もし自分の死に方を選べるなら

音羽

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有名な方法

1.リストカット

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死に方① リストカット(アームカット、その他太い血管が通ってればどこでも)
必要なもの: 刃物、切った箇所を温水に浸せるくらいの深さの容器。浴槽が楽

リストカットは有名な手段である。

中学生以上なら、クラスに1人はリスカしている人がいるのではないかと思う。

学生でも気軽にできるほど特別な道具がいらない、万が一見つかっても使うから、と言い訳できるのが魅力である。

さてこの方法、自傷ならまだしも本気で死のうとしたら大変である。

第1に、的確に動脈を切断する必要がある。
毛細血管や静脈は傷つけやすいが、動脈は深い部分にあるため刃物で切る痛みに耐性がないと動脈に達する前にギブアップである。

動脈をどうにか切れたら次に温水の確保である。
温水により血行が良くなりより多くの出血が期待できるが、血液独特の臭いもまた充満する。一度に大量の温水を確保するには浴槽が理想的だが、実家暮らしの場合見つかる場合もまた高い。

1人暮らしのため、この問題が解決できたとしても出血で意識を失うまでには時間差が存在する。全身から血が出ていく不快感及びお腹の底から冷えていく感覚に耐えねばならない。

これらの問題さえ解決できれば理屈上は死ねそうなのだが、リスカで死んだという話を聞かないのは何故だろうか…

尚、清潔な刃物を使わなければ助かってしまった場合、刃物についていた汚れで跡がついたり化膿したりしてあまり良いことはない。
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