」
「大丈夫です。あの……食事の後も……もしよければお願いしたいんですけど……」
「食事の後?はい、いいですよ」
明はなんの事だかよく分からなかったが、雰囲気を悪くしないようにと軽く返事をしたのだった。
レストランへ向かおうと歩きだした時、通信機から囁《ささや》くような声が聞こえてきた。くすぐったい声の主は[虫を追い払うと嘘をつき、隙をみて薬を打ち込め]と指示を出してきた。
「木下さん、ちょっと動かないで!スカートに虫がとまってる!」
明は彼女のスカートを見つめ、大げさなリアクションをとってみせた。
「え!?やだ!」
突然の警告に身体をビクッと震わせて、立ちすくむ彼女。
明は彼女の後ろに回り込み、スカートの内側にある、おしりを意識し始めた。
「虫を追い払うから、少しおしりを突き出すようにしてもらっていいかな?」
「は、はい!こうですか?」
言われるがまま、彼女は前かがみになり、おしりを突き出した。
「ごめん、スカート触るね」
明は彼女の死角でインジェクションガンを取り出し、肛門へ狙いを定めてから、引き金をひいた。
カシュッ!
「ひゃ!?」
彼女はおしりに冷たい刺激を感じ、思わず声を上げた。
「大丈夫、追い払えたよ。カナブンみたいなやつだった」
明は虫を追い払うような手振りをしてみせる。
「……びっくりしたぁ」
彼女は虫がいなくなったと思い、ほっとした様子だ。
「さ、行こう」
「……?あ、はい」
(何?おしりがじんじんする?)
二人は再びレストランへ向かい歩き始めた。明がリードするように前を歩き、彼女は後ろからついて行く。
―――『生体察知』―――
明は通信先の志乃にだけ聞こえるよう小声で話した。
[志乃さん、生体察知を使いました。あと五分で限界です。レストランまで持ちません]
[大丈夫よ。あと三分したら鞄に入っているものを彼女に見せなさい。そしてこう説明するの―――]
「あのっ!あきらさんっ」
後ろにいた彼女が絞り出すような声で話かけてきた。
振り返って見ると彼女は前かがみになって立ち止まっていた。顔は紅潮して息づかいがあらい。
「どうしたの?」
「緊張……したせいかな……なんか身体が火照っちゃって……」
「あとその……お腹痛くなっちゃって、レストランまで我慢できそうにないの。……どうしよう!?」
言い出すことも恥ずかしかったのだろう。紅潮した顔をさらに赤くし、涙を浮かべ、震える声で訴えてきた。
「今歩いてる大きな道路沿いだと、レストランまでの間にトイレは無かったと思う。これ、どうしても我慢できないようなら、急な下痢なんかの時に使うんだけど」
明は鞄からアナルプラグを取り出し彼女に見せた。
「……これ、どうやって使うの?」
彼女はアナルプラグを知らないらしい。
「これでおしりに栓をしてもれないようにするものなんだ。脱肛っていう病気でも使う医療器具だよ」
「そう……なんだ」
「無理には勧めないけど」
「それ貸してください!もう、限界だからやってみるしか……」
催淫剤の効果もあってか彼女は正常な判断が出来なくなっている様だ。明は潤滑剤を塗ったプラグを手渡した。
「少しだけ、そっちを向いていてもらえますか?」
「わかった。目もつむってるよ」
彼女はスカートに手を入れ、下着をずらした。プラグの先端を肛門にあてがい押し込むと、それは勢いよく飲み込まれていった。
「んあっ!!」
催淫剤で敏感になっていた直腸に脳天を貫くような刺激が走り、彼女は思わず声を上げる。プラグで栓がされ、うんちはもれなかったが、女の部分から噴出した汁が下着をぬらす。
「あきらさん、もう目を開けて大丈夫です」
(これで我慢できるのかな……)
栓をしたことで、出てしまいそうだった感覚が少し落ち着いたのだろうか、彼女の声から切羽詰まった感じはなくなっていた。
「挿れたまま歩くの辛いだろうから、腕かしますよ。はい、つかまって」
『生体察知』で彼女が欲情している事を知った明は自身が勃起しそうになるのを堪えつつ、彼女がつかまれるようにと右腕を差し出した。
「ありがとうございます」
「んっんんっ、あぅ……」
明の腕を掴んだ途端、彼女は掌にぎゅっと力を込めて便意に抗い始めた。薬液を注入されてから五分。本来ならもらしていたはずの時刻だ。
「いいですか?歩きますよ?」
「あっ……あっ……あっ……あっ……」
明が歩を進めると、歩くリズムに合わせて彼女の喘ぎ声が聞こえる。肛門にめり込んだプラグがピストン運動するように彼女を責め立てるのだ。催淫剤で敏感になった直腸が擦れる度、膝が砕けそうになる快感が走る。それでも彼女は肛門を締め付けておかないとならないのだ。
「ああっ!やっ、んあ!んんーーー!」
大きな喘ぎ声と共に腰が砕け、彼女はその場から歩けなくなってしまった。
(逝ったんだ……)
「あの、後少しです。おぶっていきますから頑張ってください!」
明は彼女を背負い、小走りでレストランへ向かう。
おんぶされたことで、ちょうどトイレに座るような格好になった彼女。
「―――!いやっ!この体勢だと、が……我慢できない―――」
[スイッチ入れるわね]
通信機から志乃の声がした。
「あぁっ!なにこれ?おしりが……きつい……」
志乃のリモコン操作で彼女の直腸内のアナルプラグが膨張を始めたのだ。
催淫剤が効き、プラグに刺激された事で溢れ出た愛液は彼女の下着やスカートをぬらし、明の背中のジャケットまでも湿らせていた。
「すぐにトイレ借りましょう」
レストランに着いたとき、彼女は小刻みに震え、放心状態になっていた。
「トイレ着きましたよ。木下さん?木下さん?」
彼女をトイレの便器に座らせ声をかけるが、ぼーっとした眼差しで明を見つめるだけで返事がない。
「ごめんなさい、プラグ外しますね!」
彼女のスカートと下着を脱がし、あらわになった股間に手を伸ばすと、がっちり食い込んでいるアナルプラグをゆっくりと引き抜いた。
「はうっ!?」
ずるりと肛門から栓が抜けると、今まで抑えられていた濁流が一気に出口へ押し寄せたのだろう。彼女は我に返り、おしりに力を入れて最後の抵抗をしようとした。
……バシャッ!ビィィィー!!ブッ、ブブッ!……プッ
「くぅうっ!あはっあっ……!あぁっ!」
抵抗もむなしく汚泥を吹き出しながら、うめき声とも喘ぎ声ともわからない声を上げて身もだえる彼女。
「あの、外出てますから、終わったら声かけてください」
明は膨らんだ股間を押さえながら静かにドアを開け、トイレから出て行った。
十分以上経っただろうか、彼女はうつむいたままトイレから出てきた。
「……ごめんなさい。こんな事になっちゃって。本当に申し訳ないけど……今日はその……帰らせてください」
かすれるような小さい声で明にそう伝えると、彼女は泣きながら走り去っていった。
[明くん、泣かせたわね?]
取り残された明に志乃から通信が入る。
[志乃さんの指示じゃないですか……ぼ、僕のせいじゃないですよね?]
任務で女性を泣かせて勃起……罪悪感を覚える明だった。
ターゲットは木下育美。二十四歳。派遣事務員。男性経験がない事を悩んでいる。自慰行為や性癖については確認できず。性への関心が低いように見えるが、内包するエネルギーが大きく覚醒の可能性はかなり高い。
彼女は最近SNSを始め、男性を求める書き込みをしていた。作戦支部は「あきら」のハンドルネームでコンタクトを取り、彼女とデートをする約束を取りつけたのだ。
「ここまでが、諜報部と作戦支部のお膳立てね」
志乃はスクリーンに映ったターゲットの情報を一通り読み上げた。
「あの、一つ質問が」
緊迫した雰囲気の中、明が遠慮がちに尋ねた。
「何かしら?」
「ハンドルネームが『あきら』って、まんま本名じゃないですか」
「ひらがなの『あきら』としか伝えてないっていうし、問題ないと思うわ」
志乃はにこやかに言い切った。
「あ、はい……わかりました」
文句を言える空気じゃないと察した明は素直にひく事にした。
「話を続けるわね」
「……はい」
「今回はハンドルネーム『あきら』を名乗り、木下育美と接触。デート予定のレストランに向かう途中で作戦を実行してもらわ。じつは待ち合わせまであまり時間がないの。詳しい事は直接サポートするから、この通信機を持って行って。あとこれは、必要な道具が入った鞄よ」
志乃はなんだか慌ただしく小型の通信機と鞄を明に手渡した。
「頑張ってね」
志乃は明の肩をポンと叩き、送り出す。
「わかりました。いってきます」
仕事を任せて貰える。そんな状況がなんかだかいいなと明は思った。
[明くん、聞こえるかしら?]
待ち合わせ場所に近づいた時、通信機から志乃の声が聞こえた。
[はい、聞こえてます]
[待ち合わせ場所に着いたわね。状況は通信機を通してモニタリングしているわ]
[待ち合わせ時刻まであと二十分ですよね]
明はスマートフォンを見ながら確認した。
[ええ。今回のターゲットの特徴は地味な女性という感じかしら。身長は百六十センチ、黒や紺色の服装が好み。眼鏡以外は目立ったアクセサリーをつけることもないそうよ。あとは、おしりが少し大きめというくらいね]
[なんで急に知らない男とデートをしようなんて考えたんだろう?]
明は疑問に思った事を口に出していた。
[彼女の中で変わろうとする意志が芽生えたという事かしらね。彼女の初めてを明くんに奪ってもらうなんて事も考えてみたんだけど、今後もし仲間になった場合、ちょっと気まずくなるでしょう。だから最適なプランを用意したわ]
[志乃さんのプランって、かなりひどい目にあうから……なんか怖いですね]
[そんな事ないわよ!?今回のプランは水鉄砲で浣腸液と催淫剤を混合した薬液を注入し、レストラン到着までもらさないようにコントロールすること]
[コントロールって、どうしたら?]
明が疑問を投げかけようとしたその時―――
[彼女が来るわ!水鉄砲《インジェクションガン》をすぐ使えるように準備して頂戴!]
志乃から指示された明はインジェクションガンをジャケットの内ポケットに忍ばせた。
待ち合わせ場所に女性がひとり近づいてきた。眼鏡、紺のブラウスに黒いスカートだ。
「あの、木下さんですか?『あきら』ですけど」
人を探すように辺りを見回していた女性に明が声をかける。
「あ、はい、そうです。はじめまして木下です。今日はよろしくお願いします」
彼女は緊張した様子で、伏し目がちに答えた。
「初対面の人とデートとか、緊張するなぁ」
明は彼女の緊張をほぐそうと、自分も緊張しているとアピールしてみせた。
「そうなんですね。わたしも緊張してます……」
彼女の緊張は、まだとれない様子だ。
「と、とりあえず、予約したレストランに行って食事しましょうか?」
そのまま無言になってしまった彼女をリードしようと明は話を切り出した。
「はい」
「ごめんね、お店ここから十分くらい歩くんだけど」
「大丈夫です。あの……食事の後も……もしよければお願いしたいんですけど……」
「食事の後?はい、いいですよ」
明はなんの事だかよく分からなかったが、雰囲気を悪くしないようにと軽く返事をしたのだった。
レストランへ向かおうと歩きだした時、通信機から囁《ささや》くような声が聞こえてきた。くすぐったい声の主は[虫を追い払うと嘘をつき、隙をみて薬を打ち込め]と指示を出してきた。
「木下さん、ちょっと動かないで!スカートに虫がとまってる!」
明は彼女のスカートを見つめ、大げさなリアクションをとってみせた。
「え!?やだ!」
突然の警告に身体をビクッと震わせて、立ちすくむ彼女。
明は彼女の後ろに回り込み、スカートの内側にある、おしりを意識し始めた。
「虫を追い払うから、少しおしりを突き出すようにしてもらっていいかな?」
「は、はい!こうですか?」
言われるがまま、彼女は前かがみになり、おしりを突き出した。
「ごめん、スカート触るね」
明は彼女の死角でインジェクションガンを取り出し、肛門へ狙いを定めてから、引き金をひいた。
カシュッ!
「ひゃ!?」
彼女はおしりに冷たい刺激を感じ、思わず声を上げた。
「大丈夫、追い払えたよ。カナブンみたいなやつだった」
明は虫を追い払うような手振りをしてみせる。
「……びっくりしたぁ」
彼女は虫がいなくなったと思い、ほっとした様子だ。
「さ、行こう」
「……?あ、はい」
(何?おしりがじんじんする?)
