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52,魔物との戦い方
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それから私は毎日ノーダンマウンテンの山頂へ行っていた。
ここに来て2週間でこの景色に出会えたのは幸運だと思っている。今もここには誰も来ない。きっと知られていないのだろう。
こんな素敵な場所を一人で貸し切り状態とは、なんて贅沢なのだろう。
誰にも遠慮することなく歌を歌ったり、空を飛んでみたりしている。
間違いなく今までで一番開放的な気分だ。
山頂には花だけでなく様々な木々も生えている。鑑定して精油にできそうなものを探すと、ユーカリを見つけた。
最初に森に入った時に見つけたユーカリと同じ種類のようだ。
ユーカリの精油を作っていた時に、ダンジョン近くで見つけたアンジェリカに夢中になってしまったので、ユーカリの精油作りが途中で止まっていた事を思い出す。
それを再開しようと思い、早速葉っぱを採取していく。
スッキリした爽やかなユーカリの香りに囲まれると心が洗われるようだ。
そういえばユーカリってラベンダーと同じくらい万能なのに、ギルドの依頼にもなかったわね。あんまり効能が知られていないのかしら?
この世界で学んだ薬学のテキストなどでも見聞きしたことはなかった。
もしかしたら大発見になっちゃうかもしれないわね。
そんなことを考えながら採取を続け、葉をアイテムボックスにしまう。
これ全部やれば瓶2本分くらいは精油が抽出できそうね。
今日やろうと思っていたことは終わったので、花畑の上に寝転がり空を見上げる。何も考えずにただただ空を見上げる。
素晴しい景色にゆっくりした時間、本当に贅沢だわ。
どの位そうしていたかは分からない。
魔物の鳴く声で飛び起きた。
そうだったわ、すっかり忘れていたけどここはノーダンマウンテン。危険な魔物も多いんだった。
どこに魔物がいるのかと周りを見回すがどこにも魔物はいない。
少しするとまた魔物の鳴き声が聞こえてくる。さっきより近づいているみたいだ。
ひとまず身を隠そう。
そう思い飛翔魔法で飛び、木の上に隠れた。どこにいるのか確認したくて下を見るが、やはりどこにも姿が見当たらない。
すると、また鳴き声が聞こえる。さっきより大きい。
上から聞こえる?
そう思って空を見渡すと魔物が空を飛んでこっちに来るのが見えた。
な……なに?何の魔物なの?
空を飛んでしまうと魔物に気付かれる恐れがあるため、私は木の上から動くのをやめて魔物が通り過ぎるのを待つことにした。
魔物と無駄に戦うつもりはない。魔法は得意だけど、戦闘狂ではないのだ。
目に魔力を集中させて魔物を注意深く観察する。
濃いブルーの魔物は大きな翼を広げ、凶暴そうな顔の上には二本の角が生えている。足の爪も鋭そうだ。
あれ…?あの魔物足に人を掴んでる?
よく見てみると確かにあれは人だ。
しかも血まみれじゃない!
どうしよう、助けなくちゃ。こういう時のために必死に魔法を練習してきたのだ。今やらないとまた後悔する。私はもう守られるだけの女ではないはず。
そんなことを考えている間にどんどん近づいてくる。今まで見た中で一番大きくて強そうな魔物。いや、確実に強い。
心臓がバクバクしてきた。
とりあえずあの人間に飛翔魔法をかけてみよう。魔物から離れることができれば一番いいけど…、魔物が離す素振りはない。
覚悟を決めた。最大限に魔力を込めて、魔物がこちらに気付いてないうちに威力を最大限にした氷魔法を放った。
氷漬けにされた魔物は一瞬動いたような見えたが、下に落ちていく。まずい!と思い咄嗟に
「収納」
と言うとアイテムボックスに収納できたので、もう息はないのだろう。
「倒せたの……?」
まだ心臓がバクバクしている。
アイテムボックスに入ったらもう生き返るなんてことはないわよね…?
時間にすると5分もかかっていない。
魔物が私に気がついていなかったからこそできた攻撃だった。
飛翔魔法をかけた人を降ろすと、血まみれだったが息はあるようだった。
とりあえずこの人手当をしないとまずいわね。
しかしながら、飛翔魔法で帰ることを考えると、魔力がギリギリだ。浄化魔法や治癒魔法でさえ使うことができない。さすがに魔力切れを起こすわけにはいかないのだ。
魔力を込めすぎたかしら?でもそのくらい強そうに見えたし、あれだけ魔力を込めたから倒せたはずだった。
街には結界が張ってあり飛翔魔法で入ることはできないため、入口近くで降りてから街に入る。すれ違う人達は血だらけの人を抱えた私を見て驚いていた。
それからまた飛翔魔法でなるべく目立たないように別荘へ戻った。
門を守る騎士が私の抱えている人を見て驚いたようだがスルーして、別荘の中へ入る。
「セバスいる?」
と大きな声で執事を呼ぶ。
「お嬢様、この時間に戻られるのは珍しいですな。どうされました?」
と出てきた執事は私の抱えていた人を見てぎょっとしていた。アンナとマリーも出てきて驚いている。
「とりあえずこの人を綺麗にしてくれる?見てわかる通り血だらけなの。何か清潔なものを着せてあげて。簡単に手当もしてあげてほしいの。終わったらここに連れてきてね。」
「かしこまりました。」
何か言いたげではあるセバスが、テキパキと動き別荘の中が慌しくなる。
「お嬢様、あの方は?」
「わからないわ。…森で倒れているところを見つけたの。」
飛翔魔法で湯浴み場まで運び、後はセバスに任せる。
魔力がもっとあれば浄化魔法や治癒魔法ができたというのに…。
暫くすると綺麗に身体を洗われて、簡単に治療を施された彼を、セバスが抱き抱えて連れてきた。
まだ目を覚ます気配はない。
「彼、生きてるわよね?」
「まだ息はあります。ただ眠っているだけかと。」
「そう。では宿屋に連れていきましょう。
セバス、ちょっとそのベストとネクタイを取ってシャツを外に出して着崩してくれない?」
真面目で堅物の執事に無茶振りをすると、当然戸惑う様子のセバス。
「…はい?」
百戦錬磨の執事も戸惑いを隠せていない。おそらく今までこんな事言われたことがないのだろう。
「宿屋まで一緒に来てほしいの。私が彼を担いでたらおかしいでしょ?」
飛翔魔法を使っていてさっきまでは気が付かなかったが、大柄の男性だったからだ。こんな逞しい男性を私みたいな女が担いでいるのはさすがに不自然だ。
「確かに。かしこまりました。」
と納得しベストとネクタイを外してくれた。
でもまだなんか違うのよね。
「シャツを外に出して第2ボタンくらいまで外してみてくれない?」
「はい……」
なんとなく平民風になった?セバスに、抱えている彼に飛翔魔法をかけようとしたところへフレディがやってきた。
「私もご一緒させていただいても宜しいでしょうか?」
いつもは後を歩く彼が一緒に、態々こう言い出した意図を知る。やはり優秀だ。
「いいわ。では行きましょうか。フレディ、彼を抱えられる?」
「もちろんです。」
正直もう魔力がほとんど残っていないので助かった。
そしておそらくフレディもそのことに気が付いている。
一緒に宿屋へ向かいながら、
「できれば街では私のことを名前で呼ばないでほしいの。」
「…かしこまりました。」
「ごめんね。ありがとう。」
お勧め、と聞いたことのある冒険者ギルドの近くにある宿屋へ向かって歩いている途中でケイト達とばったり会った。
「リナ!今日は時間が合わないと思ってたけど会えたな!…って、今日は連れがいるのか?ん?お前……?…っ!そいつはどうしたんだ?」
フレディが抱えている男を見てケイトが言う。
「ケイト!会えてよかったわ。この人森で倒れてて、ここまで連れてきたんだけど…、前に言ってたお勧めの宿屋ってあそこよね?」
と宿屋を指差して聞いてみる。
「あぁ、それならあそこの宿屋がいいだろう。」
「ありがとう。」
良かったわ。これで安心ね。と思っていたら、
「よかったらウチで預かろうか?」
と提案してきた。
「え?」
「あぁ、ウチは全然構わないよ。」
スコットもその提案に賛成のようだ。
「ケイトもスコットも、良い人すぎない?どこの誰ともわからないのよ?」
「それを言うならリナの方がいい奴だと思うけどね。」
「でも…」
「部屋は余ってるしな。それにこいつがいる間はリナもウチに来ればいいじゃねぇか」
と冗談半分に言うアイザックだが、実はとても優しいことを私は知っている。
「そう…、じゃあお願いしようかな。ありがとう。」
こうして彼はケイトの家へ預って貰うことになった。
ケイトたちが住む家は少し遠かったが、広く住みやすそうだった。
彼をベットに寝かせ、落ち着いた頃には私はヘトヘトになっていた。
かなりの魔力を込めて氷魔法を使ったことと、人に飛翔魔法をずっとかけていたこと、そしてそういえば今日は何も食べていなかったので体力が限界だ。
私は魔力量は2万を超えているが、体力は全くないのだ。
「それで、どういうことなのか説明だけしてくれないかな?」
そう言ったケイトだったが、振り返って私の顔を見るなり
「え、ちょっと大丈夫か?!すごい顔色悪いじゃないか!」
そう言ったケイトの心配そうな顔を見たのを最後に私は意識を手放した。
ここに来て2週間でこの景色に出会えたのは幸運だと思っている。今もここには誰も来ない。きっと知られていないのだろう。
こんな素敵な場所を一人で貸し切り状態とは、なんて贅沢なのだろう。
誰にも遠慮することなく歌を歌ったり、空を飛んでみたりしている。
間違いなく今までで一番開放的な気分だ。
山頂には花だけでなく様々な木々も生えている。鑑定して精油にできそうなものを探すと、ユーカリを見つけた。
最初に森に入った時に見つけたユーカリと同じ種類のようだ。
ユーカリの精油を作っていた時に、ダンジョン近くで見つけたアンジェリカに夢中になってしまったので、ユーカリの精油作りが途中で止まっていた事を思い出す。
それを再開しようと思い、早速葉っぱを採取していく。
スッキリした爽やかなユーカリの香りに囲まれると心が洗われるようだ。
そういえばユーカリってラベンダーと同じくらい万能なのに、ギルドの依頼にもなかったわね。あんまり効能が知られていないのかしら?
