3 / 6
~3話~
しおりを挟む
「綾斗。どうしたの?」
俺は深呼吸をして2人に行った。
「性別に関しての講演会を行うことになった。それに伴って二人にも協力してもらいたい。
もちろん名前に関しては出さない。」
二人とも動揺していた。
「叶羽も透も内容は違っても同じ性別で悩んでいる。だから今までの体験談を教えてほしいんだ。少しでも理解者を増やしたい。」
「協力する。」
最初に言ってくれたのは叶羽だった。
「理解者増やしたいもん。僕の親の心に刺さるかはわからない。でも僕の友達だけでもいい。こんな悩みを持っているんだっていうことを知ってもらいたい。」
顔に笑顔を浮かべそう話してくれた。
「俺も協力する。少しでもいろんな人に知ってほしいから。」
透は少し暗い表情をしていたが理解者が増えてほしいという気持ちは大きいらしい。
「ありがとう」
一通りの授業が終わり俺はとある場所へと向かった。
「皆さんよろしくお願いします。」
近くの会議室を借り、LGBTQ+で悩んでいる方々に来てもらっていたのだ。
「今日はお忙しい中来てくださりありがとうございます。」
俺の自己紹介を簡単に済ませた後来てくださった3名の方に自己紹介をしてもらった。
俺より身長が高い男性の方からしてもらった。
「紫音です。LGBTQ+の中ではTのトランスジェンダーにあたります。」
次に自己紹介してくれたのは女性の方だった。
「結衣です。LGBTQ+ではBのバイセクシュアルにあたります。」
最後にしてくれたのは少し俯き気味の男性だった。
「冬です。LGBTQ+の中では+の中に入るアセクシュアルにあたります。よろしくお願いします。」
一人ずつ悩み事を聞いていった。
最初に応えてくれたのは結衣さんだった。
「私は女性も男性も恋愛対象にあたるってことをなかなか両親に言い出せなくて結構一人で悩んでいる期間が長かったんです。でも、言わなかったら恋愛も楽しんでできないかもしれない。そう思ってカミングアウトをしました。案の定反対されました。でも、時間をかけて説得に応じた結果、分かってもらえました。そして、今付き合っている彼女も紹介することができました。」
冬さんと紫音さんは少し俯き気味になっていたが冬さんが少しずつ話してくれた。
「僕今24歳なんですけど、恋愛しないの?って友達から聞かれることが多くなってしまってるんです。僕もともと恋愛感情がわからないから恋愛にも興味がなくてしてなかっただけなんですけどね。同じようなことを親からも言われるようになっちゃって正直に話したんですけどいまだに理解してくれないんです。」
叶羽と似たような状況なんだ…。
紫音さんも少しずつ話をしてくれた。
「俺もなかなか親には言い出せませんでした。痛い思いして生んでくれたのにこのからだを変えたいだなんて言ったら悲しむんだろうなと思って。でも、ずっとこの気持ちを持っておくのも辛くて。結局カミングアウトをしたんです。母親から帰ってきた言葉は、『今まで辛かったね。紫音が生きたいように生きていいよ。』って言ってくれました。その言葉を聞いてほっとした自分と後悔した自分がいました。」
泣きながら答えてくれて俺も心が痛くなった。
結衣さんが俺に質問をしてきた。
「綾斗くんのお友達はどういうことで悩んでいるの?」
「2人いて、1人は紫音さんと同じく心と体の性別が一致せず違和感を覚えています。親が厳しくて男なんだから男らしく生きなさいと言われるみたいです。もう1人は自分の性別がわかっていない状態なんです。家族に相談したいらしいんですが、反対されるかもしれないという恐怖から相談ができてないそうです。」
俺が話をしている間3人とも真剣に聞いてくれた。
「確かに怖いよね。私も怖かったもん。その恐れていたことが現実になっちゃったけどね。最初の子に関しては親が反対派の方なのね。もしかしてそういう理解できてない方のために講演会を開くの?」
俺は静かに頷いた。
3人とも笑顔を浮かべていた。
「それ俺たちも見に行っていいかな。」
紫音さんが笑顔で言った。実は今回の講演会は地域の方々も来れるようになっている。
「よかったら見に来てください。」
解散後冬さんに呼ばれ近くの喫茶店に行った。
「忙しいのにごめんね。実は、お手伝いしたくてさ。僕もいろんな人から体験談聞いてきたから少しでも役に立つかなと思って。」
「ありがとうございます!」
俺は冬さんと連絡先を交換し、解散した。
自宅に戻りパソコンに向かい今日聞いたことを母親と一緒にまとめた。
俺は深呼吸をして2人に行った。
「性別に関しての講演会を行うことになった。それに伴って二人にも協力してもらいたい。
もちろん名前に関しては出さない。」
二人とも動揺していた。
「叶羽も透も内容は違っても同じ性別で悩んでいる。だから今までの体験談を教えてほしいんだ。少しでも理解者を増やしたい。」
「協力する。」
最初に言ってくれたのは叶羽だった。
「理解者増やしたいもん。僕の親の心に刺さるかはわからない。でも僕の友達だけでもいい。こんな悩みを持っているんだっていうことを知ってもらいたい。」
顔に笑顔を浮かべそう話してくれた。
「俺も協力する。少しでもいろんな人に知ってほしいから。」
透は少し暗い表情をしていたが理解者が増えてほしいという気持ちは大きいらしい。
「ありがとう」
一通りの授業が終わり俺はとある場所へと向かった。
「皆さんよろしくお願いします。」
近くの会議室を借り、LGBTQ+で悩んでいる方々に来てもらっていたのだ。
「今日はお忙しい中来てくださりありがとうございます。」
俺の自己紹介を簡単に済ませた後来てくださった3名の方に自己紹介をしてもらった。
俺より身長が高い男性の方からしてもらった。
「紫音です。LGBTQ+の中ではTのトランスジェンダーにあたります。」
次に自己紹介してくれたのは女性の方だった。
「結衣です。LGBTQ+ではBのバイセクシュアルにあたります。」
最後にしてくれたのは少し俯き気味の男性だった。
「冬です。LGBTQ+の中では+の中に入るアセクシュアルにあたります。よろしくお願いします。」
一人ずつ悩み事を聞いていった。
最初に応えてくれたのは結衣さんだった。
「私は女性も男性も恋愛対象にあたるってことをなかなか両親に言い出せなくて結構一人で悩んでいる期間が長かったんです。でも、言わなかったら恋愛も楽しんでできないかもしれない。そう思ってカミングアウトをしました。案の定反対されました。でも、時間をかけて説得に応じた結果、分かってもらえました。そして、今付き合っている彼女も紹介することができました。」
冬さんと紫音さんは少し俯き気味になっていたが冬さんが少しずつ話してくれた。
「僕今24歳なんですけど、恋愛しないの?って友達から聞かれることが多くなってしまってるんです。僕もともと恋愛感情がわからないから恋愛にも興味がなくてしてなかっただけなんですけどね。同じようなことを親からも言われるようになっちゃって正直に話したんですけどいまだに理解してくれないんです。」
叶羽と似たような状況なんだ…。
紫音さんも少しずつ話をしてくれた。
「俺もなかなか親には言い出せませんでした。痛い思いして生んでくれたのにこのからだを変えたいだなんて言ったら悲しむんだろうなと思って。でも、ずっとこの気持ちを持っておくのも辛くて。結局カミングアウトをしたんです。母親から帰ってきた言葉は、『今まで辛かったね。紫音が生きたいように生きていいよ。』って言ってくれました。その言葉を聞いてほっとした自分と後悔した自分がいました。」
泣きながら答えてくれて俺も心が痛くなった。
結衣さんが俺に質問をしてきた。
「綾斗くんのお友達はどういうことで悩んでいるの?」
「2人いて、1人は紫音さんと同じく心と体の性別が一致せず違和感を覚えています。親が厳しくて男なんだから男らしく生きなさいと言われるみたいです。もう1人は自分の性別がわかっていない状態なんです。家族に相談したいらしいんですが、反対されるかもしれないという恐怖から相談ができてないそうです。」
俺が話をしている間3人とも真剣に聞いてくれた。
「確かに怖いよね。私も怖かったもん。その恐れていたことが現実になっちゃったけどね。最初の子に関しては親が反対派の方なのね。もしかしてそういう理解できてない方のために講演会を開くの?」
俺は静かに頷いた。
3人とも笑顔を浮かべていた。
「それ俺たちも見に行っていいかな。」
紫音さんが笑顔で言った。実は今回の講演会は地域の方々も来れるようになっている。
「よかったら見に来てください。」
解散後冬さんに呼ばれ近くの喫茶店に行った。
「忙しいのにごめんね。実は、お手伝いしたくてさ。僕もいろんな人から体験談聞いてきたから少しでも役に立つかなと思って。」
「ありがとうございます!」
俺は冬さんと連絡先を交換し、解散した。
自宅に戻りパソコンに向かい今日聞いたことを母親と一緒にまとめた。
0
あなたにおすすめの小説
島猫たちのエピソード2025
BIRD
エッセイ・ノンフィクション
「Cat nursery Larimar 」は、ひとりでは生きられない仔猫を預かり、保護者&お世話ボランティア達が協力して育てて里親の元へ送り出す「仔猫の保育所」です。
石垣島は野良猫がとても多い島。
2021年2月22日に設立した保護団体【Cat nursery Larimar(通称ラリマー)】は、自宅では出来ない保護活動を、施設にスペースを借りて頑張るボランティアの集まりです。
「保護して下さい」と言うだけなら、誰にでも出来ます。
でもそれは丸投げで、猫のために何かした内には入りません。
もっと踏み込んで、その猫の医療費やゴハン代などを負担出来る人、譲渡会を手伝える人からの依頼のみ受け付けています。
本作は、ラリマーの保護活動や、石垣島の猫ボランティアについて書いた作品です。
スコア収益は、保護猫たちのゴハンやオヤツの購入に使っています。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる