俺とうさぎと異世界と

ミラタマ

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第10章

王都シルホルン

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身支度と装備を確認すると早速ワープを使い、街の塀側に移動した。いきなり町に移動すると不審がられたり、権力のある人に利用されるためだ。
「じゃぁ今回は王都へ向かうぞ。準備は良いか?」
「はい。大丈夫です。」
良い返事を聞いて王都に続く道を歩き始める。
少しした後、白ウサからボヤキが聞こえて来た。
「あの~戦闘ってもう少し頑張って実力を上げるものでは無いんですか?モンスターが大体一撃死ってヤバすぎると思うんですけど・・・。」
「ここら辺の敵が弱すぎるんじゃないの?大体剣で切ってるから鎌鼬は使ってないよ?」
「それでも強すぎると思うんですよ。私たち何でこんなに強くなってるんでしょうか?」
「あ、そう言えばLV最近見てないな。王都に着いたらLVの確認をしてみよう。10LV位行ってそうだし。」
「確かにそうですね。」
そう言って白ウサはギルドカードを確認する。LVは1のまんまだ。更新の登録をしないと新しい表示がされない為である。
こうして、出てくるモンスターを次々と倒しながら王都に向かって行った。

休憩を入れながら進み、日が暮れる頃に家に戻りまたそこから再開すること3日間してとうとう王都にたどり着いた。とても高い城壁に囲まれているがそれよりも大きいお城が存在感を出している。
「ここが王都か。大きいな。」
「はい。とても大きいですね。」
「っと並んで手続きをしないと。」
すぐに人が並んでいる所に俺達も並び入場を待った。30分位たった位でやっと俺たちの番が来た。兵士が質問をしてくるので答えて防犯の為の水晶に手をかざす動作をすることで異常が無ければ入ることが出来るらしい。
「次の方どうぞ」
「「お願いします。」」
俺と白ウサはギルドカードを見せて確認して貰う。
「この王都には稼ぎに来たのですか?」
「「はい。」」
「では、この水晶に触れて下さい。」
俺が触れると白く光る。白ウサも同じく白く光った。
「OKです。次からはギルド専用の門からお通り下さい。」
「「はい。」」
こうして俺達は王都に入ることになった。

「わぁ!人がいっぱいいます。」
「あぁ、さすがに王都だな。」
人の行きかいが多く、活気があるのが分かる。
「まずは、ギルドでカード更新だな。」
「はい。」
ギルドの案内図を見ながら向かう。少し歩くと大きな建物が見えた。王都らしくギルドも何処よりも大きく壮観だった。入ってみるとハンター達が情報交換していたり、パーティーを組んだり、募集していたりしていた。俺らは受付に向かった。対応してくれたのは受付の女性だった。
「王都ギルドへようこそ。今日のご用は何ですか?」
「あの、ギルドカードの更新をしたいのですが・・・。」
「カードの更新ですね。こちらにカードを入れて下さい。」
俺たちはカードを入れて少し待つ。するとピーと音がすると共にカードが出て来たので確認する。
俺のレベルは2になっていた。
「・・・あれだけ倒してLV2って何?おかしくない?」
そういって白ウサを見ると
「すごいです。LVが10に成ってます。ステータスも大幅アップです。」
何で?俺はLV2で白ウサはLV10っておかしくない?俺の方がモンスターを倒しているのに。ステータスを確認するとありえない上昇をしていた。
「なんじゃこりゃ!?」
大きな声を出してしまい、他の人の注目を集めてしまいペコペコ謝る羽目になってしまった。すぐにギルドの隅に行ってカードの確認をする。
やっぱりおかしい。白ウサにもカードを見せてもらいながら確認する。

うさ人族・アリス・16才・女・LV10 ギルドランク:C
スキル:水魔法LV3 特技:連続攻撃:加速
筋力25、体力26、器用28、魔力28、魔法防御26、素早さ49、幸運12

と大体1LVで2ほど上昇しているのに対して俺は
ヒューマン・アルヴァ・17才、男、LV2 ギルドランク:C
特殊スキル:女神ルナの祝福、アイテム異次元倉庫、神の家、他ステータス表示、うさ耳の祝福、魔法創造
スキル:全属性LV2・魔法創造 特技:魔力ブースト・魔力操作・一撃必殺・状態異常耐性
筋力50、体力50、器用50、魔力100、魔法防御100、素早さ69、幸運32と表示されていた。

ステータスの伸びがおかしくなっている。
というかこの能力アップも神様のおかげ?でもほぼ5倍ってヤバくない。
てかスキルと特技がおかしい。特に特技が何でこうなった?てか一撃必殺とか状態異常耐性とかおかしいだろう!。
取りあえず確認してみる。[魔力ブースト:必要魔力以上に魔力を込めることにより魔力を込めた分だけ威力が上がる]、[魔力操作:魔力を細かく操作することが出来る。他の人の魔力も操作することが出来る]、[一撃必殺:一撃にて命を狩る攻撃系の奥義。その代わり武器が壊れやすくなる]、[状態異常耐性:あらゆる状態異常が無効になる]
完全にチートだ。絶対オカシイ。危なそうな物は取りあえず他ステータス表示で隠そう。
隠したためにギルドカードの情報が変わった。
ヒューマン・アルヴァ・17才、男、LV2 ギルドランク:C
特殊スキル:他ステータス表示、うさ耳の祝福
スキル:全属性LV2 特技:魔力ブースト・状態異常耐性
筋力50、体力50、器用50、魔力100、魔法防御100、素早さ69、幸運32
こんな感じだろうか?まぁ、数値だけはごまかせないししょうがないか。
白ウサに自分のステータスを見せると
「おかしいです!白ウサの方がLV高いのにステータスはアルヴァさんに全然届きません。それに魔力と魔法防御力がMAXになってます。本当におかしいです。」
と、言われてしまった。
これから俺はTUEEEEEEE!!と言えるのだろうか?

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