10 / 71
遠距離恋愛
しおりを挟む
東京に連れ戻され3日あった休みは実質1日だった。
1年は365日もあるのにたった1日は夢のようだった。
「で、安藤ひろこちゃんとはどおだったんだ?泊まってるという事は、まぁ希望通り願ったり叶ったりで、付き合うことになったのか?」
髪を染めてる最中にアッキーが耳元でオヤジくさくニヤニヤと囁いた。
俺は週刊誌を読んでいたけどただぼんやり見ているだけだった。
「春、さっきからページ変わらないもんな。そんな政治のページ読んでるけど読んでないだろ」
俺は雑誌を閉じてアッキーに渡した。
「春ーこれなら見たいだろ?な?」
すると今日発売の週間アサヒの表紙が安藤ひろこだった。俺は我先にとアッキーから奪った。
お団子頭の表紙は真っ赤な胸の開いたワンピース。
中のグラビアはワンピース姿で妖艶に写っていた。
たった3ページしかないグラビアに俺は食い入るように見た。
袋とじのA3のポスターを勝手にゲットして俺は家に飾ろうと思った。
「春おはよー!」
優希がとびきりの笑顔で優希のマネージャーの五十嵐とコーヒー片手に深緑色のパン屋の袋を持って入って来た。その途端俺は立ち上がりそうな勢いになったけど髪を染めてる手前、クロスが邪魔な事に気づいてすぐに座り直した。
そう。俺は優希を待っていた。
「優希、あのさ。」
「何?パンはあげないよ。」
隣に座って俺の好きな店のパンを食べようとしているところでパンなんて目にも入らなかった。
「安藤ひろこの番号教えて。」
優希は俺を見て目を丸くした。
「え?ひろに会えなかったの?会いに行ってたんじゃないの?」
俺は優希にひろこの携帯番号を教えてもらった。
「ひろこ」と打ち、優希の言う番号を入力して電話帳の登録を完了したと同時に、携帯が大事な大事な絶対になくしたくない愛くるしい生き物に変わったかのような気がした。
何も連絡先を交換していなかった事にびっくりした。
それだけ目の前にいる安藤ひろことの時間に心は奪われていたんだ。
これ、彼女になってくれたんだよな?大切にするって言ったし荷物も大量に置いてきたし。これで実は彼氏がいましたは絶対やめてくれ。でももし別れられない長年連れ添った彼氏がいたら…
なんて女々しく思ったりして、疑惑じゃないけど、俺はとにかく先客がいない事を確かめようと思った。電話する前に話す事を考えて一息深呼吸してから電話した。
「ひろこ?」
俺は12時ぴったりに電話をした。
「仕事終わった?」
『うん。』
電話で話してるだけでドキドキした。
本物だよな?とまだ疑ってたりして、本当に夢見心地だった。
「今、家?」
『そうだよ。もう帰って来てるよ』
「ひろこ、かわいいんだから誘われて飲み行ったりしないの?」
『打ち上げとか、偉い人との飲み会はあるよ。しばらくはないけどね。』
やっぱり。
『偉い人』って言うのがひっかかった。
やっぱりどこかヤバイ人が周囲にいるのか。でもそんな事考えててもキリがない訳で俺は聞こうと思った。
「・・俺の前に付き合ってた彼氏っていつ別れたの?」
色々考えて、一発で俺は彼氏であるのと他に男がいない事を確認できるような質問をした。
『前の彼氏は高校3年の時に別れたよ』
俺はこの返事に嬉しさと同時にビックリした。
「え?じゃあ高校卒業してデビューしてから彼氏いなかったの?!」
『うん』
俺はすっごいドキドキしたけどとにかく嬉しかった。デビューしてからの彼氏が俺。たまらなく嬉しかった。
「じゃあ、セックスしたのも高校生以来だったの?」
『そうだよ。』
「!!!!!」
衝撃すぎて俺は電話しながらガッツポーズをした。
やっぱり、おとなしく大阪で働くくらいだからヤバイ人の愛人ではない。身体は売らない子なんだと俺は確信した。
確信したらしたでもっと気持ちが大きくなっているのが分かった。
「じゃあ、よかった?」
『何が?』
「俺と、したこと」
ひろこは大笑いした。
『春ってエッチー!感想言わせる気?』
