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能天気カップル。
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「神楽は、ああいう根暗が好きなのかよ。」
俺はそうやって、教室までの廊下を独り言交じりに歩いていた。神楽は俺の幼馴染だ。あいつのことは、よく知っているつもりだったが、まさかここに来て、同性が好きだと知ることになるとは思わなかった。こればかりは気づかなかった。いつからだろうか。考えてみても検討が付かない。もしかすると、ここ最近なのだろうか。それにしては展開が急すぎる。今更になって、幼馴染のことが分からなくなっていた。
考え事をしていて、後ろから追手が来ていることに気が付かなかった。俺はいきなり、後ろから襲わられた。首に手が回されている。幸いなことに、その腕はずいぶんと細くて白くて、頼りなかった。
「朝からどうしたんだ?はるちゃん」
回された手が離された。そして、可愛らしい声が聞こえる。元気で明るい、俺の好きな人の声が。
「なーんだ!もう、ばれちゃったか―!おはよう!ダーリン!!」
俺はそうやって、教室までの廊下を独り言交じりに歩いていた。神楽は俺の幼馴染だ。あいつのことは、よく知っているつもりだったが、まさかここに来て、同性が好きだと知ることになるとは思わなかった。こればかりは気づかなかった。いつからだろうか。考えてみても検討が付かない。もしかすると、ここ最近なのだろうか。それにしては展開が急すぎる。今更になって、幼馴染のことが分からなくなっていた。
考え事をしていて、後ろから追手が来ていることに気が付かなかった。俺はいきなり、後ろから襲わられた。首に手が回されている。幸いなことに、その腕はずいぶんと細くて白くて、頼りなかった。
「朝からどうしたんだ?はるちゃん」
回された手が離された。そして、可愛らしい声が聞こえる。元気で明るい、俺の好きな人の声が。
「なーんだ!もう、ばれちゃったか―!おはよう!ダーリン!!」
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