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18,カモミールは青い精油
エリナリーゼの一日は忙しい。
今の生活は、
午前と午後それぞれ2時間のレッスンや勉強の授業を受けている。魔法の授業が週2日となってしまったが魔力量を上げる訓練は欠かさずに行っている。空いた時間は勉強や読書をしたりピアノを弾いたりしている。
ただピアノを弾いているわけではなく、前世で好きだった曲の採譜をしているのだ。
その中でも今最も力を入れているのは、この世界で二番目に話者が多いとされているアリアナ語である。隣国の言語は似通っていることが多くすぐに習得できたが、アリアナ語はなかなか難しい。
ダンスも自国のダンスは全て踊れるようになったので、他国のダンスを習っている。
あとは一般教養を中心に学んでいる。
ハーブのために使える時間はあまり多くはない。
ハーブを摘み、キレイに洗い、完全に乾燥させたら蒸留し、精油とフローラルウォーターを分離させ、最後に片付けをする。
一連の流れを全てやっていると時間が足りないので、ハーブを洗ってもらうところまでは新しく侍女になったマリーにやってもらうことにした。
マリーはアリアナ語を話せる教師兼侍女である。
アリアナ語を話せる者はあまりいないらしく、王宮で働いていた女官を無理矢理連れてきたらしい。
お父様すごい。でも王宮の方は大丈夫なのだろうか?
そんなことを聞いてしまったため、マリーには申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
当のマリーはその分お給金は沢山もらえるから気にしないでと言ってくれたけど。
それでも最初は遠慮していたのだが、何かやっている方がいいからと今では率先して手伝ってくれている。
アンナとも仲が良いみたいなので安心だ。
アンナとは交代で私の侍女の仕事をする。
そして私は、今日も今日とてハーブを蒸留している。
1ヶ月かかってラベンダーをやっと1瓶作れたので、次はカモミールに着手しようと思う。
キレイに洗われて日干しにされたカモミールが目の前にある。
「まだ少し濡れているわね。」
手にとって確認していると、マリーが素朴な疑問を投げかけてくる。
「完全に乾かすことは重要なのですか?」
「濡れていると精油やフローラルウォーターに不純物が含まれる原因になるから、完璧に乾かすことが重要なのよ。」
「そうなのですね、お嬢様が考えられたのですか?」
「本の知識よ。」
まさか前世の知識とは言えまい。
マリー相手なのでもちろんアリアナ語で、そんな会話をしながら、火魔法と風魔法でゆるやかな風を起こす。ドライヤーのイメージだ。
単なる風魔法ではなく複合魔法を使っているのは、単純に魔法の練習である。
この魔法は調節が難しいので、習得できるまで半月もかかってしまった。特に火魔法が大の苦手なのである。
達成したときの爽快感!本当に嬉しかったなー。
「よし、これで完全に乾いたわね。」
「本当に便利な魔法ですね。」
マリーは感心している。
「そうなの!私も使えるまで半月かかったわ!」
「えっ、お嬢様でもそんなにかかるものなのですか?」
「何言ってるのよ、私は平凡よ。それに私は火魔法は苦手なの。魔力のコントロールなんてコツを掴むのすっごい大変なんだから。」
そう言うと、マリーは真面目な顔をして
「とても努力をされたのですね。」
と言う。
「その甲斐あって、こういう時すごく便利でしょ?」
「 もしかしてそれを考えてこの魔法を?」
「もちろんよ!」
「先読みがすぎますね。。」
「目的から逆算して今必要なことをやってるのよ。」
そう、何度も言うが私の目的はハンドクリームを世界に広めることなのだ!勘違いされがちだが別に魔術師を目指しているわけではない。
「ということはもしかして、今アリアナ語を勉強しているのも?」
「正直アリアナ語まで手を出すつもりはなかったんだけどね。でも世界で二番目に話者の多い言語なら話せて損はないでしょ?それに勉強するなら子供のうちに学ぶに限るわ。」
「子供は勉強ですか?普通の子供だったらもっと遊びたいとか言いますよ?」
確かにね。でも子供時代がいかに大事かというのは私自身身にしみてわかっているのだ。
「子供はいろいろ吸収しやすいのよ。
同じ言語を学ぶにも子供の脳と大人の脳では、吸収速度が違うみたいよ。」
「確かにそれはありますね。でもなんでそんなこと知ってるんです?」
「…この間本で読んだのよ。」
「そうだったのですね。」
「えぇ。」
まだ勉強したばかりのアリアナ語で会話をしているうちに、フローラルウォーターと精油が抽出できた。
フローラルウォーターは500ml、精油は数滴しか取れなかった。
「精油って上に浮いている青いものですか?」
「えぇ、そうよ。
カモミールは花の部分だけを使うから精油が多くとれないのは仕方ないの。逆にフローラルウォーターはラベンダーと同じくらい採れたわね。」
「植物によっても抽出される量は全然違うのですね。」
「そうなの。それに見てこの色。カモミールって白いお花なのに精油は青なのよ!面白いわよね。」
「確かに。どうして青になるんでしょう?」
「これはお花の状態では含まれないけど、蒸留するときに作られる成分によって青に変色するのよ。」
「不思議ですねぇ。」
「本当ね。しかもこの成分には抗炎症作用があるから怪我をした時とか、発熱した時に使うと効果があるとされているのよ。
それにこの香りは体のバランスを整えてくれる作用もあるの。もちろん化粧水として使うのもいいと思うわ。とにかく万能な精油なのよね。でもあまり採れないから希少価値も上がりそうね。」
「本当に詳しいんですね。尊敬します。」
「暇だったからね、本ばかり読んでいたのよ。」
「いや、それでも普通そんなに詳しくはならないでしょう。」
「やっぱり好きだから、という理由が一番かしらね?」
本当に私は香りというものが好きなのだ。いろんな植物から精油を採ってみたい。その精油の効能を勉強するのも楽しいし、実際に抽出するのも実験をしているみたいで本当に楽しい。
「本当にすごいです、お嬢様。」
「アリアナ語はまだぎこちないけどね。」
「まだ初めて一年しか経ってないじゃないですか。むしろ一年でこれだけ話せるほうがすごいですよ。」
「そうかしら?早く正確に話せるように頑張るわね!」
「はい、では私もスパルタでいきますね。」
「…カモミールは一年草だから、もっと育ててもいいかもしれないわね。トミーに要相談だわ。」
マリーのスパルタ宣言を華麗にスルーして私は庭師のトミーのところへ向かったのだった。
今の生活は、
午前と午後それぞれ2時間のレッスンや勉強の授業を受けている。魔法の授業が週2日となってしまったが魔力量を上げる訓練は欠かさずに行っている。空いた時間は勉強や読書をしたりピアノを弾いたりしている。
ただピアノを弾いているわけではなく、前世で好きだった曲の採譜をしているのだ。
その中でも今最も力を入れているのは、この世界で二番目に話者が多いとされているアリアナ語である。隣国の言語は似通っていることが多くすぐに習得できたが、アリアナ語はなかなか難しい。
ダンスも自国のダンスは全て踊れるようになったので、他国のダンスを習っている。
あとは一般教養を中心に学んでいる。
ハーブのために使える時間はあまり多くはない。
ハーブを摘み、キレイに洗い、完全に乾燥させたら蒸留し、精油とフローラルウォーターを分離させ、最後に片付けをする。
一連の流れを全てやっていると時間が足りないので、ハーブを洗ってもらうところまでは新しく侍女になったマリーにやってもらうことにした。
マリーはアリアナ語を話せる教師兼侍女である。
アリアナ語を話せる者はあまりいないらしく、王宮で働いていた女官を無理矢理連れてきたらしい。
お父様すごい。でも王宮の方は大丈夫なのだろうか?
そんなことを聞いてしまったため、マリーには申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
当のマリーはその分お給金は沢山もらえるから気にしないでと言ってくれたけど。
それでも最初は遠慮していたのだが、何かやっている方がいいからと今では率先して手伝ってくれている。
アンナとも仲が良いみたいなので安心だ。
アンナとは交代で私の侍女の仕事をする。
そして私は、今日も今日とてハーブを蒸留している。
1ヶ月かかってラベンダーをやっと1瓶作れたので、次はカモミールに着手しようと思う。
キレイに洗われて日干しにされたカモミールが目の前にある。
「まだ少し濡れているわね。」
手にとって確認していると、マリーが素朴な疑問を投げかけてくる。
「完全に乾かすことは重要なのですか?」
「濡れていると精油やフローラルウォーターに不純物が含まれる原因になるから、完璧に乾かすことが重要なのよ。」
「そうなのですね、お嬢様が考えられたのですか?」
「本の知識よ。」
まさか前世の知識とは言えまい。
マリー相手なのでもちろんアリアナ語で、そんな会話をしながら、火魔法と風魔法でゆるやかな風を起こす。ドライヤーのイメージだ。
単なる風魔法ではなく複合魔法を使っているのは、単純に魔法の練習である。
この魔法は調節が難しいので、習得できるまで半月もかかってしまった。特に火魔法が大の苦手なのである。
達成したときの爽快感!本当に嬉しかったなー。
「よし、これで完全に乾いたわね。」
「本当に便利な魔法ですね。」
マリーは感心している。
「そうなの!私も使えるまで半月かかったわ!」
「えっ、お嬢様でもそんなにかかるものなのですか?」
「何言ってるのよ、私は平凡よ。それに私は火魔法は苦手なの。魔力のコントロールなんてコツを掴むのすっごい大変なんだから。」
そう言うと、マリーは真面目な顔をして
「とても努力をされたのですね。」
と言う。
「その甲斐あって、こういう時すごく便利でしょ?」
「 もしかしてそれを考えてこの魔法を?」
「もちろんよ!」
「先読みがすぎますね。。」
「目的から逆算して今必要なことをやってるのよ。」
そう、何度も言うが私の目的はハンドクリームを世界に広めることなのだ!勘違いされがちだが別に魔術師を目指しているわけではない。
「ということはもしかして、今アリアナ語を勉強しているのも?」
「正直アリアナ語まで手を出すつもりはなかったんだけどね。でも世界で二番目に話者の多い言語なら話せて損はないでしょ?それに勉強するなら子供のうちに学ぶに限るわ。」
「子供は勉強ですか?普通の子供だったらもっと遊びたいとか言いますよ?」
確かにね。でも子供時代がいかに大事かというのは私自身身にしみてわかっているのだ。
「子供はいろいろ吸収しやすいのよ。
同じ言語を学ぶにも子供の脳と大人の脳では、吸収速度が違うみたいよ。」
「確かにそれはありますね。でもなんでそんなこと知ってるんです?」
「…この間本で読んだのよ。」
「そうだったのですね。」
「えぇ。」
まだ勉強したばかりのアリアナ語で会話をしているうちに、フローラルウォーターと精油が抽出できた。
フローラルウォーターは500ml、精油は数滴しか取れなかった。
「精油って上に浮いている青いものですか?」
「えぇ、そうよ。
カモミールは花の部分だけを使うから精油が多くとれないのは仕方ないの。逆にフローラルウォーターはラベンダーと同じくらい採れたわね。」
「植物によっても抽出される量は全然違うのですね。」
「そうなの。それに見てこの色。カモミールって白いお花なのに精油は青なのよ!面白いわよね。」
「確かに。どうして青になるんでしょう?」
「これはお花の状態では含まれないけど、蒸留するときに作られる成分によって青に変色するのよ。」
「不思議ですねぇ。」
「本当ね。しかもこの成分には抗炎症作用があるから怪我をした時とか、発熱した時に使うと効果があるとされているのよ。
それにこの香りは体のバランスを整えてくれる作用もあるの。もちろん化粧水として使うのもいいと思うわ。とにかく万能な精油なのよね。でもあまり採れないから希少価値も上がりそうね。」
「本当に詳しいんですね。尊敬します。」
「暇だったからね、本ばかり読んでいたのよ。」
「いや、それでも普通そんなに詳しくはならないでしょう。」
「やっぱり好きだから、という理由が一番かしらね?」
本当に私は香りというものが好きなのだ。いろんな植物から精油を採ってみたい。その精油の効能を勉強するのも楽しいし、実際に抽出するのも実験をしているみたいで本当に楽しい。
「本当にすごいです、お嬢様。」
「アリアナ語はまだぎこちないけどね。」
「まだ初めて一年しか経ってないじゃないですか。むしろ一年でこれだけ話せるほうがすごいですよ。」
「そうかしら?早く正確に話せるように頑張るわね!」
「はい、では私もスパルタでいきますね。」
「…カモミールは一年草だから、もっと育ててもいいかもしれないわね。トミーに要相談だわ。」
マリーのスパルタ宣言を華麗にスルーして私は庭師のトミーのところへ向かったのだった。
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