しばらく笑っていて俺もつられて笑ってしまった。でも聞きたかった。
「感想、聞かせてよ。励みにするから」
『励みって何の励み?』
ひろこはもっと笑い出した。俺も言ってておかしくなってきたけどやっぱり聞きたかった。
「明日からレコーディングなんだよ。頑張ってくるから、その励みにさせてよ。」
ひろこは笑っていたけど、少し落ち着かせて言った。
『ドキドキしたよ』
「・・・」
十分、お腹いっぱいだった。
すごく幸せでまだ夢を見てるんじゃないかと思った。
「ね、約束して。もう俺以外の人とあーゆうこと、しないで」
束縛なんて、今まで誰にもした事なかったけど、ひろこに対しては独占したい気持ちが強くて、その日から毎日夜12時にかかさず電話をしていた。
「12時」という時間には家にいてもらいたい気持ちと、やっぱり12時過ぎて外で遊んでるのがどうしても嫌でその確認みたいなものだった。
彼女に特に12時には帰宅して!とか強制はしなかったけど、どう思っているだろうと思ってたけどとりわけ素行不良はなくいつも12時には家にいる健全な生活を送っていた。
「アッキー、その名古屋行きは大阪まで行けないの?」
「名古屋だけ」
「名古屋まで行くなら大阪にも寄ろうよ」
「スポンサーが名古屋だから。メーテレと協賛してるし名古屋まで~」
「大阪も!」
「名古屋まで!」
メンバーと、スタッフ全員が俺とアッキーのやりとりにケラケラと傍で笑ってる。
俺はとにかくひろこに会いたくて会いたくてしかたなかった。
自分の部屋には週間アサヒの袋とじポスターや写真を貼って毎日眺めた。
毎日のFAXや電話やメールじゃ足りなかった。
しかしオフのまったくない自分は仕事と絡めて大阪に行く方法ばかり毎日考えていた。
動いてるひろこを見たくてネットで大阪放送のひろこの番組はかかさずに見た。
ちょうどその頃出した新曲は「好き」とか「離したくない」という歌詞がやたらと入っていて、たまらなく俺は精魂込めて歌い続けた。
新曲は初登場2位を記録した。これはもう大台。
1位まであと少し。
「春のひろこちゃんへの想いが2位につながるなんてな。愛の力だわ。」
まわりは本当にびっくりしていた。
2位ときたら次は1位の席を取るより他はなく、聖司の魂の入ったストックからみんなで吟味して1位にふさわしい曲を模索した。
「歌い手はいい恋してないといい曲は歌えないから」
だれかしらが言っていた。
聖司は俺が気持ちを込めて歌えそうな曲を、と毎日歌を作っていた。
「今日ひろこは何してたの?」
『今日雑誌の取材とロケ番組の打合せ。あと衣装で服買ってた』
「どんな服?ひろこはどんなのが好きなの?」
『ワンピース!』
毎日決まって12時に電話して。すぐには会えない距離だから、毎日必ず電話をした。それで納得してた訳ではない。
会いたくて会いたくて想いは募るばかりだった。
会いたい気持ちが募りすぎて、音楽生番組でやたらと歌詞に会いたい会いたいと入ってる歌を熱唱していた。
「いやー今日の春の歌声は魂入ってたな!うんうん!よかったぞ!」
アッキーもメンバーもスタッフもやたらと褒めちぎっていた。当たり前だ。会いたい気持ちが心底こもっているのだから。
「お疲れ様でーす。」
その時、人気女優の芝沢遥と局内ですれ違った。彼女の着ているワンピースがオシャレで可愛くて、ひろこにも着させたいなと思って見つめていた。
「春、芝沢遥に見惚れてたのか?綺麗だよな。」
聖司に横から言われた。
「違う。芝沢遥の着てる服、ひろこに着させたら似合いそうだなーって。あれどこの服だろう。」
「そこかよ!?芝沢遥もかわいいぞ!」
「ひろこのがとんでもなく可愛いよ」
買い物しててもちょっとひろこに似合いそうな服なんか見ちゃうと買ってあげたくなったりして、電気屋へ行けばひろこと撮るための高性能なカメラが欲しくなったり、美味しいものを食べるとひろこと一緒に食べたくて、ある意味狂っていたかもしれない。
毎日何してもひろこのことばかり考えていた。
1年は365日もあるのにたった1日は夢のようだった。
「で、安藤ひろこちゃんとはどおだったんだ?泊まってるという事は、まぁ希望通り願ったり叶ったりで、付き合うことになったのか?」
髪を染めてる最中にアッキーが耳元でオヤジくさくニヤニヤと囁いた。
俺は週刊誌を読んでいたけどただぼんやり見ているだけだった。
「春、さっきからページ変わらないもんな。そんな政治のページ読んでるけど読んでないだろ」
俺は雑誌を閉じてアッキーに渡した。
「春ーこれなら見たいだろ?な?」
すると今日発売の週間アサヒの表紙が安藤ひろこだった。俺は我先にとアッキーから奪った。
お団子頭の表紙は真っ赤な胸の開いたワンピース。
中のグラビアはワンピース姿で妖艶に写っていた。
たった3ページしかないグラビアに俺は食い入るように見た。
袋とじのA3のポスターを勝手にゲットして俺は家に飾ろうと思った。
「春おはよー!」
優希がとびきりの笑顔で優希のマネージャーの五十嵐とコーヒー片手に深緑色のパン屋の袋を持って入って来た。その途端俺は立ち上がりそうな勢いになったけど髪を染めてる手前、クロスが邪魔な事に気づいてすぐに座り直した。
そう。俺は優希を待っていた。
「優希、あのさ。」
「何?パンはあげないよ。」
隣に座って俺の好きな店のパンを食べようとしているところでパンなんて目にも入らなかった。
「安藤ひろこの番号教えて。」
優希は俺を見て目を丸くした。
「え?ひろに会えなかったの?会いに行ってたんじゃないの?」
俺は優希にひろこの携帯番号を教えてもらった。
「ひろこ」と打ち、優希の言う番号を入力して電話帳の登録を完了したと同時に、携帯が大事な大事な絶対になくしたくない愛くるしい生き物に変わったかのような気がした。
何も連絡先を交換していなかった事にびっくりした。
それだけ目の前にいる安藤ひろことの時間に心は奪われていたんだ。
これ、彼女になってくれたんだよな?大切にするって言ったし荷物も大量に置いてきたし。これで実は彼氏がいましたは絶対やめてくれ。でももし別れられない長年連れ添った彼氏がいたら…
なんて女々しく思ったりして、疑惑じゃないけど、俺はとにかく先客がいない事を確かめようと思った。電話する前に話す事を考えて一息深呼吸してから電話した。
「ひろこ?」
俺は12時ぴったりに電話をした。
「仕事終わった?」
『うん。』
電話で話してるだけでドキドキした。
本物だよな?とまだ疑ってたりして、本当に夢見心地だった。
「今、家?」
『そうだよ。もう帰って来てるよ』
「ひろこ、かわいいんだから誘われて飲み行ったりしないの?」
『打ち上げとか、偉い人との飲み会はあるよ。しばらくはないけどね。』
やっぱり。
『偉い人』って言うのがひっかかった。
やっぱりどこかヤバイ人が周囲にいるのか。でもそんな事考えててもキリがない訳で俺は聞こうと思った。
「・・俺の前に付き合ってた彼氏っていつ別れたの?」
色々考えて、一発で俺は彼氏であるのと他に男がいない事を確認できるような質問をした。
『前の彼氏は高校3年の時に別れたよ』
俺はこの返事に嬉しさと同時にビックリした。
「え?じゃあ高校卒業してデビューしてから彼氏いなかったの?!」
『うん』
俺はすっごいドキドキしたけどとにかく嬉しかった。デビューしてからの彼氏が俺。たまらなく嬉しかった。
「じゃあ、セックスしたのも高校生以来だったの?」
『そうだよ。』
「!!!!!」
衝撃すぎて俺は電話しながらガッツポーズをした。
やっぱり、おとなしく大阪で働くくらいだからヤバイ人の愛人ではない。身体は売らない子なんだと俺は確信した。
確信したらしたでもっと気持ちが大きくなっているのが分かった。
「じゃあ、よかった?」
『何が?』
「俺と、したこと」
ひろこは大笑いした。
『春ってエッチー!感想言わせる気?』
しばらく笑っていて俺もつられて笑ってしまった。でも聞きたかった。
「感想、聞かせてよ。励みにするから」