この世界で学んだ薬学のテキストなどでも見聞きしたことはなかった。
もしかしたら大発見になっちゃうかもしれないわね。
そんなことを考えながら採取を続け、葉をアイテムボックスにしまう。
これ全部やれば瓶2本分くらいは精油が抽出できそうね。
今日やろうと思っていたことは終わったので、花畑の上に寝転がり空を見上げる。何も考えずにただただ空を見上げる。
素晴しい景色にゆっくりした時間、本当に贅沢だわ。
どの位そうしていたかは分からない。
魔物の鳴く声で飛び起きた。
そうだったわ、すっかり忘れていたけどここはノーダンマウンテン。危険な魔物も多いんだった。
どこに魔物がいるのかと周りを見回すがどこにも魔物はいない。
少しするとまた魔物の鳴き声が聞こえてくる。さっきより近づいているみたいだ。
ひとまず身を隠そう。
そう思い飛翔魔法で飛び、木の上に隠れた。どこにいるのか確認したくて下を見るが、やはりどこにも姿が見当たらない。
すると、また鳴き声が聞こえる。さっきより大きい。
上から聞こえる?
そう思って空を見渡すと魔物が空を飛んでこっちに来るのが見えた。
な……なに?何の魔物なの?
空を飛んでしまうと魔物に気付かれる恐れがあるため、私は木の上から動くのをやめて魔物が通り過ぎるのを待つことにした。
魔物と無駄に戦うつもりはない。魔法は得意だけど、戦闘狂ではないのだ。
目に魔力を集中させて魔物を注意深く観察する。
濃いブルーの魔物は大きな翼を広げ、凶暴そうな顔の上には二本の角が生えている。足の爪も鋭そうだ。
あれ…?あの魔物足に人を掴んでる?
よく見てみると確かにあれは人だ。
しかも血まみれじゃない!
どうしよう、助けなくちゃ。こういう時のために必死に魔法を練習してきたのだ。今やらないとまた後悔する。私はもう守られるだけの女ではないはず。
そんなことを考えている間にどんどん近づいてくる。今まで見た中で一番大きくて強そうな魔物。いや、確実に強い。
心臓がバクバクしてきた。
とりあえずあの人間に飛翔魔法をかけてみよう。魔物から離れることができれば一番いいけど…、魔物が離す素振りはない。
覚悟を決めた。最大限に魔力を込めて、魔物がこちらに気付いてないうちに威力を最大限にした氷魔法を放った。
氷漬けにされた魔物は一瞬動いたような見えたが、下に落ちていく。まずい!と思い咄嗟に
「収納」
と言うとアイテムボックスに収納できたので、もう息はないのだろう。
「倒せたの……?」
まだ心臓がバクバクしている。
アイテムボックスに入ったらもう生き返るなんてことはないわよね…?
