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第1章 最底辺
第5話 負け犬
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家に戻り、硬いベッドに横になってこれからのことを考える。
ーーこのギルドを抜け出すことはできない、ここにいながら、遠く離れたガレオンの地に赴いて、エイルに会う。
一体どうすればいいのか…
「ミルゲイさん、起きてますか?」
「ああ、まだ寝てないよ」
「そういえば、ミルゲイさんはなんでこのギルドにいるんですか?」
「言ってなかったっけ、俺はセルゲイの野郎に騙されて、借金背負わされてるんだ、あと5年はここで働かないと返せない」
「そうですか…」
「そういえばレクシアは、なんでこんなギルドにきたんだ?俺が言うのもなんだけど、金持ちっぽい雰囲気をだしてたぞ、来た当初は」
「私も騙されたんですよ」
「ほんとくそ野郎だな、セルゲイのやつ、あいつが俺たちの稼ぎ相当ハネてるらしいし」
「仮の話なんですが、ギルドを抜けずに、自分たちが自由になる方法って何かありますか?」
「そんなもん、セルゲイをやめさせて自分が団長になれば、ギルドなんて自由にできるんじゃねーの?」
「なるほど、セルゲイさんがいなくなれば…か」
「おい。セルゲイを殺すとか物騒なこと考えるなよ、セルゲイのバックにはレギオンっていうギルドがいるの知っているよな」
「レギオン?」
「お前、1年もいたのに何にもしらないんだな」
「すいません」
「レギオンってのはこの国の有力ギルドの一つで武闘派で鳴らしてる。セルゲイはそのレギオンの幹部の後ろ盾がある」
「ということは、セルゲイさんが殺されたということが分かれば…」
「犯人はレギオンに殺される」
「わかりました。ありがとうございます、長々と失礼しました」
「よっし寝るか」
「はい、おやすみなさい」
ーーそうか、セルゲイをやめさせて私がギルドのトップになれば、友好国であるガレオンに行くことはできる可能性がある。
しかし、あの強欲が人間の皮をきて歩いているやつをどうやって辞めさせ、尚且つ自分がギルドのトップに立つ、殺す以外の方法があるのか…どうすればいいのか…
まだ夜も明けきらないうちに起き、朝食を摂り、セルゲイの馬車に乗り、仕事に向かう、いつもの日々が始まった。
これといった案も浮かばず、時間だけが過ぎていった。
――2週間後
いつもの様に馬車に揺られながら現場に向かっていると、髪の毛が後退し額が後頭部まである、このギルド最年長のスミトフさんが全員に向けて話かけた。
「来月は剣術大会があるからな」
今まで一年間このギルドにいたが、剣術などやることもなくひたすら、補修や見回りになどの雑用においやられていた。
きょとんとしている私にミルゲイさんが説明を始めた
「レクシアは知らないだろうが、2年に1回ギルド対抗で剣術大会が行われている」
「そんなのがあるんですね」
「いつも一回戦敗退」
スミトフさんがそれを聞いて私たちのところにきて話し始めた。
「過去に1度だけ、準決勝まで行ったことがあるぞ」
ミルゲイさんは目を見開き驚いたような表情をしている。
「そうなんすか、初耳です」
「準決勝も下馬評ではうちらの優勢だった」
私たちは口をそろえて聞いた
「どうして負けたんですか?」
「なんで負けたんすか?」
「準決勝の相手はレギオンだったのさ」
ミルゲイさんはなるほどという顔をした。
「セルゲイの指図でわざと負けたんだ」
「それでよかったんですか?」
「いいわけないだろう?当時の主力だった奴らは、セルゲイにたてついて勝とうとしていたんだ、焦ったセルゲイは、休憩中に主力の飲み物に毒を混ぜやがった」
「そこまでして…」
「セルゲイは否定しているがな、証拠はなくて、その中心になって奴も死んじまった」
「そんなことが…」
「まあ、それから俺たちは常に一回戦負けだ」
スミトフさんはいつもの場所に戻っていった。
「セルゲイさん許せません…」
「レギオンの連中に勝って、セルゲイの野郎に一泡ふかせてーなー」
「私たちなら勝てるんじゃないですか?」
「はぁ?ふざけたこといってんじゃねーよ、俺たちはこの2年間まともに剣なんてふるってないだろが、そんなんじゃ勝てるもんも勝てねーよ」