『励みって何の励み?』
ひろこはもっと笑い出した。俺も言ってておかしくなってきたけどやっぱり聞きたかった。
「明日からレコーディングなんだよ。頑張ってくるから、その励みにさせてよ。」
ひろこは笑っていたけど、少し落ち着かせて言った。
『ドキドキしたよ』
「・・・」
十分、お腹いっぱいだった。
すごく幸せでまだ夢を見てるんじゃないかと思った。
「ね、約束して。もう俺以外の人とあーゆうこと、しないで」
束縛なんて、今まで誰にもした事なかったけど、ひろこに対しては独占したい気持ちが強くて、その日から毎日夜12時にかかさず電話をしていた。
「12時」という時間には家にいてもらいたい気持ちと、やっぱり12時過ぎて外で遊んでるのがどうしても嫌でその確認みたいなものだった。
彼女に特に12時には帰宅して!とか強制はしなかったけど、どう思っているだろうと思ってたけどとりわけ素行不良はなくいつも12時には家にいる健全な生活を送っていた。
「アッキー、その名古屋行きは大阪まで行けないの?」
「名古屋だけ」
「名古屋まで行くなら大阪にも寄ろうよ」
「スポンサーが名古屋だから。メーテレと協賛してるし名古屋まで~」
「大阪も!」
「名古屋まで!」
メンバーと、スタッフ全員が俺とアッキーのやりとりにケラケラと傍で笑ってる。
俺はとにかくひろこに会いたくて会いたくてしかたなかった。
自分の部屋には週間アサヒの袋とじポスターや写真を貼って毎日眺めた。
毎日のFAXや電話やメールじゃ足りなかった。
しかしオフのまったくない自分は仕事と絡めて大阪に行く方法ばかり毎日考えていた。
動いてるひろこを見たくてネットで大阪放送のひろこの番組はかかさずに見た。
ちょうどその頃出した新曲は「好き」とか「離したくない」という歌詞がやたらと入っていて、たまらなく俺は精魂込めて歌い続けた。
新曲は初登場2位を記録した。これはもう大台。
1位まであと少し。
「春のひろこちゃんへの想いが2位につながるなんてな。愛の力だわ。」
まわりは本当にびっくりしていた。
2位ときたら次は1位の席を取るより他はなく、聖司の魂の入ったストックからみんなで吟味して1位にふさわしい曲を模索した。
「歌い手はいい恋してないといい曲は歌えないから」
だれかしらが言っていた。
聖司は俺が気持ちを込めて歌えそうな曲を、と毎日歌を作っていた。
「今日ひろこは何してたの?」
『今日雑誌の取材とロケ番組の打合せ。あと衣装で服買ってた』
「どんな服?ひろこはどんなのが好きなの?」
『ワンピース!』
毎日決まって12時に電話して。すぐには会えない距離だから、毎日必ず電話をした。それで納得してた訳ではない。
会いたくて会いたくて想いは募るばかりだった。
会いたい気持ちが募りすぎて、音楽生番組でやたらと歌詞に会いたい会いたいと入ってる歌を熱唱していた。
「いやー今日の春の歌声は魂入ってたな!うんうん!よかったぞ!」
アッキーもメンバーもスタッフもやたらと褒めちぎっていた。当たり前だ。会いたい気持ちが心底こもっているのだから。
「お疲れ様でーす。」
その時、人気女優の芝沢遥と局内ですれ違った。彼女の着ているワンピースがオシャレで可愛くて、ひろこにも着させたいなと思って見つめていた。
「春、芝沢遥に見惚れてたのか?綺麗だよな。」
聖司に横から言われた。
「違う。芝沢遥の着てる服、ひろこに着させたら似合いそうだなーって。あれどこの服だろう。」
「そこかよ!?芝沢遥もかわいいぞ!」
「ひろこのがとんでもなく可愛いよ」
買い物しててもちょっとひろこに似合いそうな服なんか見ちゃうと買ってあげたくなったりして、電気屋へ行けばひろこと撮るための高性能なカメラが欲しくなったり、美味しいものを食べるとひろこと一緒に食べたくて、ある意味狂っていたかもしれない。
毎日何してもひろこのことばかり考えていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる