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~2話~
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「LGBTQ+…」
今まで聞いたことない言葉が検索結果に出てきた。
Lはレズビアン(女性同性愛)、Gはゲイ(男性同性愛)、Bはバイセクシュアル(両性愛)、Tはトランスジェンダー(心と体の性別の不一致)、Qはクエスチョニング(自分の性や恋愛対象が定まっていない)。これらのほかにもアセクシュアル(性的感情を抱かない)などたくさんあることから+がつけられているらしい。
性別に関してでもいろんな悩みがあるのか。
今まで気にしてなかったけど少し興味が出たきがする。
布団上に横になり目を閉じ想像をしてみた。
もし俺が透と叶羽と同じように悩んでいたとしたら…
想像と同時に夢の内容が頭の中をよぎった。
何故だろう。夢の中に出てくる子供と二人が一致する。
性別のことを相談してもわかってくれない親からは望まない言葉ばかり。
友達もわかってくれない子からは笑われ無視される。
結局人に頼ることが怖くなり一人闇の中に閉じこもってしまう。
心の中は違和感があることに対しての後悔や苛立ちでいっぱいになる。
最終的には消えてしまうという選択肢も考えてしまうかもしれない。
確かに良く考えたらこの世界では体がもし女なら女の子らしく、男なら男の子らしくっていう考え方を持っている人のほうが多い気がする。
この考えがなくなりさえすれば生きやすい世界になるのではないか…
でも考えを変えてもらうにはどうすればいいのだろうか…
最初は少ない人数に対して広めるしかないのか。
自室を出てリビングへと向かった。
「父さん。母さん。相談がある。」
まずは身近な人からどう思っているか意見が聞きたくなった。もし俺の両親が否定派の人間だとしたら…そう思うと少し怖い点はある。でも悩んでいる方がいるってことを知ってほしい。
「どうした?綾斗から相談してくるなんて珍しいじゃないか。」
「二人とも。正直に答えてほしい。もし俺が心と体の性別が一致しない状態で苦しんでるって言ったらどうする?」
両親とも少し真剣な表情になった。
「俺は綾斗の意見を尊重する。息子が苦しんでいる姿を見たくないからな。」
「私も同じ意見よ。」
少しほっとした。俺の両親が賛成派でよかった。
「実は同じクラスのやつ2人が性別で悩んでて相談しに来てくれたんだ。一人は身体的な性別は男なんだけど心は女らしい。女らしくいきたくても親が厳しいらしくて自分らしく生きれないし、相談もできなかったらしい。もう一人は恋愛対象が両性なんだけど怖くて今まで誰にも言えなかったらしい。」
俺は今まで相談されていた内容を両親に話した。
話し終わった後両親の表情が暗くなっていた。
「何かしてあげたいな。その二人のために。」
俺は考えていたことを話した。
「少しでも理解者を増やしたいから学校内で全校生徒集めて講演会みたいなことしたいんだよね。」
その話を聞いた両親が笑顔になった。
「俺たちも協力していいか。その話を聞いた以上何か手伝いたい。」
俺は頷き参考資料を作り始めた。
内容としてスクリーンを使用しこれから聞きに行く予定の体験談等を含めLGBTQ+について講演したいと思っている。
映像に関しては父親、講演内容の作成、交渉に関しては母親が少し手伝ってもらえることになった。
また今日も夢を見た。
でも少し変わっていた。
いつもならいる子供がいない。
俺は闇の中をひたすら走ったがみつからない。
ここで目が覚めてしまった。
「嫌な予感がする…。」
俺は交渉するためいつもより早く家を出た。
学校に到着し急いで校長室へと向かった。
「校長先生。お願いがあります。」
校長先生が真剣な表情になった。
「実はこの学校内に性別で悩んでいる方がいます。その方のためにも講演会をして学生、先生方に理解してもらいたいんです。どれだけこの悩みが重いのかを。だから。お願いします。講演会をさせてください!」
俺は土下座をして頼み込んだ。俺の横で母親も土下座をしていた。
「私からもお願いします。」
「私の娘も同じ悩みで苦しんでるんだ。だから同じ悩みを持っている方を助けてあげたい。坂本くん。講演会お願いできるかな。私も協力する。」
俺はいつの間にか泣いていた。
「ありがとうございます!」