時間にすると5分もかかっていない。
魔物が私に気がついていなかったからこそできた攻撃だった。
飛翔魔法をかけた人を降ろすと、血まみれだったが息はあるようだった。
とりあえずこの人手当をしないとまずいわね。
しかしながら、飛翔魔法で帰ることを考えると、魔力がギリギリだ。浄化魔法や治癒魔法でさえ使うことができない。さすがに魔力切れを起こすわけにはいかないのだ。
魔力を込めすぎたかしら?でもそのくらい強そうに見えたし、あれだけ魔力を込めたから倒せたはずだった。
街には結界が張ってあり飛翔魔法で入ることはできないため、入口近くで降りてから街に入る。すれ違う人達は血だらけの人を抱えた私を見て驚いていた。
それからまた飛翔魔法でなるべく目立たないように別荘へ戻った。
門を守る騎士が私の抱えている人を見て驚いたようだがスルーして、別荘の中へ入る。
「セバスいる?」
と大きな声で執事を呼ぶ。
「お嬢様、この時間に戻られるのは珍しいですな。どうされました?」
と出てきた執事は私の抱えていた人を見てぎょっとしていた。アンナとマリーも出てきて驚いている。
「とりあえずこの人を綺麗にしてくれる?見てわかる通り血だらけなの。何か清潔なものを着せてあげて。簡単に手当もしてあげてほしいの。終わったらここに連れてきてね。」
「かしこまりました。」
何か言いたげではあるセバスが、テキパキと動き別荘の中が慌しくなる。
「お嬢様、あの方は?」
「わからないわ。…森で倒れているところを見つけたの。」
飛翔魔法で湯浴み場まで運び、後はセバスに任せる。
魔力がもっとあれば浄化魔法や治癒魔法ができたというのに…。
暫くすると綺麗に身体を洗われて、簡単に治療を施された彼を、セバスが抱き抱えて連れてきた。
まだ目を覚ます気配はない。
「彼、生きてるわよね?」
「まだ息はあります。ただ眠っているだけかと。」
「そう。では宿屋に連れていきましょう。
セバス、ちょっとそのベストとネクタイを取ってシャツを外に出して着崩してくれない?」
真面目で堅物の執事に無茶振りをすると、当然戸惑う様子のセバス。
「…はい?」
百戦錬磨の執事も戸惑いを隠せていない。おそらく今までこんな事言われたことがないのだろう。
「宿屋まで一緒に来てほしいの。私が彼を担いでたらおかしいでしょ?」
飛翔魔法を使っていてさっきまでは気が付かなかったが、大柄の男性だったからだ。こんな逞しい男性を私みたいな女が担いでいるのはさすがに不自然だ。
「確かに。かしこまりました。」
と納得しベストとネクタイを外してくれた。
でもまだなんか違うのよね。
「シャツを外に出して第2ボタンくらいまで外してみてくれない?」
「はい……」
なんとなく平民風になった?セバスに、抱えている彼に飛翔魔法をかけようとしたところへフレディがやってきた。
「私もご一緒させていただいても宜しいでしょうか?」
いつもは後を歩く彼が一緒に、態々こう言い出した意図を知る。やはり優秀だ。
「いいわ。では行きましょうか。フレディ、彼を抱えられる?」
「もちろんです。」
正直もう魔力がほとんど残っていないので助かった。
そしておそらくフレディもそのことに気が付いている。
一緒に宿屋へ向かいながら、
「できれば街では私のことを名前で呼ばないでほしいの。」
「…かしこまりました。」
「ごめんね。ありがとう。」
お勧め、と聞いたことのある冒険者ギルドの近くにある宿屋へ向かって歩いている途中でケイト達とばったり会った。
「リナ!今日は時間が合わないと思ってたけど会えたな!…って、今日は連れがいるのか?ん?お前……?…っ!そいつはどうしたんだ?」
フレディが抱えている男を見てケイトが言う。
「ケイト!会えてよかったわ。この人森で倒れてて、ここまで連れてきたんだけど…、前に言ってたお勧めの宿屋ってあそこよね?」
と宿屋を指差して聞いてみる。
「あぁ、それならあそこの宿屋がいいだろう。」
「ありがとう。」
良かったわ。これで安心ね。と思っていたら、
「よかったらウチで預かろうか?」
と提案してきた。
「え?」
「あぁ、ウチは全然構わないよ。」
スコットもその提案に賛成のようだ。
「ケイトもスコットも、良い人すぎない?どこの誰ともわからないのよ?」
「それを言うならリナの方がいい奴だと思うけどね。」
「でも…」
「部屋は余ってるしな。それにこいつがいる間はリナもウチに来ればいいじゃねぇか」
と冗談半分に言うアイザックだが、実はとても優しいことを私は知っている。
「そう…、じゃあお願いしようかな。ありがとう。」
こうして彼はケイトの家へ預って貰うことになった。
ケイトたちが住む家は少し遠かったが、広く住みやすそうだった。
彼をベットに寝かせ、落ち着いた頃には私はヘトヘトになっていた。
かなりの魔力を込めて氷魔法を使ったことと、人に飛翔魔法をずっとかけていたこと、そしてそういえば今日は何も食べていなかったので体力が限界だ。
私は魔力量は2万を超えているが、体力は全くないのだ。
「それで、どういうことなのか説明だけしてくれないかな?」
そう言ったケイトだったが、振り返って私の顔を見るなり
「え、ちょっと大丈夫か?!すごい顔色悪いじゃないか!」
そう言ったケイトの心配そうな顔を見たのを最後に私は意識を手放した。
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