「いえ、ミルゲイさん勝ちます、勝ちに行きます」
「一人でがんばってくれー」
ーーその日夜
いつもの通りに仕事を終え、夕食を済ませ、ベッドに横になる
「ミルゲイさん、ミルゲイさん、起きていますか?」
「あ、レクシアかどうした?」
「剣術大会のことなんですが」
「それがどうした、お前ひとりで勝ちにいくんだろ?」
「やっぱりチームで勝ちたいなと」
「だから、それは無理だって」
「1か月あります、その間に練習をしましょう」
「はぁ?練習だって?今でさえ仕事を終えてへとへとなのに、それから練習?ありえない」
ベッドから起き上がり、2段ベッドの上で横になっているミルゲイさんを床に放り投げる。
板張りの床に直接落ち、悶えるミルゲイさん
私は何もせず、ただ見下ろす。
ミルゲイさんは立ち上がって、激怒し私の胸倉つかみ、怒声を張り上げる
「くそがぁなにすんだ!!」
私は胸倉をつかんだ手を抑えミルゲイさんを睨みつけ、今まで出したことがない声を出す
「この負け犬が!!」
ミルゲイさんが私の迫力に負けてか一瞬ひるむ。
私はミルゲイさんを睨みつけたまま話を続ける
「あんたは、一生負け犬だよ、ずーーーっとセルゲイの下で生きていくんだろ?あと5年で借金が終わる?ちゃんちゃらおかしいわ、あのくそやろうがそんなもんで解放してくれるとおもってんのか?ああ?」
「わかった、落ち着けって落ち着いて話をしよう」
その言葉を聞きふっと我に返る、抑えつけられていたミルゲイさんの手は青くなってきている
「す、すいません、わたしとしたことが」
すぐに手を放す
「いてぇよ、あんなところから放り投げるし、腕の力は万力みたいにつよいしさ、お前なにもんなわけ?」
「ほんと、すいません、かっとなってしまいました」
「おまえなら勝てるのか?剣術大会」
「ええ、私がいれば優勝できます」
「いや、大会は5人の団体戦だから、一人が勝ってもだめだよ」
「だったら5人全員、私が鍛えます」
「すごい自信だな」
「ええ、任せてください」
「でもさ、レギオンいるのにセルゲイが優勝させてくれるか?」
「ようは、セルゲイさんは、懐があったまればいいんですよ」
「優勝賞金はないぞ」
「金ならいりません」
「なら、どうやって?」
「私に、アイデアがありますが、乗ってくれますか?」
「ああ、いいぜ、早く教えろ」
ーーこのギルドを抜け出すことはできない、ここにいながら、遠く離れたガレオンの地に赴いて、エイルに会う。
一体どうすればいいのか…
「ミルゲイさん、起きてますか?」
「ああ、まだ寝てないよ」
「そういえば、ミルゲイさんはなんでこのギルドにいるんですか?」
「言ってなかったっけ、俺はセルゲイの野郎に騙されて、借金背負わされてるんだ、あと5年はここで働かないと返せない」
「そうですか…」
「そういえばレクシアは、なんでこんなギルドにきたんだ?俺が言うのもなんだけど、金持ちっぽい雰囲気をだしてたぞ、来た当初は」
「私も騙されたんですよ」
「ほんとくそ野郎だな、セルゲイのやつ、あいつが俺たちの稼ぎ相当ハネてるらしいし」
「仮の話なんですが、ギルドを抜けずに、自分たちが自由になる方法って何かありますか?」
「そんなもん、セルゲイをやめさせて自分が団長になれば、ギルドなんて自由にできるんじゃねーの?」
「なるほど、セルゲイさんがいなくなれば…か」
「おい。セルゲイを殺すとか物騒なこと考えるなよ、セルゲイのバックにはレギオンっていうギルドがいるの知っているよな」
「レギオン?」
「お前、1年もいたのに何にもしらないんだな」
「すいません」
「レギオンってのはこの国の有力ギルドの一つで武闘派で鳴らしてる。セルゲイはそのレギオンの幹部の後ろ盾がある」
「ということは、セルゲイさんが殺されたということが分かれば…」
「犯人はレギオンに殺される」
「わかりました。ありがとうございます、長々と失礼しました」
「よっし寝るか」
「はい、おやすみなさい」
ーーそうか、セルゲイをやめさせて私がギルドのトップになれば、友好国であるガレオンに行くことはできる可能性がある。
しかし、あの強欲が人間の皮をきて歩いているやつをどうやって辞めさせ、尚且つ自分がギルドのトップに立つ、殺す以外の方法があるのか…どうすればいいのか…
まだ夜も明けきらないうちに起き、朝食を摂り、セルゲイの馬車に乗り、仕事に向かう、いつもの日々が始まった。
