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ロキ

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俺はある飼育場に家畜として暮らしている。
そこはいわゆる効率的に飼育をするタイプの飼育場で、別に悪くない。
飯は出てくるし、清潔だし、まぁなんとか寝れるくらいのスペースは与えられてる。
まぁ、別に悪くない。
だけど、まぁ、死ぬのが老衰じゃないってのが欠点だ。俺は美味しくなるために餌を食べ、特に運動することもなくブクブク太る。そして出荷され、殺され、血を抜かれ、皮をはぎ、肉を切られる。考えるだけで痛い。まぁ、死んでいるから痛くないのだろうがな。
それと、飼育員が少しだけぶっきらぼうなのも辛い。ただ一つの触れ合う機会なのに。
まぁ、俺は別にいいのだが。

そして俺は多分出荷される。
さっきからデデカいトラックは来てるし、忙しそうに頭を下げてるし、道をきれいにしている。そして2つ奥の牛が引っ張られて出てってた。大変そうだ。
次に隣のやつが引っ張られって出てった。
あいつは結構頑張って暴れている。
死にたくないのか。無理だとわかっているのに何だそんなに体力を使うのかね。まぁ、最後だからかもしれないな。なんやかんや言ってちゃんと引っ張られていった。
俺の番だ。
前のゲージが開けられ口輪が、取られ紐を結ばれて引っ張られていった。俺はもちろん大人しく引っ張られた。
トラックに乗ると飼育場まで25分くらい揺られた。つくと降ろされてなんだか無機質な部屋に入れられた。
やっぱ、死にたくないけど。
まぁ、誰かのためになるならいっか。
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