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前世を思い出す
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「ほんっっと、カリン君可愛すぎ~!」
私は、有名なファンタジー系ゲームアプリ「Prince and princess」にはまっていた。平民出身のカリン君は人気は少ないが私の推しNO.1だった。カリン君がいるから、毎日が頑張れたと言っても過言ではないほどに。
「可愛いけど、マシュー君の方が格好良過ぎて推せるー!」
友人の押しは第一王子でクールキャラとして人気がダントツの1位だった。
「あっ!!ごめん!学校に漫画忘れたから取りに戻るから待っといて~!」
このとき、漫画を取りにさえ戻らなかったら...。
「あー、生活指導がうるさいもんね~。おっけー。」
そして、学校に戻ろうと走り出した時だった。
ばんっ!!
そう、居眠り運転をしていたトラックにひかれてしまってカリン君のいる乙女ゲームの世界に転生している。
普通なら喜びではしゃいでいるところだがそんなことをしている場合ではない!
肌は白く、柔らかなカーブを描いた紫の髪にぱっちりとした綺麗な金色の瞳は絶対...
悪役令嬢じゃんかーーーー!!
ヒロインを虐めに虐めまくった末、第一王子にこれまでの所業がばれて死刑となった。
そんなことなってたまるかー!
私は現在8歳だから王立リーマ学園の入学までに4年あるから早速、特訓するぞー!
私は、魔法の才能があったはずだ。
元々ヒロインを虐めていたのは男絡みではなく、魔法が素晴らしいと褒められていた私の前に、学園入学によってヒロインが褒められるようになった逆恨みだったからだ。
早速、魔法の特訓をしようとした時に私の専属メイドのリサから声がかかった。
「お嬢様、お父様がお呼びです。」
た、タイミングが悪い。
「分かったわ。」
リサについて行くと、やっぱり屋敷の広さが凄いの分かるな~。
コンコン
「ご主人様、お嬢様をお連れしました。」
その途端、豪華な扉が勢いよく開かれた。
「マリアー!高熱で倒れたと聞いて心配したんだぞ~。大丈夫か!?」
ぎゅうぎゅうに私を抱きしめているこの、イケメンで私を溺愛しているのが父親のガイン・ユリウスである。
「あらあら、そんなにマリアを締め付けちゃあ苦しいでしょ。ねぇ?」
そう注意してくれる人が私の母、シーラ・ユリウス。結構な美人で私も見とれそうになる。
私もお母様に似ているので、お母様ほどではないが結構な美人だ。
「お、お父様苦しいです...。」
「あぁ、大丈夫か!?愛しのマリア。」
この、大袈裟な反応はもう慣れてきた。
「はい。お父様、お話とは何でしょうか?」
「ああ、それなんだかな...。」
お母様の後ろに、肌が褐色のように白く、肩まであるストレートの白髪に赤い瞳の気の弱そうな可愛い女の子が立っていた。
「こちらに来なさい。」
お父様が呼ぶと女の子がてこてこと歩いてきた。
「この子は、戦場で倒れていた所を保護したらしいんだ。
それも、マリアと同い年で魔法が上手だったから練習相手にいいと思って引き取ることにしたんだ。」
確か...この子、私の取り巻きとしていたわね。
あまり喋っらなかったけどヒロインを一緒に虐めて、結果死刑にはならなかったものの、私が死んでからこの子も自殺したんだっけ...。
確か、魔法戦闘の序列も一位はヒロインのアイリス、二位は第一王子のマシュー君、三位が私、四位がライセン伯爵の一人息子のロジャー・ライセン、五位がこの子。
名前は確か...。
「アリス・ユリウスと言います。宜しくお願いします、お姉様。」
そうそう!アリスて言うんだ。
この子を悪役令嬢の取り巻きにしないためにも、頑張って強くならないと。
そして、精神的にもヒロインに逆切れしないようにしないと...。
「私はマリア・ユリウス。これから、宜しくね!」
「は、はい!」
初めて見たアリスの笑顔に私は心を打たれたのであった。
あ、シスコンでもいいかも。
話し込んでいると夜になっていることに気づき、明日から魔法の特訓をすることにした。
私は、有名なファンタジー系ゲームアプリ「Prince and princess」にはまっていた。平民出身のカリン君は人気は少ないが私の推しNO.1だった。カリン君がいるから、毎日が頑張れたと言っても過言ではないほどに。
「可愛いけど、マシュー君の方が格好良過ぎて推せるー!」
友人の押しは第一王子でクールキャラとして人気がダントツの1位だった。
「あっ!!ごめん!学校に漫画忘れたから取りに戻るから待っといて~!」
このとき、漫画を取りにさえ戻らなかったら...。
「あー、生活指導がうるさいもんね~。おっけー。」
そして、学校に戻ろうと走り出した時だった。
ばんっ!!