「その代わり。」
俺は唾を飲み込んだ。
「私の娘にも見てもらっていいかな。生きる勇気をつけてあげたいんだ。」
嬉しい。もしかしたら断られるんじゃないかと思っていた。
俺はただただ一般的な高校生。そんな人間がいきなり生徒や先生方に向けて講演会をしたいと言うのだから。高確率で反対されると思っていた。
校長先生に感謝しきれない。
俺は教室に戻り叶羽と透に昼に話したいことがあると言った。
理由としては、二人にも協力して欲しいからだ。
昼。俺は二人を連れて屋上へと向かった。
今まで聞いたことない言葉が検索結果に出てきた。
Lはレズビアン(女性同性愛)、Gはゲイ(男性同性愛)、Bはバイセクシュアル(両性愛)、Tはトランスジェンダー(心と体の性別の不一致)、Qはクエスチョニング(自分の性や恋愛対象が定まっていない)。これらのほかにもアセクシュアル(性的感情を抱かない)などたくさんあることから+がつけられているらしい。
性別に関してでもいろんな悩みがあるのか。
今まで気にしてなかったけど少し興味が出たきがする。
布団上に横になり目を閉じ想像をしてみた。
もし俺が透と叶羽と同じように悩んでいたとしたら…
想像と同時に夢の内容が頭の中をよぎった。
何故だろう。夢の中に出てくる子供と二人が一致する。
性別のことを相談してもわかってくれない親からは望まない言葉ばかり。
友達もわかってくれない子からは笑われ無視される。
結局人に頼ることが怖くなり一人闇の中に閉じこもってしまう。
心の中は違和感があることに対しての後悔や苛立ちでいっぱいになる。
最終的には消えてしまうという選択肢も考えてしまうかもしれない。
確かに良く考えたらこの世界では体がもし女なら女の子らしく、男なら男の子らしくっていう考え方を持っている人のほうが多い気がする。
この考えがなくなりさえすれば生きやすい世界になるのではないか…
でも考えを変えてもらうにはどうすればいいのだろうか…
最初は少ない人数に対して広めるしかないのか。
自室を出てリビングへと向かった。
「父さん。母さん。相談がある。」
まずは身近な人からどう思っているか意見が聞きたくなった。もし俺の両親が否定派の人間だとしたら…そう思うと少し怖い点はある。でも悩んでいる方がいるってことを知ってほしい。
「どうした?綾斗から相談してくるなんて珍しいじゃないか。」
「二人とも。正直に答えてほしい。もし俺が心と体の性別が一致しない状態で苦しんでるって言ったらどうする?」
両親とも少し真剣な表情になった。
「俺は綾斗の意見を尊重する。息子が苦しんでいる姿を見たくないからな。」
「私も同じ意見よ。」
少しほっとした。俺の両親が賛成派でよかった。
「実は同じクラスのやつ2人が性別で悩んでて相談しに来てくれたんだ。一人は身体的な性別は男なんだけど心は女らしい。女らしくいきたくても親が厳しいらしくて自分らしく生きれないし、相談もできなかったらしい。もう一人は恋愛対象が両性なんだけど怖くて今まで誰にも言えなかったらしい。」
俺は今まで相談されていた内容を両親に話した。
話し終わった後両親の表情が暗くなっていた。
「何かしてあげたいな。その二人のために。」
俺は考えていたことを話した。
「少しでも理解者を増やしたいから学校内で全校生徒集めて講演会みたいなことしたいんだよね。」
その話を聞いた両親が笑顔になった。
「俺たちも協力していいか。その話を聞いた以上何か手伝いたい。」
俺は頷き参考資料を作り始めた。
内容としてスクリーンを使用しこれから聞きに行く予定の体験談等を含めLGBTQ+について講演したいと思っている。
映像に関しては父親、講演内容の作成、交渉に関しては母親が少し手伝ってもらえることになった。
また今日も夢を見た。
でも少し変わっていた。
いつもならいる子供がいない。
俺は闇の中をひたすら走ったがみつからない。
ここで目が覚めてしまった。
「嫌な予感がする…。」
俺は交渉するためいつもより早く家を出た。
学校に到着し急いで校長室へと向かった。
「校長先生。お願いがあります。」
校長先生が真剣な表情になった。
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「ありがとうございます!」
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