これといった案も浮かばず、時間だけが過ぎていった。
――2週間後
いつもの様に馬車に揺られながら現場に向かっていると、髪の毛が後退し額が後頭部まである、このギルド最年長のスミトフさんが全員に向けて話かけた。
「来月は剣術大会があるからな」
今まで一年間このギルドにいたが、剣術などやることもなくひたすら、補修や見回りになどの雑用においやられていた。
きょとんとしている私にミルゲイさんが説明を始めた
「レクシアは知らないだろうが、2年に1回ギルド対抗で剣術大会が行われている」
「そんなのがあるんですね」
「いつも一回戦敗退」
スミトフさんがそれを聞いて私たちのところにきて話し始めた。
「過去に1度だけ、準決勝まで行ったことがあるぞ」
ミルゲイさんは目を見開き驚いたような表情をしている。
「そうなんすか、初耳です」
「準決勝も下馬評ではうちらの優勢だった」
私たちは口をそろえて聞いた
「どうして負けたんですか?」
「なんで負けたんすか?」
「準決勝の相手はレギオンだったのさ」
ミルゲイさんはなるほどという顔をした。
「セルゲイの指図でわざと負けたんだ」
「それでよかったんですか?」
「いいわけないだろう?当時の主力だった奴らは、セルゲイにたてついて勝とうとしていたんだ、焦ったセルゲイは、休憩中に主力の飲み物に毒を混ぜやがった」
「そこまでして…」
「セルゲイは否定しているがな、証拠はなくて、その中心になって奴も死んじまった」
「そんなことが…」
「まあ、それから俺たちは常に一回戦負けだ」
スミトフさんはいつもの場所に戻っていった。
「セルゲイさん許せません…」
「レギオンの連中に勝って、セルゲイの野郎に一泡ふかせてーなー」
「私たちなら勝てるんじゃないですか?」
「はぁ?ふざけたこといってんじゃねーよ、俺たちはこの2年間まともに剣なんてふるってないだろが、そんなんじゃ勝てるもんも勝てねーよ」
「いえ、ミルゲイさん勝ちます、勝ちに行きます」
「一人でがんばってくれー」
ーーその日夜
いつもの通りに仕事を終え、夕食を済ませ、ベッドに横になる
「ミルゲイさん、ミルゲイさん、起きていますか?」
「あ、レクシアかどうした?」
「剣術大会のことなんですが」
「それがどうした、お前ひとりで勝ちにいくんだろ?」
「やっぱりチームで勝ちたいなと」
「だから、それは無理だって」
「1か月あります、その間に練習をしましょう」
「はぁ?練習だって?今でさえ仕事を終えてへとへとなのに、それから練習?ありえない」
ベッドから起き上がり、2段ベッドの上で横になっているミルゲイさんを床に放り投げる。
板張りの床に直接落ち、悶えるミルゲイさん
私は何もせず、ただ見下ろす。
ミルゲイさんは立ち上がって、激怒し私の胸倉つかみ、怒声を張り上げる
「くそがぁなにすんだ!!」
私は胸倉をつかんだ手を抑えミルゲイさんを睨みつけ、今まで出したことがない声を出す
「この負け犬が!!」
ミルゲイさんが私の迫力に負けてか一瞬ひるむ。
私はミルゲイさんを睨みつけたまま話を続ける
「あんたは、一生負け犬だよ、ずーーーっとセルゲイの下で生きていくんだろ?あと5年で借金が終わる?ちゃんちゃらおかしいわ、あのくそやろうがそんなもんで解放してくれるとおもってんのか?ああ?」
「わかった、落ち着けって落ち着いて話をしよう」
その言葉を聞きふっと我に返る、抑えつけられていたミルゲイさんの手は青くなってきている
「す、すいません、わたしとしたことが」
すぐに手を放す
「いてぇよ、あんなところから放り投げるし、腕の力は万力みたいにつよいしさ、お前なにもんなわけ?」
「ほんと、すいません、かっとなってしまいました」
「おまえなら勝てるのか?剣術大会」
「ええ、私がいれば優勝できます」
「いや、大会は5人の団体戦だから、一人が勝ってもだめだよ」
「だったら5人全員、私が鍛えます」
「すごい自信だな」
「ええ、任せてください」
「でもさ、レギオンいるのにセルゲイが優勝させてくれるか?」
「ようは、セルゲイさんは、懐があったまればいいんですよ」
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「なら、どうやって?」
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