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~1話~
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「僕って何なんだろうね…」
俺より小さい子が泣きながら言った。
その子の腕にはいくつもの傷跡
俺は何も言い出せなかった
「またか…」
毎日同じ夢を見ている。
毎回俺は何も言うことができない。
起きた時には罪悪感に心が包まれる。
この罪悪感が残った状態で学校に向かう。
「痛て…」
「大丈夫?」
小学生がこけていた。
俺が通るこの道は今回のように何かが起こることが多い。
俺が通る時間だけなのかもしれないけど。
「ありがとう」
俺は人に興味がない。でもこうやって人助けするのは好きだ。
学校に着き向かった。
「坂本。おはよ。」
「おはよ。」
最近毎日話しかけてくる。名前は真田叶羽。なんで話しかけてくるかはわからない。
俺は席に着きいつも通り本を読んでいた。
「綾斗。おはよ。」
こいつも毎日話しかけてくる。名前は佐藤透。こいつが話しかけてくる理由はいつも一緒。
「今日も相談乗ってくれない?」
いつからかわからないが放課後こいつの相談に乗ることが日課になってきてしまっている。
「いいよ。」
こいつの相談内容は毎回違う内容。でもすべての内容に共通していることがある。それは『性別』。
結構いろんな相談には乗ってきたほうだがこのタイプの人生に関しては初めてだったから少し動揺している点はある。
俺がその立場になったことがあるわけでもない。そのため、経験すらない。
「坂本。」
「何?」
本から視線を叶羽にずらすと少し暗い表情をしていることに気が付いた。
「昼相談乗ってほしい。」
「いいよ。」
表情からだと深刻な悩みがあるとしか想像ができない。
とりあえず授業に集中し昼を待った。
昼。叶羽に連れられ屋上に向かった。
弁当を広げもくもくと食べていたが食べるのをやめ話し始めた。
「相談内容なんだけど…性別に関してなんだよね…」
まさか叶羽も悩んでいるとは思っていなかった。
「実は幼いころから自分の事を女だと思って生きてきた。でも、僕の親厳しくて男らしく生きなさいってずっと言われ続けてた。でも心の中の違和感が無くならなくて、親もあんなこというから相談もできなくて僕どうすればいいかな。」
話をしている叶羽の目には涙が浮かんでいた。
俺に相談するまではずっと闇の中に閉じこもっていたんだろう。
「俺がその立場に立ったことないから今は少ない助言しか言えないけどいいか?」
「うん。」
俺は頭の中をフル回転させ言った。
「性別に関しては正直飾りだ。別に生まれてきた性別に縛られる必要なんてない。生まれてきた時の性別に関しては自分自身が望んできたものではないときだってある。もし望んでいたとしてももしかしたら成長するにつれ望まないものになるときだってある。だから別に自分が男として生まれたからって男として生きなくてもいいと思うんだよね。」
俺が言えるのはこれだけだった。体験した人じゃないとわからない辛さを俺自身は知らないから。
もしわかっていたらもっと叶羽に寄り添ってあげれるような助言をあげることができたのかもしれない。
「少し生きる希望が見えた気がする。」
叶羽の顔に少し笑みが浮かび上がった。
「坂本。また頼ってもいいか?相談できるのお前しかいないから。」
「いいけど、何で俺なんだ?お前たくさん友達いるだろ。」
少し沈黙が続いた後口を開いた。
「実は、透が坂本に相談してる内容聞いちゃったんだよね。その時相談内容に対して真剣に向き合ってたからもしかしたら僕の相談も聞いてくれるんじゃないかって思ってしまった。だから坂本に話しかけたんだ。」
周りに誰もいない時間帯を見計らって相談乗っていたけどまさか聞かれていたとは思っていなかった。
「まぁ、俺しか頼れないんだったらいつでも相談しにこい。」
ありがとう。その言葉と同時に予鈴のチャイムが鳴った。
午後の授業中、相談内容が頭によぎった。
性別の違和感については透からの相談を受けるまで考えたことがなかった。性別に関して今まで気にしたこともなかった。同じような悩みを抱えた人がほかにもたくさんいるんだろう。
結局あまり集中できず放課後を迎えた。
教室に誰もいないタイミングを見派からって透の相談を聞いた。
「俺、結局性別がわからないんだよな。」
「男か女かわからないから辛いんだよな?」
静かに頷いた。叶羽とは違う性別の悩み。叶羽に関しては自分が思っている性別で生きるのもいいんじゃないかと思って助言ができたけど透に関しては性別がわからない状態だから同じ助言が使えない。
「いつも言ってるのと同じような内容にはなるけど、性別なんてただの飾りだからな。まぁ、俺から言えることとしたら日替わりで女性らしい恰好と男性らしい恰好をするのもありじゃないか?別にどっちの服着てもいいわけだし。ここ最近に関してはレディースでもかっこいい服もあるしメンズでもかわいい服あるし。」
少し明るい表情になった気がした。
「ありがとう。綾斗。」
教室内で透と解散し俺は家に直帰した。