二人は再びレストランへ向かい歩き始めた。明がリードするように前を歩き、彼女は後ろからついて行く。
―――『生体察知』―――
明は通信先の志乃にだけ聞こえるよう小声で話した。
[志乃さん、生体察知を使いました。あと五分で限界です。レストランまで持ちません]
[大丈夫よ。あと三分したら鞄に入っているものを彼女に見せなさい。そしてこう説明するの―――]
「あのっ!あきらさんっ」
後ろにいた彼女が絞り出すような声で話かけてきた。
振り返って見ると彼女は前かがみになって立ち止まっていた。顔は紅潮して息づかいがあらい。
「どうしたの?」
「緊張……したせいかな……なんか身体が火照っちゃって……」
「あとその……お腹痛くなっちゃって、レストランまで我慢できそうにないの。……どうしよう!?」
言い出すことも恥ずかしかったのだろう。紅潮した顔をさらに赤くし、涙を浮かべ、震える声で訴えてきた。
「今歩いてる大きな道路沿いだと、レストランまでの間にトイレは無かったと思う。これ、どうしても我慢できないようなら、急な下痢なんかの時に使うんだけど」
明は鞄からアナルプラグを取り出し彼女に見せた。
「……これ、どうやって使うの?」
彼女はアナルプラグを知らないらしい。
「これでおしりに栓をしてもれないようにするものなんだ。脱肛っていう病気でも使う医療器具だよ」
「そう……なんだ」
「無理には勧めないけど」
「それ貸してください!もう、限界だからやってみるしか……」
催淫剤の効果もあってか彼女は正常な判断が出来なくなっている様だ。明は潤滑剤を塗ったプラグを手渡した。
「少しだけ、そっちを向いていてもらえますか?」
「わかった。目もつむってるよ」
彼女はスカートに手を入れ、下着をずらした。プラグの先端を肛門にあてがい押し込むと、それは勢いよく飲み込まれていった。
「んあっ!!」
催淫剤で敏感になっていた直腸に脳天を貫くような刺激が走り、彼女は思わず声を上げる。プラグで栓がされ、うんちはもれなかったが、女の部分から噴出した汁が下着をぬらす。
「あきらさん、もう目を開けて大丈夫です」
(これで我慢できるのかな……)
栓をしたことで、出てしまいそうだった感覚が少し落ち着いたのだろうか、彼女の声から切羽詰まった感じはなくなっていた。
「挿れたまま歩くの辛いだろうから、腕かしますよ。はい、つかまって」
『生体察知』で彼女が欲情している事を知った明は自身が勃起しそうになるのを堪えつつ、彼女がつかまれるようにと右腕を差し出した。
「ありがとうございます」
「んっんんっ、あぅ……」
明の腕を掴んだ途端、彼女は掌にぎゅっと力を込めて便意に抗い始めた。薬液を注入されてから五分。本来ならもらしていたはずの時刻だ。
「いいですか?歩きますよ?」
「あっ……あっ……あっ……あっ……」
明が歩を進めると、歩くリズムに合わせて彼女の喘ぎ声が聞こえる。肛門にめり込んだプラグがピストン運動するように彼女を責め立てるのだ。催淫剤で敏感になった直腸が擦れる度、膝が砕けそうになる快感が走る。それでも彼女は肛門を締め付けておかないとならないのだ。
「ああっ!やっ、んあ!んんーーー!」
大きな喘ぎ声と共に腰が砕け、彼女はその場から歩けなくなってしまった。
(逝ったんだ……)
「あの、後少しです。おぶっていきますから頑張ってください!」
明は彼女を背負い、小走りでレストランへ向かう。
おんぶされたことで、ちょうどトイレに座るような格好になった彼女。
「―――!いやっ!この体勢だと、が……我慢できない―――」
[スイッチ入れるわね]
通信機から志乃の声がした。
「あぁっ!なにこれ?おしりが……きつい……」
志乃のリモコン操作で彼女の直腸内のアナルプラグが膨張を始めたのだ。
催淫剤が効き、プラグに刺激された事で溢れ出た愛液は彼女の下着やスカートをぬらし、明の背中のジャケットまでも湿らせていた。
「すぐにトイレ借りましょう」
レストランに着いたとき、彼女は小刻みに震え、放心状態になっていた。
「トイレ着きましたよ。木下さん?木下さん?」
彼女をトイレの便器に座らせ声をかけるが、ぼーっとした眼差しで明を見つめるだけで返事がない。
「ごめんなさい、プラグ外しますね!」
彼女のスカートと下着を脱がし、あらわになった股間に手を伸ばすと、がっちり食い込んでいるアナルプラグをゆっくりと引き抜いた。
「はうっ!?」
ずるりと肛門から栓が抜けると、今まで抑えられていた濁流が一気に出口へ押し寄せたのだろう。彼女は我に返り、おしりに力を入れて最後の抵抗をしようとした。
……バシャッ!ビィィィー!!ブッ、ブブッ!……プッ
「くぅうっ!あはっあっ……!あぁっ!」
抵抗もむなしく汚泥を吹き出しながら、うめき声とも喘ぎ声ともわからない声を上げて身もだえる彼女。
「あの、外出てますから、終わったら声かけてください」
明は膨らんだ股間を押さえながら静かにドアを開け、トイレから出て行った。
十分以上経っただろうか、彼女はうつむいたままトイレから出てきた。
「……ごめんなさい。こんな事になっちゃって。本当に申し訳ないけど……今日はその……帰らせてください」
かすれるような小さい声で明にそう伝えると、彼女は泣きながら走り去っていった。
[明くん、泣かせたわね?]
取り残された明に志乃から通信が入る。
[志乃さんの指示じゃないですか……ぼ、僕のせいじゃないですよね?]
任務で女性を泣かせて勃起……罪悪感を覚える明だった。
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