そう、居眠り運転をしていたトラックにひかれてしまってカリン君のいる乙女ゲームの世界に転生している。
普通なら喜びではしゃいでいるところだがそんなことをしている場合ではない!
肌は白く、柔らかなカーブを描いた紫の髪にぱっちりとした綺麗な金色の瞳は絶対...
悪役令嬢じゃんかーーーー!!
ヒロインを虐めに虐めまくった末、第一王子にこれまでの所業がばれて死刑となった。
そんなことなってたまるかー!
私は現在8歳だから王立リーマ学園の入学までに4年あるから早速、特訓するぞー!
私は、魔法の才能があったはずだ。
元々ヒロインを虐めていたのは男絡みではなく、魔法が素晴らしいと褒められていた私の前に、学園入学によってヒロインが褒められるようになった逆恨みだったからだ。
早速、魔法の特訓をしようとした時に私の専属メイドのリサから声がかかった。
「お嬢様、お父様がお呼びです。」
た、タイミングが悪い。
「分かったわ。」
リサについて行くと、やっぱり屋敷の広さが凄いの分かるな~。
コンコン
「ご主人様、お嬢様をお連れしました。」
その途端、豪華な扉が勢いよく開かれた。
「マリアー!高熱で倒れたと聞いて心配したんだぞ~。大丈夫か!?」
ぎゅうぎゅうに私を抱きしめているこの、イケメンで私を溺愛しているのが父親のガイン・ユリウスである。
「あらあら、そんなにマリアを締め付けちゃあ苦しいでしょ。ねぇ?」
そう注意してくれる人が私の母、シーラ・ユリウス。結構な美人で私も見とれそうになる。
私もお母様に似ているので、お母様ほどではないが結構な美人だ。
「お、お父様苦しいです...。」
「あぁ、大丈夫か!?愛しのマリア。」
この、大袈裟な反応はもう慣れてきた。
「はい。お父様、お話とは何でしょうか?」
「ああ、それなんだかな...。」
お母様の後ろに、肌が褐色のように白く、肩まであるストレートの白髪に赤い瞳の気の弱そうな可愛い女の子が立っていた。
「こちらに来なさい。」
お父様が呼ぶと女の子がてこてこと歩いてきた。
「この子は、戦場で倒れていた所を保護したらしいんだ。
それも、マリアと同い年で魔法が上手だったから練習相手にいいと思って引き取ることにしたんだ。」
確か...この子、私の取り巻きとしていたわね。
あまり喋っらなかったけどヒロインを一緒に虐めて、結果死刑にはならなかったものの、私が死んでからこの子も自殺したんだっけ...。
確か、魔法戦闘の序列も一位はヒロインのアイリス、二位は第一王子のマシュー君、三位が私、四位がライセン伯爵の一人息子のロジャー・ライセン、五位がこの子。
名前は確か...。
「アリス・ユリウスと言います。宜しくお願いします、お姉様。」
そうそう!アリスて言うんだ。
この子を悪役令嬢の取り巻きにしないためにも、頑張って強くならないと。
そして、精神的にもヒロインに逆切れしないようにしないと...。
「私はマリア・ユリウス。これから、宜しくね!」
「は、はい!」
初めて見たアリスの笑顔に私は心を打たれたのであった。
あ、シスコンでもいいかも。
話し込んでいると夜になっていることに気づき、明日から魔法の特訓をすることにした。
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