自室に戻り性別に関して調べた。
俺より小さい子が泣きながら言った。
その子の腕にはいくつもの傷跡
俺は何も言い出せなかった
「またか…」
毎日同じ夢を見ている。
毎回俺は何も言うことができない。
起きた時には罪悪感に心が包まれる。
この罪悪感が残った状態で学校に向かう。
「痛て…」
「大丈夫?」
小学生がこけていた。
俺が通るこの道は今回のように何かが起こることが多い。
俺が通る時間だけなのかもしれないけど。
「ありがとう」
俺は人に興味がない。でもこうやって人助けするのは好きだ。
学校に着き向かった。
「坂本。おはよ。」
「おはよ。」
最近毎日話しかけてくる。名前は真田叶羽。なんで話しかけてくるかはわからない。
俺は席に着きいつも通り本を読んでいた。
「綾斗。おはよ。」
こいつも毎日話しかけてくる。名前は佐藤透。こいつが話しかけてくる理由はいつも一緒。
「今日も相談乗ってくれない?」
いつからかわからないが放課後こいつの相談に乗ることが日課になってきてしまっている。
「いいよ。」
こいつの相談内容は毎回違う内容。でもすべての内容に共通していることがある。それは『性別』。
結構いろんな相談には乗ってきたほうだがこのタイプの人生に関しては初めてだったから少し動揺している点はある。
俺がその立場になったことがあるわけでもない。そのため、経験すらない。
「坂本。」
「何?」
本から視線を叶羽にずらすと少し暗い表情をしていることに気が付いた。
「昼相談乗ってほしい。」
「いいよ。」
表情からだと深刻な悩みがあるとしか想像ができない。
とりあえず授業に集中し昼を待った。
昼。叶羽に連れられ屋上に向かった。
弁当を広げもくもくと食べていたが食べるのをやめ話し始めた。
「相談内容なんだけど…性別に関してなんだよね…」
まさか叶羽も悩んでいるとは思っていなかった。
「実は幼いころから自分の事を女だと思って生きてきた。でも、僕の親厳しくて男らしく生きなさいってずっと言われ続けてた。でも心の中の違和感が無くならなくて、親もあんなこというから相談もできなくて僕どうすればいいかな。」
話をしている叶羽の目には涙が浮かんでいた。
俺に相談するまではずっと闇の中に閉じこもっていたんだろう。
「俺がその立場に立ったことないから今は少ない助言しか言えないけどいいか?」
「うん。」
俺は頭の中をフル回転させ言った。
「性別に関しては正直飾りだ。別に生まれてきた性別に縛られる必要なんてない。生まれてきた時の性別に関しては自分自身が望んできたものではないときだってある。もし望んでいたとしてももしかしたら成長するにつれ望まないものになるときだってある。だから別に自分が男として生まれたからって男として生きなくてもいいと思うんだよね。」
俺が言えるのはこれだけだった。体験した人じゃないとわからない辛さを俺自身は知らないから。
もしわかっていたらもっと叶羽に寄り添ってあげれるような助言をあげることができたのかもしれない。
「少し生きる希望が見えた気がする。」
叶羽の顔に少し笑みが浮かび上がった。
「坂本。また頼ってもいいか?相談できるのお前しかいないから。」
「いいけど、何で俺なんだ?お前たくさん友達いるだろ。」
少し沈黙が続いた後口を開いた。
「実は、透が坂本に相談してる内容聞いちゃったんだよね。その時相談内容に対して真剣に向き合ってたからもしかしたら僕の相談も聞いてくれるんじゃないかって思ってしまった。だから坂本に話しかけたんだ。」
周りに誰もいない時間帯を見計らって相談乗っていたけどまさか聞かれていたとは思っていなかった。
「まぁ、俺しか頼れないんだったらいつでも相談しにこい。」
ありがとう。その言葉と同時に予鈴のチャイムが鳴った。
午後の授業中、相談内容が頭によぎった。
性別の違和感については透からの相談を受けるまで考えたことがなかった。性別に関して今まで気にしたこともなかった。同じような悩みを抱えた人がほかにもたくさんいるんだろう。
結局あまり集中できず放課後を迎えた。
教室に誰もいないタイミングを見派からって透の相談を聞いた。
「俺、結局性別がわからないんだよな。」
「男か女かわからないから辛いんだよな?」
静かに頷いた。叶羽とは違う性別の悩み。叶羽に関しては自分が思っている性別で生きるのもいいんじゃないかと思って助言ができたけど透に関しては性別がわからない状態だから同じ助言が使えない。
「いつも言ってるのと同じような内容にはなるけど、性別なんてただの飾りだからな。まぁ、俺から言えることとしたら日替わりで女性らしい恰好と男性らしい恰好をするのもありじゃないか?別にどっちの服着てもいいわけだし。ここ最近に関してはレディースでもかっこいい服もあるしメンズでもかわいい服あるし。」
少し明るい表情になった気がした。
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自室に戻り性別に関して調べた。
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